がんこな便秘

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便秘のタイプ

便秘のタイプ

便秘とは、週3回未満しか排便がなく、「便が硬い」「強く力む」「残便感」「腹部の不快感」などがあり排便が困難な状態のことです。便秘で悩む人は、60歳未満までは圧倒的に女性に多く見られますが、60歳以降になると、男女ともに増えてきて、80歳を過ぎると逆に男性の方が多くなります。
便秘は、原因によって大きく3つのタイプに分けられます。「便の通過が遅いタイプ」は、女性ホルモンが影響する便秘です。「便の出口が緩まないタイプ」は、老化による筋肉の衰えが原因で、特に高齢の男性に多く見られます。もう1つが、大腸や肛門に異常がないのに便秘になる「現代型」と呼ばれるタイプです。ダイエットで食事の量が減ると便意が起こるまでに時間がかかって便が硬くなる、トイレを我慢することが多いと便意を感じにくくなる、などが原因です。

自分でできる対策

自分でできる対策

便秘は、自分で対策をして改善することが可能です。まず食生活では、食事を抜くと便がつくられないので、1日3食欠かさずとります。特に朝食は必ずとりましょう。また、食物繊維には便を軟らかくしたり便の量を増やしたりする作用があるので、野菜、果物、きのこ、海藻などを積極的にとりましょう。ただし、便の通過が遅いタイプの便秘の場合は、おなかが張ってしまうことがあるので食物繊維のとりすぎに注意が必要です。ほかにも、水分をしっかりとることや、善玉菌を増やす食物をとって腸内環境を整えることなども心がけましょう。
排便の習慣も大切です。食後は意識してトイレに行き、会社や学校などで便意を催した場合は、迷わずトイレに行くようにします。排便時には、しゃがんだ姿勢が理想的です。洋式トイレの場合は、背骨と太ももの角度が約35度になるように前かがみになるのがポイントです。小柄な人は、踏み台を使うとよいでしょう。腹筋を鍛えたり、生活のなかで体をよく動かすことも大切です。
便秘対策に取り組んでも改善しない場合、医療機関では主に薬による治療が行われます。便を軟らかくして排便を促す緩下剤として、ルビプロストンという日本で32年ぶりの新しい便秘薬も登場しています。

この記事は以下の番組から作成しています

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