うつ病の症状とパターン

うつ病では、重症度を「軽症」「中等症」「重症」に分けるほか、「うつ病は初めてか、何回目か」「どのような特徴があるか(パターン)」などを確認します。また、うつ病にはさまざまな現れ方があり、代表的なものには「メランコリー」「非定型」「精神病性」の3つがあります。
メランコリーは最も典型的なパターンで、「自分を責める」ことが特徴です。症状としては、午前2時、3時に目が覚めて、その後眠れないといった「早朝覚醒」や、「食欲低下」「体重減少」などがみられます。
非定型は、基本的にメランコリーと逆のような特徴を示します。「他人の言動に過敏に反応して傷つく」ほか、「過眠」や「食欲増進」「体重増加」などの症状がみられます。
精神病性のうつ病は、現実の認識がうまくできなくなっている状態で、うつ病の中でも重度にあたります。「幻覚・妄想」を伴うのが特徴で、多くの場合、入院が必要になります。