詳しい内容は、きょうの健康テキスト 2019年6月 号に掲載されています。

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緩和ケアは、がんだけではなく、最近では心不全など生命を脅かす病気に対しても行われるようになってきました。心不全の患者さんの中には、身体的にも心理的にも問題をたくさん抱えている患者さんが多いので、早期の段階から緩和ケアを行い、対処することが重要だと考えられています。
心不全では、心臓の機能低下に伴う呼吸困難やむくみの他に、筋肉に十分な血液が行き渡らなくなるため、全身倦怠(けんたい)感や痛み、食欲不振、抑うつ、便秘など様々な症状があらわれます。緩和ケアでは、このような様々な症状を「緩和」するようにつとめます。
「心不全」の多様な症状に立ち向かうための「チーム医療」が注目されています。
医師や看護師だけでなく、理学療法士、管理栄養士、薬剤師、臨床心理士、医療ソーシャルワーカーなど、それぞれの専門職の特徴をいかして、多職種で連携したチームとしてひとりひとりの患者さんの治療にあたります。
「心不全」の症状は、急激に悪化することがあるので、初期から治療方針を相談しておくことは重要です。
患者さん一人ではなく、家族など信頼できる人も含めて医療従事者と相談しながら、決めておくことがとても大切です。そうした、これからの治療やケアに関する話し合いのことを、「アドバンス・ケア・プランニング」といいます。
詳しい内容は、きょうの健康テキスト 2019年6月 号に掲載されています。