腫瘍が発生する部位によって症状が異なる脳腫瘍とは

更新日

脳腫瘍とは

脳腫瘍は、頭蓋骨の中にできるすべての腫瘍を指し、タイプによって症状や治療法が異なります。主な症状には、「起床時の頭痛」「吐き気がないのに突然起こるおう吐」「片側だけに起こるしびれや運動まひ」などがあり、ほかにも発生する部位によって特有の症状が現れます。
脳腫瘍には多くの種類がありますが、患者数が多いのは、下記に上げる4タイプです。

脳腫瘍とは
  1. グリオーマ(神経膠腫)脳の内部(脳実質)にでき、ほとんどが悪性。発生した部位により運動障害や言語障害などさまざまな症状が現れます。
  2. 髄膜腫 頭蓋骨の内側にあるくも膜が増殖する腫瘍。グリオーマと同じく運動障害や言語障害など発生する部位によってさまざまな症状が現れます。
  3. 下垂体腺腫 ホルモン分泌を司る下垂体に発生する腫瘍。ホルモンの分泌量が変化して、血圧上昇、顔の輪郭の変化、視力低下、女性では月経不順や妊娠していないのに母乳が出る乳汁分泌などの症状が現れます。
  4. シュワン細胞腫 聴神経や三叉神経に発生する腫瘍。聴力障害や顔のしびれなどが起こります。

髄膜腫、下垂体腺腫、シュワン細胞腫はほとんどが良性です。治療法の進歩によって良性の腫瘍自体が原因で患者さんが亡くなることはほとんどなくなりました。悪性の場合でも、脳の機能を保ちながら延命できる治療法が新たに登場しています。