薬で99%以上が除菌できる!ピロリ菌の検査と除菌治療

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ピロリ菌の検査

ピロリ菌の検査

胃がんにならないためには、ピロリ菌検査を受けてピロリ菌に感染しているかどうかを調べる必要があります。ピロリ菌の検査は、内科や消化器内科で受けることができます。

ピロリ菌に感染しているかどうかを調べる検査には、検査用の薬をのんだあとに吐いた息を調べる尿素呼気試験、血液や尿を調べる抗体検査、便を調べる便中抗原検査などの方法があります。より正確に判定するため、複数の検査が行われる場合もあります。世界的に最も正確にピロリ菌感染を診断できるとされている方法は、尿素呼気試験と便中抗原検査です。

ピロリ菌に感染していたら、胃の内視鏡検査を行います。内視鏡で胃粘膜の細胞を採取して行う迅速ウレアーゼ試験や鏡検法、培養法などで、胃炎や胃がんなどが起きていないか、胃の粘膜の状態を観察します。
胃炎や胃潰瘍がある人がピロリ菌検査を受ける場合は、健康保険が適用されます。胃の痛みなどがなく、自主的に検査を受ける場合は、内科、消化器内科、人間ドックなどに問い合わせた上で受けられます。全額自己負担で、3,000~5,000円ほどかかります。

薬によるピロリ菌の除菌治療

ピロリ菌の除菌治療
ピロリ菌の除菌治療

ピロリ菌検査で感染が認められた場合は、のみ薬による除菌治療を保険診療で受けることが可能です。
ピロリ菌の除菌は、がんを発生していない若いうちに行うのが良いのですが、12歳以下で行うと再感染のリスクがあるため、15歳から30歳までに行うのが適切とされています。

また、早期の胃がんは、内視鏡治療によってがん細胞を取り除くことができますが、治療後に胃のほかの場所に新たながんが発生する場合があります。ただし、治療後にピロリ菌を除菌すれば、新たながん発生のリスクを低下させることができます。ピロリ菌を除菌するには、まず2種類の抗生物質(抗菌薬)、アモキシシリンクラリスロマイシンと、胃酸によって抗生物質(抗菌薬)が効かなくなるのを防ぐためのカリウムきっ抗型胃酸分泌抑制薬プロトンポンプ阻害薬など胃酸の分泌を抑える薬、合計3種類の薬を、1日2回、7日間のみ続けます。これが1次除菌で、治療が終わってから1~2か月後に尿素呼気試験などピロリ菌の検査を行い、感染していなければ治療終了となります。
1次除菌後の検査でピロリ菌が残っていたら、2次除菌を行います。クラリスロマイシンをメトロニダゾールに変えて、再び3種類の薬を7日間のみ続けます。1次治療と2次治療を合わせると、除菌の成功率は99%以上です。

ピロリ菌除菌前後の内視鏡検査も重要

ピロリ菌の除菌は、多くの場合、胃がんになる可能性を大きく下げますが、ゼロにするわけではありません。なぜかというと、胃がんになるかどうかは、ピロリ菌がどれだけ長い間、胃にダメージを与え続けていたかが問題だからです。そこで、内視鏡検査で胃粘膜の萎縮の程度を確認します。

内視鏡検査が重要

内視鏡検査は、ピロリ菌の除菌治療前に受けますが、胃粘膜の萎縮があると診断された人は、除菌後も胃がんが発生していないかチェックするため、年に1回など、定期的に内視鏡検査を受けることをおすすめします。
中には、検査でピロリ菌が見つからなかったのに、胃がんになってしまうケースもあるので、50歳を過ぎたら、ピロリ菌感染の有無に関わらず、一度、胃の内視鏡検査を受けたほうがよいでしょう。

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