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平成26年1月17日

 

第1回指名部会議事録

 


日  時 : 平成25年7月23日(火)13時05分〜13時30分

場  所 : 22階経営委員会室

出席者 : 浜田指名部会長、上村委員、石原委員、井原委員、上田委員、
大滝委員、作田委員、美馬委員、宮田委員、室伏委員、渡委員

欠席者 : 松下委員

 (欠員1名)

 

1.指名部会規則およびNHK会長任命にかかる内規(平成23年6月28日制定)に基づいて、会長任期終了時の6か月前に指名部会を招集した。

 

2.過去2回の会長選出時の資料をもとに、会長任命の経緯について確認した。

 

3.上記内規の内容について、次回議論することを確認した。

 

 

 上記のとおり確認する。

 

平成25年8月27日

浜 田 健一郎

上 村 達 男

 

 

第2回指名部会議事録

 


日  時 : 平成25年8月27日(火)13時40分〜14時10分

場  所 : 22階経営委員会室

出席者 : 浜田指名部会長、上村委員、石原委員、井原委員、上田委員、
大滝委員、美馬委員、宮田委員、室伏委員、渡委員

欠席者 : 作田委員

 (欠員1名)

 

1.NHK会長任命にかかる内規制定の経緯と内容について確認し、意見交換を行った。内規の内容について一部見直しの方向性を確認した。

 (主な意見)

  • 平成23年6月28日制定の内規に沿って運用したことは今までにないため、今回必要な修正を行い、実質的に機能する内容に見直す必要があるのではないか。
  • 会長候補者選任手続きにおいて、現任会長に関する次期会長候補者としての選定手続きとは別に、他の次期会長候補者の推薦手続きをも実施する旨、内規の内容を分かりやすく整理する必要があるのではないか。
  • 次期会長候補者の絞込みは指名部会が行うのか、経営委員会が行うのかについては整理が必要ではないか。
  • 経営委員全員が指名部会委員であることを踏まえた実質的な手続きとする見直しを行う必要があるのではないか。
  • 次期会長の任命のための評価基準に資するため、また、現任会長に関する候補者選定手続きに資するため、NHKの業務の状況および現任会長の業績評価を実施することが必要である。

 

 

 上記のとおり確認する。

 

平成25年9月10日

浜 田 健一郎

上 村 達 男

 

 

第3回指名部会議事録

 


日  時 : 平成25年9月10日(火)13時35分〜14時35分

場  所 : 22階経営委員会室

出席者 : 浜田指名部会長、上村委員、石原委員、井原委員、上田委員、
美馬委員、宮田委員、室伏委員、渡委員

欠席者 : 大滝委員

 (欠員2名)

 

1.前回の指名部会におけるNHK会長任命にかかる内規に関する意見交換を踏まえた修正案をもとに意見交換を実施した。修正の方向性を確認し、新たに出された意見を踏まえて、次回指名部会において改めて議論することとした。

  • 【修正の方向性】
  • ○ 指名部会長が、現任会長の任期満了日の6か月前に指名部会を招集することは変更しない。
  • ○ 経営委員全員が指名部会委員であることを踏まえた内規に見直す。
  • ○ 候補者の絞込みは指名部会のプロセスとして実施する。
  • ○ 現任会長を含めて次期会長候補者は複数であり得ることを前提とした選任手続きに修正する。
  • ○ 情報管理の徹底をより明確化する。

 

 (主な意見)

  • 会長任命の議決は、経営委員会において9名の同意が必要であるという放送法の規定を踏まえても、指名部会において候補者1名への絞込みを行う場合の選定手続きは指名部会委員の過半数の賛成をもって行うという流れでよいのではないか。
  • 指名部会において最終会長候補者を1名に絞った段階で、次期会長に任命された場合に受諾するかどうかの意思を確認する手順ではどうか。

 

 

 上記のとおり確認する。

 

平成25年9月24日

浜 田 健一郎

上 村 達 男

 

 

第4回指名部会議事録

 


日  時 : 平成25年9月24日(火)13時35分〜14時30分

場  所 : 22階経営委員会室

出席者 : 浜田指名部会長、上村委員、石原委員、井原委員、上田委員、
大滝委員、美馬委員、宮田委員、室伏委員、渡委員

 (欠員2名)

 

1.これまでの指名部会におけるNHK会長任命にかかる内規に関する意見交換を踏まえ、修正案について議論し、規定について文言を推敲後、次回指名部会において最終改正案を確認することとした。

 (主な意見)

