2017年10月21日(土)特集 フロントライン

“する”から“見る”へ 進化するゲームビジネス

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●“する”から“見る”へ 変わるゲームに商機あり

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野口
「今日(21日)の『特集フロントライン』はゲームです。国内のゲームの市場規模は、2016年は、過去最高の1兆3,801億円を記録して、さらに伸びようとしています。その原動力の1つとして期待されているのが、見て楽しむゲーム『eスポーツ』というものです。対戦型のゲームを、サッカーや野球を見るスポーツ観戦のように捉えるもので、観客は、いってみればプロ選手の技を楽しむということなんです。プロ選手並みの有野さんにもお聞きしたいんですが、やっぱり“する”より“見る”ほうが楽しくなっていますか?」

お笑いコンビ よゐこ 有野晋哉さん
「ゲームをする人が増えたっていうことなんじゃないですかね。ゲームをする人が増えたから、見るだけでも楽しめる人が増えたのかなと思いました。」

野口
「ゲーム1つとっても、スマホでやるゲームから、だいぶ幅が広がっていますよね?」

お笑いコンビ よゐこ 有野晋哉さん
「いつやられてもいいようなゲームじゃないですか。ゲームしてる途中で呼び出されても“はーい”と言って、ポンと置ける。“ここまで進んだのに!”っていう大事さもそんなにないから、切り替えやすくなったのかなと思います。」

野口
「そんな中で『eスポーツ』が盛り上がってきているんですが…。」

八木
「この『eスポーツ』、驚くことに、2022年のアジア大会で正式競技に採用されているんです。盛り上がる『eスポーツ』に商機を見いだそうという企業の動きも加速しています。」

●“eスポーツ” 広がるビジネスチャンス

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野口
「『eスポーツ』の決勝戦の模様は、私も見入っちゃいましたけど、有野さん、海外はもっとすごいんですか?」

お笑いコンビ よゐこ 有野晋哉さん
「海外すごいですね。もっとショー的な要素が入ってくるんじゃないんですかね。お客さんでいったら、日本の人が見に来るようになったのは、ゲームをする人の年齢が上がってきて外に出られるようになったのと、スポーツも音楽もやっていなくて、歓声をあげることが唯一できたものが『eスポーツ』なのかなと。“がんばれ!がんばれ!”って言えるのかなと思いました。」

野口
「どちらかというと日本の場合は、部屋にこもってやるのがゲームのイメージだったと思うんですが?」

お笑いコンビ よゐこ 有野晋哉さん
「そうですね、グループ同士でしかやらないですからね。オンラインになって、そんな感じに広がっていったのかなと思いますけどね。」

野口
「それより、さらに前に海外では、もうTVゲームじゃなくて、スポーツみたいに捉えられていたということですか?」

お笑いコンビ よゐこ 有野晋哉さん
「韓国とかのほうが早かったんじゃないですかね。契約料が出たりとか…。」

野口
「すごい額?」

お笑いコンビ よゐこ 有野晋哉さん
「すごい額ですね。何千万と稼ぐ人が多いって言っていましたよ。だから、なり手としてプレイヤーになる人も多かったですね。」

野口
「当然、その人たちが露出してくれれば、スポンサーにつく企業というか、ビジネスチャンスもいろいろありそうですよね。」

お笑いコンビ よゐこ 有野晋哉さん
「優勝賞金よりも勝ち上がっていくことでスポンサーがついてくる。優勝したからスポンサーがつくんじゃなくて、いいプレイのほうについてくるとかもあるみたいです。」

●有野さんが先駆者? “ゲーム実況”

野口
「その『eスポーツ』はプロの技、高いレベルの技を見るということなんですが、もう1つ、大きな広がりを見せているものがあるんです。それが“ゲーム実況”と言われるものです。」

八木
「実は有野さんが、その先駆者ということで、2003年から放送されている民放の番組で、有野さんがゲームをしている様子だけを映し、それを視聴者が見て楽しむという内容なんです。」

お笑いコンビ よゐこ 有野晋哉さん
「たまに“しんどい”とか言っているだけなんです。“あー、これこうなんじゃないか”とかしゃべりながらやる、レポートですよね。ゲームレポート程度です。詳しくもないから。」

八木
「そのあとにネット環境が向上して、ゲームをしている様子をそのままライブ配信するゲーム実況がブームになっているんです。」

お笑いコンビ よゐこ 有野晋哉さん
「僕がうまくないから、“有野よりはうまいからできるんじゃない? ちょっと配信してみようか”っていう人たちが増えたんじゃないんですかね。実際、その子たちのほうがうまいんですよ。だから、プロゲーマーというのもできたし、ゲーム実況も広がっていったんじゃないんですかね。」

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野口
「ネットという話がありましたが、ある調査では、10代男性の、なんと46.2%が、ゲーム実況を週に1回以上見ていると回答しているんです。若者の心を引きつけるゲーム実況にも、ビジネスチャンスがあるようです。」

●若者に大人気 “ゲーム実況”の魅力とは

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野口
「うまい人のを見るなら、まだわかるんですけど、ゲーム実況が人気なのはなんでだと思いますか?」

お笑いコンビ よゐこ 有野晋哉さん
「コメントを入れられるようになったところじゃないですかね。下手な人に“下手だ!”って言うのを、友達同士で言うと“なんだお前、文句ばっかり言いやがって”ってなってくるけど、ネットだったらバンバン文句言えるわけじゃないですか。“下手くそ!やめろ!”とか言えるけれども、絶対にやめないじゃないですか。そういうのを言えるスカッと感もあるんじゃないですかね。その中にいる人たちがコメントを拾ってくれる喜びとかもあるんじゃないですか。テレビ見ている人がこっちとしゃべってくれる感覚なんじゃないですかね。」

●“する”から“見る”へ 変わるゲームに商機あり

野口
「一方通行じゃないわけですからね。ゲーム業界に身を置いているわけじゃないですけど、この業界に詳しい有野さん、これをビジネスとしてもう少し盛り上げていくには、どんなことをやったらおもしろそうだなと考えますか?」

お笑いコンビ よゐこ 有野晋哉さん
「ゲームで食べようという人がいっぱいいるんじゃないですかね。ゲーム音楽でクラシック、オーケストラやったりとかもありますし、それで言ったら、ここが一番手っ取り早いんじゃないですかね。自分で配信できるというのと、自分で編集もする。僕がやらしてもらっているのは、10何時間プロの芸人がしゃべっているのを、プロのディレクターが1時間ぐらいぎゅっと編集して、音もテロップも入れてだから、“そりゃおもしろいよ”って思います。でも配信している人たちは、プロじゃないけども、自分たちで編集して手軽さでやっていたりとか、飽きないように時間も20分くらいに短くしたりとか、定期的にちゃんと配信するとか。だからファンの人たちもついてくるんじゃないですかね。」

野口
「手軽さというか、ネットの力もすごいですよね。今夜はゲームを特集しましたが、何より驚いたのは、見方を変えると相当違う可能性が出てくるなというのが、私の感想です。」

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