糖尿病の治療2 注射 インスリン製剤、GLP-1受容体作動薬

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注射薬・インスリン製剤

注射薬・インスリン製剤

糖尿病の薬には自分で打つ注射薬(皮下注射)もあります。その多くはインスリン製剤で、すい臓のインスリン分泌の低下を補います。
自己免疫疾患などが原因で起こる1型糖尿病は、多くの場合、診断された時点でインスリンが分泌されていないため、最初からインスリン製剤が不可欠です。2型糖尿病は、インスリン分泌が徐々に低下するため、病気がかなり進行した段階でインスリン製剤を開始することが一般的です。
インスリン製剤は、すぐに効くものや緩やかに効くものがあり、たとえばインスリン分泌がすごく低下していれば、両者を組み合わせて1日4-5回の注射をしたり、インスリンのポンプを装着して機械でプログラムした量のインスリンを注入する方法もあります。
なお、インスリン製剤は、のみ薬以上に「低血糖」に注意しなければなりません。インスリン治療をしている人は、すい臓のインスリン分泌が低下しているため、インスリン製剤が血糖値を特に大きく左右しますが、血糖値が低くてもインスリンは効いてしまうからです。

注射薬・GLP-1受容体作動薬

インスリン製剤以外の注射薬として新しく登場したのがGLP-1受容体作動薬です。この注射薬(皮下注射)は、すい臓のインスリン分泌を促進する働きがありますが、DPP-4阻害薬とほぼ同じ仕組みなので、低血糖を起こしにくいことが特長です。
GLP-1受容体作動薬の効果は、DPP-4阻害薬より強く、血糖値がかなり高い人などにも使用されます。食欲を抑える作用もあるため、体重を落としたい人にも向いています。

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