肋間(ろっかん)神経痛とは、肋骨一本一本に沿って背骨から伸びている肋間神経が何らかの理由でダメージを受け、痛みが現れる症状です。背中から胸にかけてビリビリとした激しい痛みが走るのが特徴です。
肋間神経痛を和らげる3つの運動を理学療法士の松原貴子さんに教えていただきました。準備運動として5~15分ほどウォーキングをした後に行うとさらに効果的です。
①腕回し
腕を回すことで、肋骨周りの筋肉を動かすことができます。
- 両手を肩に乗せ、ひじで円を描くように後ろに大きく回す。
- 前にも回す。
※無理のない範囲で動かしてください。
②肋骨周りのストレッチ
肋骨と肋骨の間の関節と筋肉を伸ばすストレッチです。
- 右手を右肩に、左手を右の腰骨に置く。
- 右手と左手の間を引き離すようにして体を真横に倒す。
※体が前に倒れないようにする - 左側も同様に行う。
【ポイント】
息を吐きながら倒す。息を吐くことで筋肉がやわらかくなります。
③ボール運動
脇腹の筋トレとストレッチを行うことができます。
- 両手でボールを持ちあげる。
- 体を左右に倒す。
【ポイント】
息を吐きながら倒す。
※痛みで手が上がらない場合はボールを前で持ってください。