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2020年度 第2回
視聴者のみなさまと語る会in宮崎
(2020年10月10日(土))

 

<会 合 の 概 要>

 「経営委員会による受信者意見聴取」の2020年度第2回は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、第1回に引き続いて、パソコン等を使ってご自宅等からオンラインで参加いただく形で開催した。
 宮崎県にお住まいの方を対象に、「新型コロナウイルス感染拡大の中でNHKに期待すること」、「ネット時代のNHK」、「地域放送のあり方」をテーマに、公募による24組24人の視聴者から意見を聴取した。

 

<会 合 の 名 称>

視聴者のみなさまと語る会in宮崎

 

<会 合 日 時>

2020年10月10日(土)午後2時〜3時30分

 

<出  席  者>

〔参 加 者〕

視聴者の皆さま24組24人

〔経営委員会〕

村田 晃嗣  (委員長職務代行者)

 

長谷川 三千子  (委員)

〔執 行 部〕

松坂 千尋  (専務理事)

 

松崎 和義  (理事)

 

小原 茂  (宮崎放送局長)

〔 司 会 〕

柴田 祐規子   アナウンサー

 

<開 催 項 目>

 以下のとおり進行した。

 

1 開会あいさつ

2 経営委員による説明

  協会の基本方針、その他協会の運営に関する重要な事項について

3 意見の聴取

 (1)「新型コロナウイルス感染拡大の中でNHKに期待すること」について

 (2)「ネット時代のNHK」について

 (3)「地域放送のあり方」について ほか

4 閉会あいさつ

 「視聴者のみなさまと語る会」終了後、「4年に一度、一生に一度」と題して、一橋忠之アナウンサーによる講演会を開催した。

 

<概要・反響・評価>

  • 公募の結果、ホームページを通じて30組33人から参加の申し込みがあり、全員に参加案内を送信した。

  • 当日は24組24人が参加し、「新型コロナウイルス感染拡大の中でNHKに期待すること」、「ネット時代のNHK」、「地域放送のあり方」など、NHK全般について意見や提言を募った。

  • 参加者からは、「新型コロナウイルス関連の報道について」、「インターネットの活用」、「地域放送」などについて、多岐にわたる意見や提言が寄せられた。

  • 語る会終了後に行ったアンケートには、15人から回答があった。主なアンケートの結果は次のとおり。

    <参加者の満足度>
     「大変満足」3人、「満足」7人、「普通」2人、「ふつう」5人、「大変不満」0人

    <経営委員会の仕事について>
     「今回のイベントに参加して、経営委員会の活動について理解が深まりましたか」との質問に対し、「理解が深まった」との回答が14人からあった。


◆協会の基本方針・重要事項の説明

(村田委員長職務代行者)

