手は骨、腱、腱鞘、神経で構成されている

手は27個の骨からできています。このたくさんの手の骨を動かすことができるのは、筋肉と骨を結び付ける「腱(けん)」というひも状の組織があるからです。
前腕の筋肉からのびている腱は、手のひら側と手の甲側に手首から指先まで通っていて、骨と筋肉を結びつけています。この腱が引っ張られることで骨・関節が動きます。
腱が骨から離れないように、「腱鞘(けんしょう)」という鞘のような組織で覆われています。さらに、「神経」が、手首からそれぞれの指先へと枝分かれして伸びています。
本当は怖い手指の痛み・しびれ 命に関わる病気の可能性も
複雑で精密な動きが可能な手指。この手指に「痛み」や「しびれ」が起こる病気はたくさんあります。
特に、「しびれ」は命に関わる病気の可能性もあるので、特徴的な症状を知っておきましょう。手の病気だと思ったら、実は脳や全身の病気だったということもめずらしくありません。