  • 内規については、必要に応じ、その都度柔軟に対応することが必要である。
  • 情報管理の徹底に関し、放送法、経営委員会規程および「経営委員会委員の服務に関する準則」の遵守に基づく誓約書の取り扱いについて、改めて前回の会長選任における経緯を踏まえて確認する必要がある。
  • 誓約書の提出先・管理について明確化する必要がある。
  • 会長候補者の推薦期間については、柔軟な取り扱いを検討する必要があるのではないか。

 

2.次回の指名部会において、会長の資格要件について議論することを確認した。

 

 

 上記のとおり確認する。

 

平成25年10月8日

浜 田 健一郎

上 村 達 男

 

 

第5回指名部会議事録

 


日  時 : 平成25年10月8日(火)13時35分〜14時35分

場  所 : 22階経営委員会室

出席者 : 浜田指名部会長、上村委員、石原委員、井原委員、上田委員、
大滝委員、美馬委員、宮田委員、室伏委員、渡委員

 (欠員2名)

 

1.これまでの指名部会における議論を踏まえ、NHK会長任命にかかる内規の最終改正案(平成25年10月8日改正)で改正することを決定した。

  • 【内規の概要】
  • ○ 指名部会は、現会長の任期満了日の6か月前に招集する。
  • ○ 指名部会は、次期会長の任命のための評価基準に資するため、NHKの業務の状況の確認を行う。
  • ○ 指名部会は、現任会長の業績評価を行い、現任会長を次期会長任命の候補者として選定するかについて審議し、指名部会委員の過半数の賛成により会長候補者として決定する。
  • ○ 次期会長について複数候補者を想定したうえで、現任会長が会長候補者として選定されるか否かにかかわらず、他の会長候補者の推薦手続きを実施する。
  • ○ 現任会長以外の人物について、会長候補者とする場合には、その都度各人毎に過半数による賛成をもって会長候補者とする。これにより、会長候補者が複数となることもあり得ることになる。
  • ○ 指名部会は、会長候補者が複数存在する場合には、最終会長候補者を1名に絞り込むための審議を行い、指名部会委員の過半数による賛成をもって最終候補者1名を選定する。この場合、可否同数の場合には再度議決を行い、それでも可否同数の場合には部会長の決するところによる。
  • ○ 指名部会長が最終会長候補者から就任の内諾を得た場合、経営委員長が経営委員会を招集し、経営委員会にて放送法に基づき議決を行い、経営委員9名以上の賛成により会長任命を決定する。
  • ○ 選定過程での情報管理は厳格に行う。なお、経営委員には、放送法、経営委員会規程および「経営委員の服務に関する準則」の遵守につき誓約書の提出を求める。なお、これは監査委員会にて管理する。
  •  
  •  *この内規は経営委員全員が指名部会委員であることを前提に改正されたものである。
  •  *なお、原則を踏まえつつ規定運用の柔軟性を確保し、また、細則に代わるものとするために、別に備忘録を作成し、この内容について指名部会として合意した。

 

2.会長の資格要件について、過去2回に公表された内容(平成19年11月27日決定、平成22年12月7日決定)、ならびに平成23年6月の内規制定の際に議論した内容を確認した。

 

 

 上記のとおり確認する。

 

平成25年10月22日

浜 田 健一郎

上 村 達 男

 

 

第6回指名部会議事録

 


日  時 : 平成25年10月22日(火)13時35分〜15時05分

場  所 : 22階経営委員会室

出席者 : 浜田指名部会長、上村委員、石原委員、井原委員、上田委員、
大滝委員、美馬委員、宮田委員、室伏委員、渡委員

 (欠員2名)

 

1.放送法、経営委員会規程および「経営委員の服務に関する準則」の遵守につき誓約書を配付し、全経営委員および経営委員会事務局長、事務局長補佐役から署名、提出がなされた。なお、誓約書は監査委員会にて管理することを確認した。

 

2.次期会長の任命の評価基準に資するため、松本会長および小野副会長からNHKの業務状況のヒアリングを行った。

 

 

 上記のとおり確認する。

 

平成25年11月12日

浜 田 健一郎

上 村 達 男

 

第7回指名部会議事録

 


日  時 : 平成25年11月12日(火)13時35分〜14時35分

場  所 : 22階経営委員会室

出席者 : 浜田指名部会長、上村委員、石原委員、井原委員、上田委員、
大滝委員、本田委員、美馬委員、宮田委員、室伏委員、渡委員

欠席者 : 百田委員

 

1.会長の資格要件について、前々回の指名部会に引き続き、過去2回に公表された内容(平成19年11月27日決定、平成22年12月7日決定)および平成23年6月の内規制定の際に議論した内容をもとに意見交換を実施した。

