新型コロナウイルスの影響もあって、不安やストレスからメンタルに不調を感じている人も少なくないと思います。東洋医学には、「心身一如(しんしんいちにょ)」といって、こころと身体がつながっているという考え方があります。さまざまな身体の不調をやわらげることで、こころの状態も改善していきます。国内外の研究から、「こころに効く」ことがわかってきた専門家イチオシのツボをご紹介します。

不安やストレスを感じた時、手軽に押せるツボ
東京有明医療大学 教授の安野富美子さんに、不安症などの治療で使われているツボを9つ挙げていただきました(上の画像)。
その中でも、手軽に押せるツボをご紹介します。
内関(ないかん)
プレゼンの前で緊張している時や、外出自粛で家にいて不安を感じている時などに、簡単にセルフケアできるツボが、「内関」です。

ツボの位置:「内関」の位置は、手首のしわから指3本分のところ
合谷(ごうこく)
同じく「手」にあるツボで、万能ツボの1つとして知られている「合谷」も、こころをリラックスさせる効果が期待できるツボです。

ツボの位置:「合谷」の位置は、手の親指と人差し指の間
百会(ひゃくえ)

ツボの位置:「百会」の位置は、頭のてっぺんにあるツボ。押すとちょっと他の場所よりもやわらかく感じる部分
【押すときのポイント】※全てのツボで共通です
- 指で5秒かけてゆっくり押す。3秒止めてからゆっくり離す。
- 3~5回ほど繰り返す。
- 強さは「気持ちがいい」程度で。押し過ぎには注意。
この記事は以下の番組から作成しています。

東洋医学ホントのチカラ「今こそ元気に!健康長寿SP」
2021年2月27日(土)午後7:30~[総合]