食事の工夫や薬物療法が機能性ディスペプシア治療の第一歩

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普段の食事でできる対策

普段の食事でできる対策

機能性ディスペプシアが考えられる場合、治療の第1歩となるのが、自分でできる対策です。
特に重要なのは、胃に負担をかけない食べ方。食事はゆっくりよくかむように心がけ、お腹いっぱい食べずに腹八分目にします。食べてからすぐ活発に動くのは消化に悪いので、休憩を30分間とるなどしてすぐ動き回らないようにします。食事の内容を気にしすぎるとかえってストレスになるため、常識的な内容であれば、あまり気にしないほうがよいでしょう。
また、自律神経の働きを高めて、自律神経を元に戻すことも大切です。そのためには、十分な睡眠をとり、ウォーキングなど適度な運動を行い、禁煙することが大事です。こうした対策を1週間続けても改善がみられなければ、消化器内科など、早めに医療機関を受診してください。

薬による治療

薬による治療

機能性ディスペプシアと診断されて、生活習慣の見直しを1週間程度続けたものの一向に改善の兆しがないようなら、のみ薬による治療を行います。
早期満腹感や胃もたれがある場合は、胃の運動をよくするアコチアミドを使います。胃の痛みがある場合は、刺激を軽減するために胃酸の分泌を抑える薬を、ストレスが強く軽減が難しいと判断された場合は、抗不安薬を使います。
治療を2~3週間続けても症状が改善しない場合は、消化器専門医のもとで、内視鏡検査を受け、胃がんや胃潰瘍などの病気がないか詳しく調べたり、ピロリ菌検査を受けたりすることをおすすめします。