 経営委員の村田晃嗣です。本業は大学の教師でふだんは京都にある同志社大学で政治学を教えています。きょうは大変お忙しい中、「視聴者のみなさまと語る会」にご参加いただき、誠にありがとうございます。皆さまの声を直接伺う貴重な機会です。きょうはどうぞよろしくお願いします。
 経営委員会の役割やNHKの活動について、説明をさせていただきます。はじめにNHKの経営委員会について、NHKの経営がどのような体制で行われているかを説明させていただきたいと思います。NHKの経営委員は放送法という法律に基づき、国会の同意を得て、内閣総理大臣から任命されています。全員で12人です。さまざまな分野や地域から選ばれています。
 経営委員会では、中期経営計画や予算・事業計画など、経営の重要な事項について議決するほか、NHK会長の任命も行います。会長や副会長、理事らが、決められた方針にそって、NHKを運営できているかどうかをチェックすることも、私たち経営委員会の仕事です。また、経営委員の中から、監査委員が任命され、経営委員と会長以下の役員の職務の執行状況を確認しています。
 私たち委員は、NHKの経営にあたって、視聴者のご意見をふまえ、適切な判断や検討を行うことが求められています。これまで各地に赴き、皆さまから直接ご意見を伺う会合を開いてきましたが、新型コロナウイルスの影響で、皆さまにお集まりいただくことが難しい状況ですので、今回はインターネットで皆さまとつなぎ、ご意見を伺う会合を開催することになりました。ぜひ次回は皆さまと直接お目にかかりたいと思います。
 NHKは皆さまからいただく受信料で運営されています。税金でも広告収入でもなく、皆さまに公平に負担していただく受信料だからこそ、特定の利益や意向に左右されることなく、公共放送NHKとしての役割を果たすことができます。こうした考えから、テレビをお持ちの方は、NHKと受信契約していただくことが法律で定められています。そして、ことし10月から地上契約、衛星契約、それぞれの受信料を2.5%値下げしました。NHKでは、引き続き受信料の公平負担の徹底に向けて、努力を続けてまいります。
 続いてNHKの主な取り組みについて、3点に絞ってお伝えします。はじめに、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けたNHKの対応についてです。新型コロナウイルスの感染拡大は、日本はもとより世界の経済・社会に大きな影響を及ぼし、不確かな情報の拡散は、人々の不安をかき立てています。こうしたときこそ、NHKは、受信料で支えられる公共メディアとして、一斉に情報をお届けできる放送に加えて、いつでも、どこでも、見逃した情報もご覧いただけるインターネットの利点も生かし、6つの柱を軸に、「真に役立つ放送・サービスを届ける使命」に応えてまいります。

  • 正確な情報を迅速に届け、安全・安心を守ります
  • 経済・社会活動への影響の軽減に貢献します
  • 学びの機会を増やして、幅広い層の“教育”に貢献します
  • 良質な娯楽番組や文化・芸術活動を届け、社会的不安の軽減に貢献します
  • 日本国内の正しい情報を世界に発信し、国際社会にも貢献します
  • 必要な放送・サービスを届ける機能の維持に万全を尽くします

 例えば、3つめの「学びの機会を増やし、幅広い層の“教育”に貢献」では、緊急事態宣言の影響で休校となった子どもたちが自宅で学べるように、Eテレで子ども向け番組のマルチ編成を行ったほか、ウェブサイト「NHK for School」や「NHKワールドJAPAN」などで、世代別・言語別のコンテンツをお届けして、学びの機会を増やしながら新しい学習方法の開発も促してきました。新型コロナウイルスとの戦いは、長期化することも予想されます。こうした危機を克服するためのNHKの取り組みについて、公式ホームページなどで公開しています。
  続いて、「NHKプラス」についてです。ことし4月1日、インターネットを利用した新たなサービス「NHKプラス」の配信を開始しました。NHKと受信契約をしている方であれば、無料で、いつでも、どこでも、何度でも、NHKの番組を楽しむことができます。「NHKプラス」は、地上放送を同時に配信する「常時同時配信」と、それらの番組を放送後に見ることができる「見逃し番組配信」の2つのサービスを実施しています。視聴者の皆さまの声も参考にしながら、「NHKプラス」を多くの人に利用してもらえるよう努めていきます。
 また、「NHKプラス」をはじめとするNHKの「インターネット活用業務の内容や実施方法などを定める実施基準」について、改定に向けた検討を進めています。これについて経営委員会では、10月15日まで、インターネットと郵便で、広く視聴者の皆さまからのご意見を募集しています。
 次に「中期経営計画」について、ご説明します。「中期経営計画」は、受信料によってNHKを支えていただく視聴者の皆さまに対するNHKの「約束」として、次の3か年の具体的な経営目標や重点方針を掲げるものです。経営委員会と執行部は、来年2021年度から3か年の中期経営計画について議論を進めており、ことし8月にNHK経営計画(2021-2023年度)(案)を経営委員会は大筋で了承し、その内容を公表して、視聴者の皆さまから意見募集を行いました。
 そのキーコンセプトは、「新しいNHKらしさの追求」です。すべての人に「安全・安心」と「正確、良質で多様なコンテンツ」を届け、信頼される「情報の社会的基盤」としての役割を果たし続けるために、5つのキーフレームを設定し、重点的に取り組みます。現在も議論は続いており、視聴者の皆さまの期待に応えることができるような計画にしたいと考えています。
 1.安全・安心を支える
 2.新時代へのチャレンジ
 3.あまねく伝える
 4.社会への貢献
 5.「NHKらしさ」を実現するための人事制度改革
 最後に、本日、皆さまからいただくご意見は、今後の経営委員会の活動の貴重な参考にさせていただきたいと思います。限られた時間ですが、どうぞよろしくお願いします。

