便秘解消・美肌効果のあるアンチエイジングに欠かせない「マグネシウム」

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ウエストダウンに効果あり!美容ミネラルのマグネシウム

くびれたウエストは、多くの⼥性にとって憧れのボディラインですが、実際、ポッコリおなかに悩む人は少なくありません。そんなお悩みの解消に、マグネシウムが大きな働きをすることがわかってきました。
マグネシウムはミネラルのひとつで、代謝をサポートする役割があります。

そもそも代謝の基本とは、食べ物から取り入れたブドウ糖を細胞の中でエネルギーに変えること。マグネシウムが細胞内にたくさんあると、ブドウ糖を取り込んでエネルギーに変換してくれるため、代謝が活発に行われます。
反対に、マグネシウムが不足するとブドウ糖が余ってしまいます。余ったブドウ糖は中性脂肪として蓄えられ、肥満の原因になってしまうのです。

さらにマグネシウムには、すでに溜まった中性脂肪の分解を促す役割もあります。マグネシウムをしっかりとれば、内臓脂肪が減少し、ポッコリおなかの解消につながります。

便秘や肌あれ解消にも期待大!

マグネシウムには、水分を引き込むという作用もあります。
そのため、腸内でマグネシウムが便中に水分を引き寄せ、便をやわらかく膨張させます。それにより、排便が促され、便秘の改善に期待できるのです。
最近では、便秘が改善すると腸の炎症が治まり、赤ら顔やニキビといった肌トラブルが解消されたり、肌代謝が上がり、美肌になったりすることがわかってきています。

アンチエイジングの要、マグネシウム

マグネシウムにはさまざまな役割がありますが、血管を若々しく保つ作用も見逃せません。
血管の壁には平滑筋という筋肉があります。マグネシウムが不足すると、筋肉のしなやかさが失われやすくなるため、この平滑筋の一部がけいれんして縮んでしまい、その結果、血管が細くなることにつながります。
また、長期間マグネシウム不足が続くと、血管が狭くなったまま硬くなる動脈硬化が徐々に進みます。すると、酸素や栄養が体のすみずみにしっかりと行き渡らないため、全身であらゆる老化が進んでしまうのです。

血管の壁にある平滑筋という筋肉
血管の壁にある平滑筋という筋肉の一部がけいれんすると血管が細くなる

潤い肌を作るマグネシウム入浴

マグネシウムは肌を整え、潤いを与える効果があるといわれ、入浴剤としても取り入れられています。
肌の一番上にある角層と呼ばれる部分は、潤いを保つバリア機能を果たす大切な場所。この角層が剥がれると、肌から水分が逃げ出してしまい、肌が乾燥し、ダメージを受けやすい状態に。

そこで、マグネシウム入りの入浴剤をぬるめのお湯に入れ、15分ほど浸かります。肌についたマグネシウムは、その一部が皮膚の組織に浸透し、肌の細胞分裂を促すため、角質が新しく作られるようになります。ある程度継続してマグネシウム入浴を続ければ、肌の水分量が保たれるようになり、潤い肌に整っていきます。

エプソムソルトと呼ばれる硫酸マグネシウムや、死海の塩にはマグネシウムが多く含まれています。⼀般に市販されている⼊浴剤のなかにもマグネシウムが多く含まれているものがあり、肌の代謝促進が期待できます。

日本人に不足しがちなマグネシウム

マグネシウム不足チェックシート

  • 疲れやすい
  • 日常的に偏頭痛がある
  • 足がつりやすい
  • 便秘が続いている
  • ストレスをよく感じる
  • うつの傾向がある
  • お酒をよく飲む
  • インスタント食品をよく食べる

チェックシートの項目は、マグネシウム不足で起こる症状や、マグネシウム不足をもたらす生活習慣です。
たとえば、ストレスがあると尿にマグネシウムがどんどん出ていってしまうので、マグネシウム不足になります。また、マグネシウムはアルコールを分解するときに必要なミネラルなので、お酒をよく飲む人は不足しがちになると考えられます。

マグネシウムの摂取量(2017年)

国が定めるマグネシウム1日あたりの推奨量は、30~40代の場合、男性は370mg、女性は290mgですが、実際に摂取している量は男性で約240mg、女性で約210mg。男女平均して約100mg以上不足しています。
チェックがついた人は特に食生活を見直して、マグネシウムを不足なくとるようにしましょう。

マグネシウムを効率的にとる方法

マグネシウムが多く含まれる食品

現代の日本人は食生活の変化によって、マグネシウム不足に陥りやすくなっています。戦後の食生活が欧米化し、特に穀物の摂取量が激減。大麦や雑穀を食べなくなったことで、マグネシウム摂取不足が続いているといえます。

そのため、日々の食事でこまめにマグネシウムを多く含む食材を取るよう、心がけましょう。
意識したい食材は、そば、バナナ、海苔、ひじき、豆類、ごこく(五穀)、豆腐、まっ茶、ごま、わかめ、野菜、魚、しいたけ、イチジク、昆布、かき(牡蠣)、いも、納豆、とうもろこし、くるみです。覚え方は「そばのひ孫と孫は(わ)やさしい子かい? 納得!」です。

「野菜」の中でもとりたいのは、ほうれんそうなど緑の濃い野菜です。また、主食を玄米に変えると、不足しているマグネシウムを補えます。さらに、玄米にプラスして納豆1パックを食べるだけでも、1日の目標摂取量をクリアすることができます。

マグネシウム補給! アンチエイジングレシピ

料理研究家の和田明日香さんに、マグネシウムが豊富なそば、豆腐、ごま、くるみ、昆布を使ったレシピを考えていただきました。一人あたり、130mgのマグネシウムがとれる一品です。

マグネシウムがとれるレシピ

【材料(2人分)】
・木綿豆腐 350g
・くるみ 30g
・ねりごま 大さじ2
・かつお節 1パック(5g)
・しょうゆ 大さじ2
・砂糖 小さじ2
・水 100mL

〈トッピング〉
・とろろ昆布 適量
・小ねぎ(小口切り) 1本分
・わさび 適量

・そば(乾麺) 180g~200g

  1. 豆腐、くるみ、ねりごま、かつお節をフードプロセッサーに入れ、しょうゆ、砂糖、水を加えて2分ほどかくはんします。これで豆腐だれのできあがり。
  2. 豆腐だれにトッピングをお好みで加えます。ゆでたそばに添えてできあがり。

この記事は以下の番組から作成しています

2019年4月16日(火)放送

美と若さの新常識「美を創るミネラル!マグネシウムの実力」