季節の変わり目や、屋外と屋内の温度差が激しいときに起こりやすい「寒暖差による不調」。けん怠感や体のコリから生じる痛みなどが特徴です。体温調節を行う自律神経の失調によって、血行不良などが生じることが原因のひとつと考えられています。そこで今回は、東京有明医療大学・教授の安野富美子さんに、自律神経を整え、寒暖差による不調の改善が期待できるツボを教えてもらいます。
※ツボは、くれぐれも「押しすぎない」よう注意してください

三陰交(さんいんこう)

【ツボの位置】
内くるぶしの高いところから膝に向かって指4本分のところ。
【効果】
生理痛・月経不順など女性特有の症状、冷え・むくみの改善が期待できます。
百会(ひゃくえ)

【ツボの位置】
頭のてっぺんにあり、両耳の先を結んだ線と正中線が交わるところ。
【効果】
頭痛や肩コリ、気分の改善が期待できます。
少し強めに押すと目覚めによく、やさしく押すとリラックスによいとされます。
外関(がいかん)

【ツボの位置】
手首の外側、シワのできる部分の中央から肘に向かって指3本分のところ。
【効果】
頭痛や疲れ、むくみやめまいの改善が期待できます。
【押すときのポイント】 ※すべてのツボに共通
指の腹をツボに置き、息を吐きながらゆっくり垂直に押す。
3~5秒ほど押し、ゆっくり緩める。左右で3~5回繰り返す。