ストレスが影響する病気

ストレスは体と心のさまざまな病気や症状に影響を与えます。ストレスが関係して病気を引き起こしている場合、ストレスにどう対処するかが大切な治療になります。
体に現れる代表的な症状に頭痛があります。片頭痛、緊張型頭痛のどちらにもストレスの影響があるといわれています。特に、首から肩にかけての筋肉の緊張が原因の緊張型頭痛では、筋肉を緩めたり気分転換をしたりしてリラックスすることが大切です。
また、体がフワフワするように感じるめまい(浮動性めまい)は、ストレスが関係していることが多いとされています。ぜんそく、アトピー性皮膚炎といったアレルギーの病気も、ストレスによって起こりやすくなったり、悪化したりすることがあります。ほかにも、高血圧、心臓病、胃痛、下痢・便秘、腰痛、更年期障害など、さまざまな病気がストレスの影響を受けています。
うつ病や不安症(不安障害)といった心の病気にも、さまざまなストレスが関係しています。大きなストレスがかかることで脳の機能に何らかの失調が起こり、心や体に症状が現れます。
社会生活を送るうえでストレスは避けられません。たまり過ぎていないかときどき点検し、早めに対処するようにしましょう。