胃がん ピロリ菌感染では除菌治療が行われる

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ピロリ菌の検査

ピロリ菌の検査

胃がんにならないためには、ピロリ菌検査を受けてピロリ菌に感染しているかどうかを調べる必要があります。
ピロリ菌の検査は、内科や消化器内科で受けることができます。ピロリ菌検査には、内視鏡で胃粘膜の細胞を採取して行う迅速ウレアーゼ試験や鏡検法、培養法などや、血液や尿を採取して行う抗体測定、呼気や便を採取して行う尿素呼気試験、便中抗原検査など、様々な方法があります。
世界的に最も正確にピロリ菌感染を診断できるとされている方法は、尿素呼気試験と便中抗原検査です。

ピロリ菌の除菌治療

ピロリ菌検査で感染が認められた場合は、除菌治療を保険診療で受けることが可能です。
ピロリ菌の除菌は、がんを発生していない若いうちに行うのが良いのですが、12歳以下で行うと再感染のリスクがあるため、15歳から30歳までに行うのが適切とされています。
早期の胃がんは、内視鏡治療によってがん細胞を取り除くことができますが、治療後に胃のほかの場所に新たながんが発生する場合があります。ただし、治療後にピロリ菌を除菌すれば、新たながん発生のリスクを低下させることができます。
ピロリ菌の除菌は、アモキシシリンとクラリスロマイシンなどの抗生物質と、胃酸の分泌を抑える薬を1日2回7日間服用します。その後、尿素呼気試験などを行って除菌できているかを確認します。陽性の場合は、薬を代えて二次除菌を行います。この2段階の治療によって、ほとんどの場合、除菌できます。