 (主な意見)

  • 平成22年に決定された資格要件に「過去の重大な不祥事発生時に要職にあった人は対象としない」という内容があるが、「人格高潔である」「国民から信頼を得られている」という文言に包含できるのではないか。
  • 欠格事由については、放送法で定められていることから、(参考)として整理してはどうか。
  • 平成22年に決定された資格要件における、放送と通信の融合(連携)、放送のユニバーサル化など、社会環境の変化に向けた個別の課題は明記する必要はなく、「社会環境の変化、新しい時代の要請に対し、的確に対応できる経営的センスを有する」でカバーできるのではないか。
  • 対外的だけではなく、NHKの職員をまとめるという観点も必要ではないか。
  • 外部、内部を問わずという表記は、何に対して外部、内部なのかが分かりにくいので、両者を区別してきちんと明記するか、そもそも区別した表記は行わないほうがよいのではないか。

 

2.次回の指名部会の日程調整、次期会長候補者の推薦期間および推薦時の取り扱いについて、2013年12月10日をもって退任する委員および同年12月11日付で就任する新任委員のいずれもが推薦することができるよう配慮することを確認した。また、新任委員から誓約書の署名、提出を受けた。

 

 

 上記のとおり確認する。

 

平成25年11月26日

浜 田 健一郎

上 村 達 男

 

 

第8回指名部会議事録

 


日  時 : 平成25年11月26日(火)13時35分〜14時50分

場  所 : 22階経営委員会室

出席者 : 浜田指名部会長、上村委員、石原委員、井原委員、上田委員、
大滝委員、百田委員、本田委員、美馬委員、宮田委員、室伏委員
委員

 

1.前回の指名部会での意見も踏まえ、次期会長の資格要件について議論した結果、次のとおりの項目とすることで合意した。なお、次期会長の資格要件については記者ブリーフィングで公表することとした。

  • 【次期会長の資格要件】
  • 1、NHKの公共放送としての使命を十分に理解している。
  • 2、人格高潔であり、広く国民から信頼を得られる。
  • 3、政治的に中立である。
  • 4、構想力、リーダーシップが豊かである。
  • 5、社会環境の変化、新しい時代の要請に対し、的確に対応できる経営的センスを有する。
  • 6、業務遂行力があり、説明力がある。
  •  
  • (参考)
  • 放送法が定める会長の欠格事由
  • <放送法第52条第4項及び同項が準用する第31条第3項>

 

2.現任会長の業績評価について、資料をもとに議論した。

 

3.現任会長の業績評価を踏まえ、次回の指名部会において、現任会長を次期会長候補者の一人とするかどうかの採決を行うことを確認した。

 

4.その他の次期会長候補者の推薦手続きについて確認した。また、新任委員から誓約書の署名、提出を受けた。

 

 上記のとおり確認する。

 

平成25年12月10日

浜 田 健一郎

上 村 達 男

 

 

第9回指名部会議事録

 


日  時 : 平成25年12月10日(火)13時35分〜14時30分

場  所 : 22階経営委員会室

出席者 : 浜田指名部会長、上村委員、石原委員、井原委員、上田委員、
大滝委員、百田委員、本田委員、美馬委員、宮田委員、室伏委員、
委員

 

1.現任会長の業績評価について各委員から意見を聴取し、次期会長候補者の一人として現任会長を選定するか否かの採決を行った結果、その業績を評価し、次期会長候補者とすることに決定した。

 

2.上記を踏まえて、次期会長候補者として選定されたことを松本会長に伝えたが、松本会長から候補者となることを辞退する旨の意思表明がなされた。

 

3.指名部会として、現任会長を候補者とせず今後の選任手続きを進めることを確認した。

 

4.次回の指名部会の日程について確認した。

 

 

 上記のとおり確認する。

 

平成25年12月13日

浜 田 健一郎

上 村 達 男

 

 

第10回指名部会議事録

 


日  時 : 平成25年12月13日(金)8時30分〜11時00分

場  所 : 六本木ヒルズクラブ会議室

出席者 : 浜田指名部会長、上村委員、石原委員、上田委員、、中島委員、
長谷川委員、百田委員、本田委員、美馬委員、宮田委員、
室伏委員、渡委員

 

1.推薦期間内に松本会長以外の次期会長候補者として複数名が推薦されていることを確認した。

 

2.各推薦者から被推薦者について、経歴および推薦事由を確認し、その後、各被推薦者について、欠格事由、資格要件等に照らして審議を行った。

 

