動脈硬化は食事を改善することで予防できる
動脈硬化を引き起こす原因の1つにあげられるのが、食生活です。食事の中の脂分を控えることで動脈硬化を防ぐことができます。動脈硬化に関係するLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が上がらないようにすることが重要です。
肉の脂肪に含まれる飽和脂肪酸に注意

血液中のLDLコレステロールが多いと、動脈硬化が進行しやすくなるので、脂質の摂取に気をつけてLDLコレステロールを増やさないようにしましょう。
肉などの脂肪には、LDLコレステロールや中性脂肪を増やす飽和脂肪酸が多く含まれています。日本人の食事摂取基準では、飽和脂肪酸は、総摂取エネルギーの7%以下にする必要があるため、1日2000キロカロリー摂取する人の場合で、1日140キロカロリー以下に抑えます。牛バラ肉なら、1日100グラムが上限です。牛バラのほかに飽和脂肪酸が多く含まれている食品に、鶏皮、ベーコン、バターなどがあります。