 

 

≪視聴者の皆さまからのご意見とNHK側からの回答≫

 

(司会)
 皆さまに事前アンケートの記入をお願いしたところ、さまざまなご意見やご要望を頂戴しました。きょうは、その内容を整理して、3つのテーマを中心に伺っていきたいと思います。

 

 

テーマ1:新型コロナウイルス感染拡大の中でNHKに期待すること

【参加者】
 いつも正確で迅速な情報をいただいていますが、不確かな情報も世間では流れており、感染した方や店の方への色々な風評被害などもあります。正確な情報が十分に伝わっていないところもあると常々感じていますので、そのあたりを伝えていただけるとありがたいと思います。

【参加者】
非常に不確かな情報が流れていて悩むところです。個人攻撃につながることもありますので、「これは嘘です、誤りです」という訂正を情報として出していただけるとありがたいと思います。

【参加者】
 コロナに関しては、何が一番重要なのかをNHKに押さえてほしいと思います。一時期、感染者数だけでなく重症者数や死亡者数が大事ではないかという論がありましたが、何に一番注目して注意するべきなのかという議論が少し下火になっている気がします。NHKは常に重症者数や死亡者数を出してはいますが、コロナに関して何に一番注意しなければならないのかを掘り下げて報道してほしいと思います。

(松坂専務理事)
 正確な情報は非常に大事です。ファクトチェックに関して、間違った情報については正しい情報を流すようにしています。例えば春先にトイレットペーパーがなくなるという情報があり、国内での生産が間に合わないのではないかということもありましたが、「そのようなことはありません」という内容の報道もしました。ただ一方で、店頭からトイレットペーパーが実際になくなっている映像を見た方が、買い占めに走られるということもありました。私たちとしては、影響の出方を見ながら、「これは正しい情報ではありません」、「実際はこうです」ということを繰り返し伝えていく必要があると思っています。何が重要なのか、死亡者数や重症者数もきちんと伝えてほしいとのご意見がありました。新型コロナウイルスは、ウイルス自体の性質が非常に難しく、無症状の方もいるということもありますが、日本の死者が少ないのは客観的事実です。医療の経験などが積み重なっていることがあると思いますが、なぜここまで少ないのかは学者の間でもいろいろと意見があって、はっきりしたことが分かっていない面もあります。ウイルスについての最新の情報や皆さんが関心を持っていることについて、世界の論文なども駆使して伝えていく必要があると思います。あすの夜9時から「NHKスペシャル」で「令和未来会議『新型コロナの不安 どう向き合う?』」という番組を放送します。コロナをどこまで怖がり、今後どう行動すればよいのか、感染防止と経済活動のバランスをどう取っていけばよいのかなどについて、識者の方などの議論がありますので、ご覧いただければと思います。

【参加者】
 いろいろな数字がコロナに関して毎日出ていますが、情報の取得先や正確な情報を伝えてもらい、私たちが惑わされないような導き方をしてもらえればと常々思っています。

【参加者】
 最近ではNHKに限らず、どこもGoToキャンペーンなどが報道されがちです。そこも大切だと思いますが、医療現場など最前線で活躍・対処されている方に再度目を向けていただき、コロナに対する危機感を伝えてほしいと思っています。