3.審議後、各被推薦者について会長候補者として推薦するかについて、各人毎に採決した結果、会長候補者として、指名部会委員の過半数の賛成を得た被推薦者は1名のみであった。

 

4.指名部会委員の過半数の賛成を得た被推薦者である下記の者について、同人を会長候補者に選定する旨の確認(実質審議前の最終会長候補者であることの確認)がなされた。

  • 【会長候補者氏名】
  • 籾井勝人氏(日本ユニシス株式会社特別顧問)
  • 【推薦理由】
  • ○ 三井物産在籍時にオーストラリアに2年、イギリスのロンドンに4年半、アメリカのニューヨークに通算7年の海外赴任の経験があり、ニューヨークでの後半3年間は米国代表として勤務されるなど、国際経験が極めて豊かな人材である。
  • ○ ITに関する見識も深く、日本ユニシスの社長に就任して以降、3,000億円以上の年間総売上を達成するなどの実績を持つ。
  • ○ クラッシック音楽鑑賞を趣味とし、新日本フィルハーモニー交響楽団の理事を務めている。あわせて日本バドミントン協会の副会長を務めるなど、幅広い分野で活躍している。
  • ○ NHKという大きな組織をきちんとまとめ、国民から信頼され、かつ社会の変化に対応できる組織作りに向けたリーダーとしての資質は十分備えている。

 

5.次回の指名部会の日程を確認した。また、新任委員から誓約書の署名、提出を受けた。

 

 

 上記のとおり確認する。

 

平成25年12月20日

浜 田 健一郎

上 村 達 男

 

 

第11回指名部会議事録

 


日  時 : 平成25年12月20日(金)9時00分〜10時25分

場  所 : 22階経営委員会室

出席者 : 浜田指名部会長、上村委員、石原委員、上田委員、中島委員、
長谷川委員、百田委員、本田委員、美馬委員、宮田委員、室伏委員、
委員

 

1.前回の指名部会にて絞り込まれた1名の会長候補者について、次期会長の最終候補者として確認するための実質審議に資するために同人との質疑を行うこととした。

  • 【会長候補者氏名】
  • 籾井勝人氏(日本ユニシス株式会社特別顧問)

 

2.籾井氏が会長に任命された場合の所信について、籾井氏より以下の見解が示され、これを巡って質疑が行われた。

  • 【質疑における籾井氏の主な見解】
  • ○ 国際放送に関して、日本の国力や実力に比べて、海外におけるプレゼンスが低い。何をするにもインパクトが弱いと感じる。海外とのコミュニケーションが不足しているのではないか。もう少し日本のすばらしさを伝えていく必要がある。
  • ○ ジャーナリズムの独立性・自立性については、放送法にも記載されているように常に必要だ。
  • ○ 放送と通信の融合について、世の中の変化が非常に早く、避けて通れない課題だと考えている。もし避ければNHKの技術の力の低下につながる。現在NHKの内部でいろいろ検討がなされていると思うので、そのあたりをきちんと伺ったうえで結論を出していく。
  • ○ 放送と通信との融合における放送法との関係については、今後よく考えていきたい。
  • ○ 信頼される公共放送になるには、NHKが伝える内容で判断する視聴者も多いと思うので、いろいろな意見をバランスよく報道することが原則だ。
  • ○ NHKのガバナンスについて、これだけ大きな組織で全職員が同じ方向に向かって行動するようまとめることは難しいことだ。その点から、放送法第1条に常に回帰していきたいと考えている。放送法第1条は、バランスの取れた公共放送であることを求めているものであり、そのことを全職員に徹底することで組織としてまとまっていけるのではないか。
  • ○ ジャーナリズムの役割の一つである批判的機能についても常に放送法第1条に回帰していきたい。
  • ○ NHK内部における人材育成について、これまでの経験も踏まえて後継者作りに取り組んでいきたい。

 

3.経営委員会において次期会長に任命することが議決された場合の会長就任の意向について籾井氏に確認した結果、承諾を得た。

 

4.上記の審議後、籾井氏を次期会長の最終会長候補者(経営委員会の議決に付すべき最終会長候補者)とすることについて、指名部会として、実質審議を踏まえた最終確認を行ったところ、指名部会委員全員が籾井氏をNHK会長に相応しい人物であると認め、同氏を経営委員会の議決に付すべき最終会長候補者とすることに委員全員の確認が得られた。

 

5.速やかに、次期会長の任命について、経営委員長による臨時の経営委員会が招集され、経営委員会による会長任命議決が行われるべきとの決定がなされた。

 

 

 上記のとおり確認する。

 

平成25年12月24日

浜 田 健一郎

上 村 達 男

 

 

以上