脳卒中や心筋梗塞などを引き起こすストレスの原因やチェック法

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うつ病 緊張型頭痛 イライラする うつ状態が続く 意欲の低下 こころ 全身

ストレスは万病のもと

ストレスは、心身の健康をむしばむ可能性があることがわかってきました。私たちがストレスを受けた時、副腎から「ストレスホルモン」が分泌され、血流に乗って全身の臓器に運ばれます。ストレスホルモンが心臓に運ばれると、心拍数が増えます。またストレスホルモンは、「自律神経(交感神経)」の活動も活発にし、血管を締め上げ、血圧を上昇させます。ストレスを受けることによって起こるさまざまな体の反応を、「ストレス反応」といいます。

私たちがストレスを受けた時、副腎からストレスホルモン」分泌される
自律神経(交感神経)の活動も活発にし、血管を締め上げ、血圧を上昇させます。

ストレスの原因が1つだけなら、ストレス反応は比較的治まりやすいのですが、複数の原因が重なってしまうと、ストレスホルモンが大量に分泌されてしまいます。その結果、心拍数が過剰に増加し、血圧が異常に高い状態になって、脳卒中や心筋梗塞などを引き起こすことがあります。

ストレスが脳卒中や心筋梗塞を引き起こす

ストレスに関わる病気

ストレスに関わる主な病気

ストレスに関わる病気には、「じんましん」「アレルギー」「胃炎」「胃潰瘍」「十二指腸潰瘍」「頭痛」「腰痛」「脳卒中」「心筋梗塞」「糖尿病」「がん」「うつ病」などがあります。

がんとストレスの関連

「がんとストレスの関係」について18年に及ぶ国立がん研究センターの調査では、「ストレスを長期間受けている人では、がんを発症するリスクが11%高くなる」ことが明らかになっています。詳しい理由はまだわかっていません。

ストレスの原因

ストレスの原因は、大きく2つに分けられます。

1つ目は「人生の節目に経験するできごと」です。進学・就職、転居・転勤、結婚・出産、別離・離婚、転職・昇進などがあります。2つ目は、「日常のできごと」です。仕事の負担(質や量)、いらだち、おちこみ・なげき、人間関係のトラブル、家庭内のトラブルなどが挙げられます。
一般には良いとされるできごとでも、そのときの状況にも大きく影響されます。

ストレスのサイン・チェック方法

体調や行動に「いつもとちがう」ところがないかどうかをチェックします。自分だけではなく、周りの人にもチェックしてもらうとよいでしょう。

いつもとちがうこと①「体調」

いつもとちがうところ「体調」

  • 睡眠
  • 食欲
  • 疲れ
  • 頭痛
  • かぜをひきやすい

いつもとちがうこと②「行動」

いつもとちがうこと「行動」

  • 集中力の低下
  • 休日明けは不調
  • 口数が少ない
  • あいさつが出来ない
  • つきあいが悪くなる
  • 細かいことにこだわりすぎる
  • 飲酒量や酔い方の変化
  • 怒りっぽい

ストレスに強い・弱いの差はどこから生まれる?

ストレスが原因の「緊張型頭痛」を予防・改善しよう!

緊張型頭痛は、精神的なストレスがあると起こりやすくなります。主に首から肩にかけての筋肉が緊張して、痛みを感じる神経を刺激することで起こると考えられています。
予防と改善には、"汽車ポッポ"の動きで、首から肩にかけての筋肉をほぐすのが効果的です。

ストレスが原因の「緊張型頭痛」を予防・改善する動き、汽車ポッポ
ストレスが原因の「緊張型頭痛」を予防・改善する動き、汽車ポッポ

ストレスが原因の「緊張型頭痛」を予防・改善する動き、汽車ポッポ

【やり方】
両腕を「小さく前へならえ」をするように曲げ、脇を締めて車輪が回るイメージで、前に3回、後ろに3回、肩を大きく回す。これを2セットほど繰り返す。

睡眠で脳を休ませよう!

ストレスと睡眠は密接に関わっています。ストレスがかかるとうまく寝つけなかったり、夜中に起きてしまうようになります。すると、脳が十分に休めず、脳の機能低下が起こってしまいます。良質な睡眠をとることを心がけましょう。

詳しい内容は、きょうの健康テキスト 2020年2月号に詳しく掲載されています。

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