自覚症状がない!?破裂すると命の危険もある大動脈瘤(だいどうみゃくりゅう)とは

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命取りになることも・・・大動脈瘤とはどのような病気なの?

大動脈瘤ができやすい場所

大動脈瘤は、体の真ん中を通り、心臓に直接つながっている最も太い動脈「大動脈」の一部がふくらんでしまう病気です。大動脈の太さは、成人では直径約2cm、長さは約50cmあります。心臓から流れる血液は、この大動脈から頭や腕、下半身に流れる動脈へと枝分かれしていきます。

大動脈瘤は、大きく胸部大動脈瘤と腹部大動脈瘤の2つに分けて考えます。胸部大動脈瘤は、大動脈が弓のように大きく曲がった部分(大動脈弓)に多く起こります。腹部大動脈瘤は、最も多い大動脈瘤で、多くは大動脈が左右の脚に分かれる少し上流(手前)にできます。

大動脈瘤は、無症状のまま徐々に大きくなるのが特徴です。大きくなると、風船と同じで突然に破裂して大出血を起こし、命取りになります。血圧が急激に低下して意識を失うこともあります。

自覚症状がない!?大動脈瘤の症状とは

大動脈瘤では通常、破裂するまでは自覚症状が現れません。まれに前兆に気づけることがあるので、見逃さないようにしましょう。

大動脈瘤が大きくなると現れる症状

胸部大動脈瘤の主な症状

胸部大動脈瘤では、瘤が大きくなると声帯を動かす神経が圧迫されて麻痺(まひ)することがあり、しわがれた声やむせ込みやすくなることがあります。破裂すると胸や背中に激しい痛みが起こります。

腹部大動脈瘤の主な症状

腹部大動脈瘤では、お風呂に入った時など、自分でおなかに脈打つかたまりに気づくことがあります。破裂すると、おなかや腰に激しい痛みが起こります。

大動脈瘤が発症する主な原因

大動脈瘤が起こる原因は、動脈の老化(変性)です。高齢者・高血圧や脂質異常症のある人・喫煙する人・家族に大動脈瘤を発症した人など危険因子がある場合は、大動脈瘤の危険があるので、一度検査を受けるようにしましょう。