股関節の痛み 薬はどう使う?効果と注意点、変形性股関節症の薬物治療

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変形性股関節症の薬物療法

変形性股関節症の薬物療法

変形性股関節症は、進行度に合わせて治療方針が決められます。薬物療法は痛みが強い場合に行います。残念ながら根本的に治す薬はありませんが、炎症をおさえて痛みを軽減する為に「非ステロイド性抗炎症薬」を使用することがあります。一般的には内服薬を使いますが、外用薬や座薬を使うこともあります。重度の痛みに対してオピオイドやデュロキセチンという薬が使われることもあります。

症状が強すぎる場合や、手術ができないときは直接注射を行うこともまれにあります。ただ痛みは病気のサインでもありますので、痛みを抑えてしまうとそのサインを見逃し病気の発見が遅れる可能性があります。また、薬で痛みを抑えたために動きすぎてしまうと、股関節の軟骨のすり減りを早めてしまうことになりかねません。そのため薬物療法は注意しながら行います。

この記事は以下の番組から作成しています

  • きょうの健康 放送
    股関節の痛み 対処法「痛みの原因は?」