新しい「免疫チェックポイント阻害薬」で進行皮膚がんの生存率が向上 メラノーマの最新治療

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メラノーマの治療

メラノーマの治療

メラノーマの治療は手術が中心で、早期であれば5年生存率は95%以上です。しかし、進行して肺、肝臓、脳、骨などに転移した場合は、手術による治療は困難で、薬物療法が中心になります。
手術ができないメラノーマに対して、新しい薬による生存率向上が期待されています。2014年から免疫チェックポイント阻害剤ニボルマブ、2015年からはイピリムマブが使えるようになりました。ニボルマブは2週間ないし3週間に1回、イピリムマブは3週間に1回の割合で静脈から点滴を行います。ニボルマブの臨床試験では、28%でがんが縮小・消失しています。また、イピリムマブは、3年生存率が22%で、その後の生存率がほとんど低下しません。がんが消失しなくても、共存しながら延命しているケースもあります。
免疫チェックポイント阻害剤による副作用には、かゆみ、下痢、肝機能障害、甲状腺機能障害、間質性肺炎などのほか、重症筋無力症や、突然発症する糖尿病、腎炎などがあります。また、従来のがん治療では見られなかった特殊な副作用が出る可能性もありますので、主治医とよく相談して治療方法を慎重に判断する必要があります。