痛風・高尿酸血症の人におすすめ!尿酸値を下げる運動

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尿酸値を下げるのは低強度の運動

尿酸値を上げる原因のひとつは「肥満」です。
そのため、運動で消費エネルギーを増やして肥満を解消することが、尿酸値を下げるための近道です。しかし、重い負荷がかかる高強度の運動は、体内にプリン体を大量に作り出し、結果的に尿酸値を上げてしまいます。そのため、尿酸値を上げない低強度の運動がすすめられます。
「低強度」がどの程度をさすかは人によって違うため、「運動習慣のない人」と「スポーツをしている人」に分けて、低強度の運動をご紹介します。

おなかを鍛える運動

それぞれの運動の内容は下記で確認できます。

運動習慣のない人

仰向けで両腕を天井に向けて伸ばし、90度まで両膝を上げる

(1)仰向けになり両腕を天井に向けて伸ばし、90度まで両膝を上げます。

腰をそらないようにする

(2)腰を反らないように注意しながら、片脚を遠くに伸ばしゆっくり元に戻します。

左右交互に10回。これを1日3セット行います。

スポーツをしている人

仰向けで両腕を天井に向けて伸ばし、 90度まで両膝を上げる。

(1)仰向けになり両腕を天井に向けて伸ばし、90度まで両膝を上げます。

片脚を伸ばすと同時に、伸ばした足と反対の腕を耳の横まで伸ばします。

(2)片脚を伸ばすと同時に、伸ばした足と反対の腕を耳の横まで伸ばします。

左右交互に10回。これを1日3セット行います。

背中の筋肉を鍛える運動

それぞれの運動の内容は下記で確認できます。

運動習慣のない人

タオルの両端を握り両腕を上に上げます。

(1)壁の前にあぐらをかいて座り、壁に背中をつけたら、タオルの両端を握り、両腕を上に上げます。

肩甲骨を引き寄せるようにタオルを頭の後ろに通し、 元に戻す

(2)肩甲骨を引き寄せるようにタオルを頭の後ろに通し、元に戻します。

【ポイント】
壁から背中が離れないように行いましょう。

この一連を10回。1日に3セット行います。

スポーツをしている人

うつ伏せに寝てタオルの両端を握ったら、上半身を少し浮かせた状態で腕を前に伸ばす

(1)うつ伏せに寝てタオルの両端を握ったら、上半身を少し浮かせた状態で、両腕を前に伸ばします。

肩甲骨を引き寄せるようにタオルを頭の後ろに通し、元に戻す

(2)肩甲骨を引き寄せるようにタオルを頭の後ろに通し、元に戻します。

この一連を10回。1日に3セット行います。

胸の筋肉を鍛える運動

それぞれの運動の内容は下記で確認できます。

運動習慣のない人

肩幅よりやや広めに両手をつき、両膝をつける

(1)床に肩幅よりやや広めに両手をつき、両膝をつきます。手は外側に向けましょう。

肘を曲げて胸を床に近づけたら、最初の状態に戻す

(2)背すじを伸ばしたまま、肘を曲げて胸を床に近づけたら、最初の状態に戻ります。

この一連を10回。これを1日に3セット行います。

スポーツをしている人

両手をつき、つま先をつく

(1)床に肩幅よりやや広めに両手をつき、つま先をつきます。
手は外側に向け、頭からかかとまでが一直線になるようにします。

背すじを伸ばしたまま、肘を曲げて胸を床に近づけたら、最初の状態に戻す

(2)背すじを伸ばしたまま、肘を曲げて胸を床に近づけたら、最初の状態に戻ります。

この一連を10回。これを1日に3セット行います。

足の筋肉を鍛える運動

それぞれの運動の内容は下記で確認できます。

運動習慣のない人

椅子や台に座り、手は腰の位置に、足は肩幅に広げます。

(1)高さ40cmぐらいの椅子や台に座り、手は腰の位置に、足は肩幅に広げます。

立ち上がり、腰を落として最初の状態に戻す

(2)背筋を伸ばしたまま立ち上がり、そのまま腰を落として最初の状態に戻します。

この一連を10回。1日に3セット行います。

スポーツをしている人

椅子や台に座り、手は腰の位置に足は肩幅に広げる

(1)高さ40cmぐらいの椅子や台に座り、手は腰の位置に、足は肩幅に広げます。

立ち上がってそのまま腰を落とし、椅子にお尻をつけないようする

(2)背筋を伸ばしたまま立ち上がり、そのまま腰を落とし、椅子にお尻をつけないようにします。

この一連を10回繰り返し、1日に3セット行います。

この記事は以下の番組から作成しています

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