疲れ目とは違う?眼精疲労の症状と原因、対策とは

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眼精疲労とは

眼精疲労とは

眼精疲労と"疲れ目"は同じものだと思われがちですが、実は違います。
疲れ目は一時的なもので、休息や睡眠をとれば自然に回復し、体への悪影響もほとんどありません。一方、眼精疲労は、眼痛やかすみ、充血といった目の症状以外に、体の別の部位にも影響を及ぼし、慢性的に頭痛や肩こりなどの症状が現れることもあり、休息や睡眠では回復しません。
眼精疲労の原因は多岐にわたりますが、そのうち目の筋肉の疲労である"こり"が原因で起こることがあります。
目の筋肉の疲労が関係する眼精疲労として、遠視と間欠性外斜視や外斜位があります。

遠視

遠視の人では、眼鏡を使用していないと、遠くのものをみる際も毛様体筋を緊張させてピントをあわせます。近くをみる際にはさらに毛様体筋の緊張が強くなり、これが持続すると眼精疲労を生じます。

間欠性外斜視、外斜位

間欠性外斜視や外斜位の人はリラックスしていると両眼の視線が開いて1点で交わりません。そのために左右の目の鼻側にある内直筋を緊張させて、寄り目をさせる必要があります。これが持続すると眼精疲労を起こします。

眼精疲労の原因

眼精疲労の原因

眼精疲労のうち、目の水晶体の厚みを調整する筋肉「毛様体筋」の"こり"が原因の場合はいくつかあり、適切な対処で解決できます。

長時間の手元の作業

遠くも近くも見える正視や眼鏡で矯正している近視の場合、パソコン作業や読書などで近くを見続けると、毛様体筋は緊張し続けています。作業が1~2時間以上続く場合は、途中で遠くの景色を見て、毛様体筋をリラックスさせましょう。

暗いところでの手元の作業

光を取り入れる働きをしている瞳孔(瞳)は、明るい所では小さく、暗い所では大きくなります。暗い所で読書をすると、瞳孔が大きいためピントを合わせにくくなり、毛様体筋に負担がかかり、眼精疲労が起こりやすくなります。読書などは明るい所で行うようにしましょう。

遠視の場合

遠視の人は、毛様体筋がリラックスしているとピントがどこにも合わないため、遠くを見るときも近くを見るときも毛様体筋が緊張しており、眼精疲労を起こしやすくなっています。適正な度数の凸レンズの眼鏡やコンタクトレンズを使うと、遠くを見るときには毛様体筋がリラックスでき、眼精疲労が緩和されます。

度の強すぎる眼鏡の使用

近視の人が度の強すぎる眼鏡を使っていると、常に毛様体筋が緊張して眼精疲労を起こしてしまいます。眼鏡の度が強すぎる過矯正眼鏡をしていても、遠くがよく見えるため不適正とは気づかずに使い続けるケースがあります。適正な度数の眼鏡に変更しましょう。