「便秘」と「便失禁(便がもれる)」が同時に起こった場合の対処法

更新日

便失禁 便秘 大便がおかしい 下痢がある 便秘が続く 肛門

下剤・便秘薬に注意!いつ流性便失禁

下剤をのむといつ流性便失禁がおこる

高齢者の場合、さまざまな生理機能が低下しているため、便秘便失禁が同時に起きている例が多くみられます。加齢などが原因で、肛門括約筋の収縮力が低下したり、直腸の感覚が鈍くなったりすると、便が排泄されず、直腸に肛門を通らないくらい“大きな便の塊”ができてしまうことがあります。

そこで、その便秘を治すため、一般的によく服用するのが下剤・便秘薬です。下剤は、大きく固まってしまった便には効果はなく、それ以外の便が緩くなります。このような状態になると、緩くなった便が、固まった便の周りを通って肛門へと下りてきます。大きな便の塊がしばらくあったことで、肛門括約筋の感覚はさらに鈍くなっているため、緩くなった便がもれてしまうのです。これは、「いつ流性便失禁」といって、高齢者に比較的多い便失禁です。

便が直腸内に大きく固まってしまった場合は、一度、浣腸(かんちょう)などで直腸内を空にした後、薬を使って便の硬さの調整をすると良いでしょう。便秘気味の方は、日頃から非刺激性の下剤や便秘薬を上手に使用するなどして、定期的な排便を心がけてください。便秘を予防するのも、便失禁を防ぐには重要なことなのです。

便の形や硬さを知って便秘を予防する

便失禁 おすすめの治療法「挿入型肛門用失禁装具」とは?

詳しい内容は、きょうの健康テキスト 2020年7月号に詳しく掲載されています。

きょうの健康テキスト
テキストのご案内
※品切れの際はご容赦ください。
購入をご希望の方は書店かNHK出版お客様注文センター
0570-000-321まで
くわしくはこちら

この記事は以下の番組から作成しています

  • きょうの健康 放送
    トラブル解決!尿と便「便失禁を治す!生活習慣と薬」