【参加者】
 「感染しない」、「感染させない」ことに不安を持つ人が非常に多いと思います。感染した人に対する批判がたくさん起きてくるので、安心感が必要だと思います。「感染者がどれだけ出た」といった危機感だけでなく、お互いに感染した人に寄り添っていくようなことを伝えていただきたい。最近、クラスターが発生した高齢者施設があり、非難されるのではないかと心配したけれど、実際には励ましの言葉や手紙がいっぱい来たという記事が地元の新聞に載っていました。このようなことをNHKでも放送してもらえると、感染した人への寄り添いの気持ちが生まれ、仮に感染しても「大丈夫だ」、「そんなに心配しなくてもいい」という気持ちが醸成されていくと思いますので、そのような視点での報道をお願いしたいです。

(長谷川委員)
 皆さんのおっしゃったとおりだと思います。いらない心配を取り除くためにも正確な報道が本当に大事になってくると思います。学者の間でも意見が分かれていますので、そのような意味では、とても難しい。また片方では経済を回さなければならないというプレッシャーもあります。それだけに一番何が大事なのか、正確な報道が本当にNHKに求められていると感じます。

(小原宮崎放送局長)
 ご意見ありがとうございます。GoToキャンペーンなどに関心の対象が移っていっている現状もあるけれど、医療の現場などに立ち戻った情報も出してほしいとのご意見を伺いました。宮崎の視聴者の皆さんはご覧いただいたことがあるかもしれませんが、番組のあとの1分の時間を使って、「全力応援 宮崎人」というスポット、短い番組でいろいろな皆さんを紹介しています。この中で最近、クラスターが発生した高鍋町の保健所の職員の皆さんに出ていただきました。大変な対応をされたわけですが、どういう工夫をして、どういう形で乗り越えたのかという話をしていただきました。守らなければいけないことを、きちんと守っていれば収束に向かうというメッセージを伝えていただきました。そういった方々の活動をNHK宮崎放送局としてもご紹介しています。安心できる情報に関しては、宮崎では再び感染が拡大しないようにということで、皆さんがいろいろな取り組みをなさっています。そうした皆さんの思いや活動を紹介する取り組みは、地域放送局として特にやっていきたいと思っています。

【参加者】
 新型コロナウイルスで経済的に疲弊している企業や個人事業主もいますし、一般の方も日頃できていたサービスができないといった状況があります。正確な情報をNHKからきちんと配信してもらうことで、お互いがよい状況になっていくと思いますので、正確性を重視した報道をこれからもお願いしたいと思います。

【参加者】
 海外に比べて日本の死者数は少なく、理由をめぐって専門家の間でも意見が異なっている部分があるかもしれませんが、日本人や日本の文化などを見直す意味で参考になる部分があるのではないでしょうか。日本のよい面がやはりあり、今後の予防や治療に大いに生かしていけばよいと思います。海外と比較した上でのさまざまな情報、正確な情報を期待しています。

【参加者】
コロナウイルスは若い方からの感染が結構広がっていると思いますが、若い人たちは自分たちに症状が出ないと言われているので、ひと事と思って気をつけないところが、少し問題だと思っています。重症化された方や亡くなられた人に関する辛い気持ちを話してくれる方などを取り上げると、自分たちの行動がどのような結果をもたらしてしまうのかについて、若い人たちが自分のこととして受け止め、考えるきっかけになるのではないかと思います。

 

 

テーマ2:ネット時代のNHK

【参加者】
 私のテレビ生活を申し上げますと、「Amazon Fire TV」や「Netflix」がほとんどメインで、民間の「TVer」などで見逃し番組を見たりもしています。インターネットでの視聴は必須になると思っています。リアルタイムとオンデマンドの違いはあり、ニュース等は違うと思いますが、NHKの豊富なコンテンツをインターネットに出してもらうことは、すごく歓迎したいと思っています。

【参加者】
 テレビとインターネットの比較では、断然インターネットです。「Netflix」などは、自分の好きな時に好きな番組を見られます。その時間にテレビの前に座っていなくてもよいので、そちらの方にシフトしています。

【参加者】
 インターネットに詳しい方はすごく詳しいと思いますので、NHKには、あまりインターネットに明るくない方や、そもそもインターネットをあまり使わない方などに対するフォローを非常に期待しています。基本的にはNHKの放送は素晴らしいと思っていて楽しみに見ています。

