ドライアイやドライマウスが初期症状 シェーグレン症候群とは

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シェーグレン症候群の症状

シェーグレン症候群は、膠原病(こうげんびょう)のうち、関節リウマチに次いで患者数が多い病気です。膠原病とは、1つの病気の名前ではなく、20ほどの病気の総称で、自分を守ってくれるはずの免疫細胞が自分の体内の組織を攻撃してしまう「自己免疫の病気」です。膠原病には、関節の症状があり、結合組織の炎症があるといった共通の特徴もあります。

シェーグレン症候群の主な初期症状としては、次のようなものがあげられます。

多関節炎

ほとんどの膠原病と同様に、複数の関節に関節炎を起こし、腫れや痛みを生じます。

ドライアイ

涙の分泌が減少し、目が疲れやすくなったり、目がゴロゴロしたり、充血しやすくなったりします。

ドライマウス

唾液の分泌が減少するため、食べ物がのどを通りにくくなります。虫歯になりやすくなったり、口角に炎症を起こしたりすることもあります。
ほかにも、「唾液腺の腫れ」や、指先が白くなる「レイノー現象」などが起こります。

シェーグレン症候群の症状

症状の起こり方は人によって異なり、ある日突然症状を感じることもあれば、徐々に症状が強くなることもあります。疲労や加齢のせいと思って放置すると、「間質性肺炎」「腎炎」「中枢神経障害」などの重い臓器の障害が起こることもあります。
重度の臓器障害が起こるのは約3割と決して少なくないので、きちんと診断するためにも、気になる症状がある場合は専門医を受診することが大切です。また、シェーグレン症候群の場合、ほかの膠原病を併せもつことが多いので、必ずほかの膠原病の可能性も調べます。

シェーグレン症候群の治療

シェーグレン症候群の治療

初期の場合、ドライアイには「人工涙液」の目薬、ドライマウスには「唾液分泌促進薬」を使って生活の質を上げるようにします。臓器に障害がある場合は、「ステロイドののみ薬」や、効果が不十分なら「免疫抑制薬」を使います。これらの自己免疫を抑える薬を使うことで、間質性肺炎や腎炎、肝炎、中枢神経障害などの進行を抑えます。