早期発見で進行を抑える 緑内障の検査と治療

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緑内障の検査

緑内障で欠けた視野は元に戻すことができないため、早く発見して治療を開始することが大切です。緑内障を診断するためには、視力検査、眼圧検査、眼底検査、隅角検査、視野検査が行われます。これらの検査の結果から、総合的に緑内障かどうかを診断します。
健康診断や人間ドックでも、視力や眼圧の検査は行われますが、それだけで緑内障を診断することはできません。視力が低下するのは緑内障がかなり進行した段階であること、日本人の緑内障は眼圧が正常範囲にあることが多いからです。
40歳を過ぎたら緑内障を起こしやすくなるので、数年ごとに眼科を受診し、眼底や隅角、視野検査を受けることをお勧めします。

緑内障の治療

緑内障の治療

緑内障治療の中心は、点眼薬による眼圧を下げる「眼圧下降治療」です。障害された視神経が元に戻ることはありませんが、生涯、視野を保つのに有効であることは確認されています。点眼薬を使用しても、徐々に障害が進むことはありますが、将来の失明を回避できることが多いのです。眼圧が正常なタイプにも、目薬を使うことで進行を抑えることができます。
隅角が詰まったり閉じたりしている場合や、目薬を使っても眼圧が下がらない場合には、レーザー治療や手術を行い、房水を流れやすくして眼圧を下げます。

目薬には、房水を流れやすくする「プロスタグランジン関連薬」と、房水の量を減らす「β遮断薬」「炭酸脱水酵素阻害薬」などがあります。
前者と後者を組み合わせたり、3種類以上を併用する場合があり、最近では配合剤も出ています。複数の目薬をさす場合には、それぞれ5分以上間隔をあけることが必要です。
目薬をさすときには、次の4つのポイントに注意してさしましょう。目薬をうっかりさし忘れないことも大切です。

【点眼薬のさし方のポイント】

  • 容器がまつ毛に触れないようにする
  • たらすのは一滴
  • まばたきをせず、軽く目を閉じる
  • 目頭を軽く抑える

この記事は以下の番組から作成しています

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    目の病気 最新情報「緑内障」