「ピントレ」は、ガッテン!が名付けたもの。その方法は、手を前に突き出してゆっくり腰を下ろしていくだけの単純な動きで、いわば「スロースクワット」です。このトレーニングを続けると、なぜか糖と脂肪をダブルで消費できるようになり、血糖値が上がりにくい体質を手に入れることができるというのです。一体なぜ?

その秘密が、"ピンク筋"です。通常、人間の筋肉は、大きく分けて2つに分類されます。1つは持久力に優れ、脂肪を消費しやすい「赤筋」。もう1つは瞬発力に優れ、糖を消費しやすい「白筋」です。しかし、ピントレのような低強度のスクワットを繰り返し続けると、なんと白筋が"ピンク筋"に変化するんです!これは白筋の細胞の中に、脂肪を燃やしてエネルギーを生む「ミトコンドリア」という器官が増えたことを示しています。つまり、ピンク筋は赤筋と白筋の「いいとこどり」をした筋肉だと言えるんです。
ピンク筋を増やすトレーニングなので、ガッテン!はこのスロースクワットのことを"ピントレ"と命名しました。
※"ピンク筋"は正式な名称ではありません。
正式には「2a」や「FTa(Fast Twitch a)」と呼ばれています。