睡眠時無呼吸とは

睡眠時無呼吸は、睡眠中に無呼吸が繰り返し起こる病気です。正常な人では仰向けに寝ても、のどの奥は十分に空気の通り道が保たれていますが、睡眠時無呼吸の人では、仰向けに寝ると、のどにある軟口蓋が下がり、気道の間が狭くなってしまいます。さらに、舌の根もとも落ち込んでしまうようになり、ますます気道が狭くなってしまうのです。こうした無呼吸を、とくに閉塞性睡眠時無呼吸といいます。一般に、"睡眠時無呼吸"という場合は、この閉塞性睡眠時無呼吸のことを指します。
閉塞性無呼吸の多くは、肥満によって引き起こされます。これは、のどのまわりなどに脂肪が蓄積し、仰向けに寝ることで、気道を圧迫するからです。