日常生活に必要な「握力」と「腕力」
握力と腕力が衰えてくると、握る、持つ、といった動作がうまくできなくなり、日常生活で困る場面が増えてきます。例えば、「ペットボトルや瓶のふたが開けにくくなった」「買い物袋などを長時間持っていられない」「雑巾をかたく絞れない」といった困難がある場合、握力や腕力の低下が懸念されます。
一般的に、筋力は30歳代から、握力は40歳代から衰え始めます。最近は、運動習慣の有無により、「筋力が平均より高い高齢者」と「筋力が平均より極端に低い高齢者」にはっきり分かれる傾向があります。生活の質を低下させないためにも、握力と腕力を鍛える簡単な運動を、ぜひ毎日の習慣にしましょう。