【口臭対策】悪臭の原因、舌苔の治療と自分でできるケア・予防レシピ

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口が乾くと悪臭が発生しやすい

多くの人が「自分の吐く息が臭いのでは」と気にする口臭。歯磨きを欠かさずしていても、口臭測定で悪臭成分の基準値を超えることがあります。その大きな理由の一つが、口腔内の乾燥です。
口臭のもとになるのは口の中にある細菌です。口の中には約500種類もの細菌が1000億個ほどあるといわれており、ここに臭いを出す菌が混ざっているというわけです。

臭いを出す菌は、どんな人にもありますが、じつは唾液が口臭のあるなしを左右しているのです。
唾液が適度にたっぷりとあれば、口の中に臭いを出す菌がいたとしても、細菌を閉じ込めたまま胃の中に送り込んでくれます。逆に、唾液が少ないと、細菌は口の中にとどまって臭い成分を増殖させ、口から外へと臭いをあふれ出させてしまいます。

飲酒は口を乾燥させ、口臭悪化の原因に

唾液の分泌が減る生活習慣

口を乾燥させる原因として挙げられるのが飲酒です。夜お酒を飲むと、口腔に残ったアルコールが睡眠中に口の中を乾燥させます。そのため、唾液の分泌が減り、起床時に不快感を覚えるほどの臭いを発生させてしまうのです。
お酒のほかにも、唾液の分泌が減る生活習慣には、食生活の乱れや睡眠不足、緊張、ストレス、疲労が挙げられます。また、加齢も唾液の量が減る原因の一つです。

悪臭の主要な成分は主に3つ

悪臭の主要成分(3つ)と基準値を示したもの

口臭が気になる人が受診する「口臭外来」。ここでは、悪臭の主要成分を口臭測定で測ります。測定するのは、硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイドの3つの成分です。

メチルメルカプタンが基準値より高い場合は、歯周病が疑われます。まずは、治療が必要かどうか歯科医で診てもらうことが口臭対策として大切です。硫化水素、ジメチルサルファイドの2つは体調の影響を大きく受ける成分で、人によって基準値を超える原因はさまざまです。

舌苔クリーニングで口臭が半減!

口臭悪化を左右する要素に、舌の状態が挙げられる

口臭悪化を左右する要素として、唾液量のほかに、舌の状態が挙げられます。
舌の表面はデコボコしていて、拡大するとトゲが飛び出しているような構造をしています。このデコボコの構造が、口臭のもととなる細菌の増殖には好都合。細菌は舌のデコボコを利用して、苔のように表面を覆っていきます。

これを「舌苔(ぜったい)」といい、通常なら赤い舌が、白っぽかったり、黄色みを帯びていたりすると、舌苔が厚くなっているというサインです。
ある実験では、歯垢を取り除く歯周ケアを行ってもほとんど変化しなかった口臭の値が、舌苔のクリーニングで51%減少したといいます。

舌のブラッシング

ブラッシングには、専用の舌ブラシを使用します。舌苔がたまりやすい舌の奥にブラシをかけますが、力を入れすぎず、優しくなでるように行います。
ただし、舌を傷つけ、かえって口臭の悪化につながってしまう恐れがあるので、くれぐれもやり過ぎには注意しましょう。舌の赤みが見えず、舌苔が白く厚みをもっているような場合に行うのがおすすめです。

食生活を工夫して口臭対策

食生活を見直して口臭を対策する

口臭対策として大切なのは、細菌を閉じ込めてくれる唾液の分泌を促すことです。そのためにおすすめの方法が食事の改善。歯ごたえのある根菜やトンカツなど、しっかりかむメニューをとるようにすると、唾液がよく出るようになるので口臭の改善につながります。また、唾液を出すうまみ成分が多く含まれる海藻サラダなどもおすすめです。
若い人が多く好むといわれる、やわらかい食べ物「軟食」が多い人は、食生活を見直してみましょう。

悪臭菌の増殖を抑える研究も

近年、口臭の原因となる悪臭を発生させる、菌そのものを減らす対策も研究されています。
たとえば、ある研究では、乳酸菌「ロイテリ菌」を垂らしたマウスピースを歯に装着することで、臭いを出す菌の増殖を抑えようという最先端の治療法が試みられています。30分ほど装着をした人は「口の中がさっぱりした感覚」が得られるといいます。ロイテリ、WB21など一部の乳酸菌には、口臭を抑制する効果が期待されています。

なお、市販で購入できる乳酸菌には、ヨーグルトのほか、乳酸菌をフリーズドライしたタブレットなどがあります。
タブレットの場合、2週間ずっと続けて使うと、口の中の環境が徐々に改善され、口臭が出にくくなるといわれています。

唾液エクササイズで口臭を防ぐ

唾液エクササイズで口臭を防ぐ

舌をしっかり動かすエクササイズで、唾液がよく出るようになります。口の中には「小唾液腺」があり、舌で刺激することで口腔内に唾液がたくさん出るようになるのです。教えてくれるのはアンチエイジング歯科学会監事 宝田恭子さんです。

舌を回転させる

唾液エクササイズ 舌と同時に目も開店

・舌を前歯と唇の間に入れ、ゆっくり1回転させる。このとき、唇がふくらむくらい舌で強く押すことがポイント。舌の動きに合わせて目も回転させる。

・ゆっくりと左右3回ずつ行う。

・エクササイズ後は、あごの下から首にかけてさすり、筋肉をクールダウンさせましょう。

※エクササイズをしても唾液が出にくいと感じる場合は、ドライマウスの可能性があるので医師に相談してください。

かみ応えアップで唾液もアップ! レシピ「のりのりニョッキ」

かみ応えアップで唾液もアップ! レシピ「のりのりニョッキ」

料理研究家の和田明日香さんに、唾液がたっぷり出るレシピを考えていただきました。小麦粉の代わりに玄米粉を使うことで、かみ応えアップをねらいました。

のりのりニョッキ

材料(3人分)

  • ニョッキ

    じゃがいも
    3個(400g)
    玄米粉
    200g
    卵黄
    1個
    少々
    牛乳
    適宜
  • バター
    10g
    しめじ
    1/2株
    しいたけ(薄切り)
    2枚
    牛乳
    300mL
    削り節
    1パック(4~5g)
    焼きのり(溶けやすいもの)
    全形1枚
    山芋(すりおろし)
    100g
    小さじ1
    しょうゆ
    小さじ1
    オリーブオイル
    少量

作り方

  1. ゆでたジャガイモをマッシュする
  2. 1に玄米粉と卵黄を加えて塩をふる。まとまりにくかったら、つなぎに牛乳を加え、丸めていく
  3. 丸めた生地を棒状に伸ばし、2~3cmのサイズにカットしたら、フォークで節目を入れていく
  4. 鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩(大さじ1)を入れ、3のニョッキをゆで、ざるに上げ、水気をきる
  5. フライパンにバターをのせ、しめじとしいたけを炒める
  6. 5を牛乳でのばし、削り節を加えたら、のりをちぎって入れ、よく混ぜる
  7. 6にすりおろした山芋と塩、しょうゆを加え、よく混ぜる
  8. 7にゆでたニョッキを入れ十分にからめていく。仕上げにオリーブオイルを加える

この記事は以下の番組から作成しています
2018年9月11日(火)放送
美と若さの新常識「気になる口臭 スッキリ解消の王道と裏ワザ」