骨粗しょう症の薬が原因の「非定型大腿骨骨折」
股関節に痛みを引き起こす原因の多くは「変形性股関節症」ですが、それ以外の原因でも股関節の痛みが現れるものがあります。

骨粗しょう症の治療薬「ビスホスホネート」を長年服用していると、まれに「非定型大腿骨(だいたいこつ)骨折」を起こすことがあります。非定型大腿骨骨折は、負担がかかった箇所が隆起し、そこからまっすぐ横に折れる特殊なタイプの骨折です。ビスホスホネートは治療効果のメリットが大きい薬ですが、長期間服用していたり、服用していて股関節に痛みを感じたりした場合は、専門医に相談してください。