唾液を増やして口臭を撃退!自分でできる対策

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悪臭の主要な成分は主に3つ

悪臭の主要成分(3つ)と基準値を示したもの

口臭が気になる人が受診する「口臭外来」。ここでは、口臭測定によって悪臭の主要成分を計ります。測定するのは、硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイドの3つの成分です。
メチルメルカプタンが基準値より高い場合は、歯周病が疑われます。まずは、治療が必要かどうか歯科医で診てもらうことが大切です。硫化水素、ジメチルサルファイドの2つは体調の影響を大きく受ける成分で、人によって基準値を超える原因はさまざまです。

口が乾くと悪臭が発生しやすい

歯磨きを欠かさなくても、口臭測定で悪臭成分の基準値を超えることがあります。その大きな理由の一つが、口腔内の乾燥です。口臭のもとになるのは口の中にある細菌。口の中には約500種類もの細菌が1000億個ほどあるといわれており、ここに臭いを出す菌が混ざっています。

臭いを出す菌は、どんな人にもありますが、じつは唾液が口臭のあるなしを左右しているのです。
唾液が適度にたっぷりとあれば、口の中に臭いを出す菌がいたとしても、細菌を閉じ込めたまま胃の中に送り込んでくれます。逆に、唾液が少ないと、細菌は口の中にとどまって臭い成分を増殖させ、口から外へと臭いをあふれ出させてしまいます。

飲酒は口を乾燥させ、口臭悪化の原因に

唾液の分泌が減る生活習慣

口を乾燥させる原因として挙げられるのが飲酒です。夜、お酒を飲むと、口腔に残ったアルコールが睡眠中に口の中を乾燥させます。そのため、唾液の分泌が減り、起床時に不快感を覚えるほどの臭いを発生させてしまうのです。

お酒のほかにも、唾液の分泌が減る生活習慣には、食生活の乱れや睡眠不足、緊張、ストレス、疲労が挙げられます。また、加齢も唾液の量が減る原因の一つです。

食生活を工夫して口臭対策

食生活を見直して口臭を対策する

唾液をしっかり出すには、しっかりかむことが大切です。歯ごたえのある根菜やトンカツなど、しっかりかむメニューをとるようにすると、唾液がよく出るようになるので口臭の改善につながります。また、唾液を出すうまみ成分が多く含まれる海藻サラダなどもおすすめです。若い人が多く好むといわれる、やわらかい食べ物「軟食」が多い人は、食生活を見直してみましょう。

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アメやガムなども一時の口臭対策には効果あり

砂糖が入ったアメは、口臭を一気になくす効果があります。悪臭を出す菌はタンパク質を食べて臭いを出し、悪臭を出さない菌は糖を食べて酸を出します。アメをなめることで口の中に糖が増えると、臭いを出さない菌が活発になり、酸を大量に発生させます。一方、悪臭を出す菌は酸性に弱いため、臭いの排出をやめるというわけです。

ただ、アメで口臭を治すことは虫歯のリスクがあるので、積極的に推奨されてはいません。
ほかにも、一時的な口臭対策として、シュガーレスのガムなどをかんで唾液を出すことも有効です。

唾液エクササイズで口臭を防ぐ

唾液エクササイズで口臭を防ぐ

舌をしっかり動かすエクササイズで、唾液がよく出るようになります。口の中には「小唾液腺」があり、舌で刺激することで口腔内に唾液がたくさん出るようになるのです。教えてくれるのはアンチエイジング歯科学会監事 宝田恭子さんです。

舌を回転させる

唾液エクササイズ 舌と同時に目も開店

・舌を前歯と唇の間に入れ、ゆっくり1回転させる。このとき、唇がふくらむくらい舌で強く押すことがポイント。舌の動きに合わせて目も回転させる。

・ゆっくりと左右3回ずつ行う。

・エクササイズ後は、あごの下から首にかけてさすり、筋肉をクールダウンさせましょう。

※エクササイズをしても唾液が出にくいと感じる場合は、ドライマウスの可能性があるので医師に相談してください。

この記事は以下の番組から作成しています
2018年9月11日(火)放送
美と若さの新常識「気になる口臭 スッキリ解消の王道と裏ワザ」