【動画つき】脂肪肝改善!「肝炎体操」

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脂肪肝肝臓

筋力トレーニングによって大きな筋肉を鍛えると、マイオカインと呼ばれる物質が筋肉から分泌されます。このマイオカインが肝臓に届くと、肝臓の細胞が中性脂肪をエネルギーに変える働きが促進されます。その結果、中性脂肪が減って脂肪肝が改善することがわかったのです。
そこで、久留米大学医学部 川口巧准教授らは、脂肪肝を効率よく改善できる「肝炎体操」を考案しました。

ウォーミングアップ

肝炎体操のウォーミングアップ

大きく腕を振って、その場で足踏みをします。目標は20回です。

【筋トレ①】おじぎ運動

「脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)」という背中の筋肉を鍛えます。

おじぎ運動のやり方
顔を前に向けて行うのがポイント

腕を胸の前で交差し、ひざを軽く落としたら体をゆっくり前に倒して、元に戻します。

【ポイント】
下を向かず、顔は前に向けます。

【筋トレ②】スクワット

お尻の「殿筋(でんきん)」や、太ももにある「大腿四頭筋(だいたいしとうきん)」などの大きな筋肉を鍛えます。

スクワット

腕を胸の前で交差し、ゆっくりひざを曲げて体を落としていき、元に戻します。

スクワットするときの良い例と悪い例

ひざがつま先よりも前に出たり、内股になったりすると効果が不十分になってしまうので気をつけましょう。

【筋トレ③】タオルプルダウン

この運動のターゲットは、背中の大きい筋肉「広背筋」です。

肝炎体操、タオルプルダウンのやり方
両手でタオルを握り背中に引きつけるように下す

両手でタオルを握ったら、背中にひきつけるようにゆっくりと下ろして、戻します。

腕を高く上げられない場合、腕の前で行う

肩が高く上げられない人は、胸の前にひきつけるやり方でもOKです。

【筋トレ④】つま先立ち運動

※転倒を避けるため、壁や椅子を支えにして十分注意して行ってください。

つま先立ち運動のやり方
かかとをまっすぐ上げておろす

まずは肩幅程度に足を開きます。
そしてかかとをまっすぐ上げて、おろします。

ストレッチ

壁に手をついて行うストレッチ

壁に手をついて、ふくらはぎを片方ずつ伸ばします。かかとは地面につけておきましょう。

片足20秒を目安にストレッチする

ひざを下げることで、より広範囲のふくらはぎをストレッチできます。片足20秒を目安に行いましょう。

肝炎体操の種類一覧

それぞれの筋トレ(上の写真の青で囲んだ部分)は1日10回が目標ですが、最初はできる回数から始めましょう!

この記事は以下の番組から作成しています

  • チョイス 放送
    脂肪肝と言われたら