腱板断裂の手術方法とは?腱板修復術、対象者、術後の注意点を解説

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腱板断裂の手術対象者は

腱板断裂の手術を行う対象者を示した図

腱(けん)板断裂がある人で手術が勧められるのは、60歳以下で活動的な生活によって断裂が進行しやすい場合(特に肩を使う仕事やスポーツをする人)、薬や運動療法で痛みが抑えられても、腕に力が入らず十分上がらない場合などです。70歳以上でも、痛みがしつこく続く場合には手術が検討されます。

腱板断裂の手術内容

腱板修復術

腱板修復術

腱板断裂の手術としては、腱板修復術が広く行われており、多いのが上腕骨の上部にアンカー(糸付きのネジ)を差し込んで上腕骨に腱板を縫いつける方法です。断裂が大きく、腱板の長さが足りないなどで腱板修復術ができない場合は、大たい筋の筋膜を移植する手術が検討されます。

リバース型人工肩関節置換術

リバース型人工肩関節置換術

高齢者で腱板修復ができない広範囲断裂などでは、リバース型人工肩関節置換術を行うことがあります。このリバース型人工肩関節は、2014年から日本でも使われるようになった画期的な手術で、肩甲骨の受け皿側をボウル、上腕骨のボウル側を受け皿というふうに、逆の組み合わせにすることから、リバース型と呼ばれています。

リバース型人工肩関節により、以前は困難であった腕をあげる動きを取り戻せるようになっています。ただし、どの手術の場合も、手術後の筋力トレーニングなどのリハビリを根気よく続けることが必要です。