(松坂専務理事)
 「Netflix」なども含めてインターネットに接続している現状をお聞きしました。NHKもことし4月から「NHKプラス」という受信契約世帯の方を対象にしたリアルタイムの常時同時配信や1週間の見逃し配信を行っています。そのほかに過去のNHKの番組を「NHKオンデマンド」で提供しています。一方、例えばコロナの感染拡大のときは、過去のNHKの教育番組などを学校教育で使いたいという声も寄せられましたので、そういった面も踏まえて対応していきたいと思っています。いつでも、どこでも見たいものが見られるというインターネットの特性に対応していきたいということと、高齢の方などインターネットに慣れていない方々にどう対処するかは非常に重要です。例えば「NHKプラス」のサービスでは、ご年配の方からIDやログインのことがよく分からないという問い合わせがあり、半角など入力の仕方も含めて20分から30分かけてご説明することもあります。ご高齢の方もインターネットを使い始めるとどんどん使われますので、できる限り丁寧な対応とできるだけ分かりやすいユーザーインターフェースのインターネットサービスを心がけていきたいと思っています。

 

 

テーマ3:地域放送 ほか

(小原宮崎放送局長)
 宮崎の地域放送についてご案内します。テレビの放送はニュースが中心で、1日の中で3つの時間帯に放送しています。毎週月曜から金曜まで、お昼のニュース、夕方6時10分から放送している「イブニング宮崎」、9時前に放送している「ニュース845」の3つのニュース番組を放送しています。また「昼前ほっと みやざき」という生活情報番組を毎週月曜から金曜まで昼前に放送しています。さらには年間8本程度になりますが、金曜日夜7時30分から25分サイズの番組を「みやざき熱時間」というタイトルで放送しています。色々なテーマで番組を制作しています。その拡大版として「みやざきスペシャル」という番組を年間1本から2本程度放送しています。ことしは口てい疫発生から10年で、10年を振り返る演劇がこの夏宮崎で上演されましたが、それをテーマにした「みやざきスペシャル」を昨夜放送したばかりです。これが地域放送の主なところです。
 今年度前半はコロナ報道が非常に多くなりました。少し沈静化している状況ですが、注意喚起を含めて油断しないで放送している状況です。ことしは夏の雨や台風で大きな災害があり、特設のニュースをテレビ・ラジオで放送しました。椎葉村では、まだ3人の方の行方が分からなくて大変心配している方も多いと思いますが、そのときも現場から生中継を含めて放送しました。
 「コロナ禍でも視聴者とつながる」というコンセプトで、高校3年生の最後の夏を紹介する「2020最後の夏」という企画を夕方の「イブニング宮崎」の中で紹介しました。「宮崎 ふれあわない旅」では、宮崎県内は景勝地がたくさんありますが、なるべく密になる状況を避けるために、アナウンサーやキャスターが一人旅を行い、景勝地のいろいろな魅力をご紹介しました。これは一部、九州全域でも放送されています。口てい疫から10年ということで、10年前に29万頭の牛や豚など家畜が殺処分されるという非常に辛い思い出がありますが、「29万頭からのメッセージ」として、10年を振り返る県民の声を番組で紹介しました。
 来年度に考えているのは防災・減災報道の充実です。また、ことしはイベントが中止になりあまりできていませんので、来年度は視聴者の皆さんと一緒にイベントや番組が何かできないかということで現在検討しているところです。

【参加者】
 ことしの台風10号について、「かなり危険だ」という報道が出ましたが、実際のところ被害はあまりなかったので、少し大げさな報道だったのかなと思っています。土砂災害や洪水の危険があるところに住んでいる方は当然避難していただく必要がありますが、そのような危険が全くないところに住んでいる方もかなり避難して、避難所がいっぱいになったという報道をたくさん見ましたので、正しく恐れるための報道をお願いしたいと思っています。

【参加者】
 昨晩、口てい疫の番組を拝見しました。今回のコロナについても、時間がたったからこそ話せることや共有した方がよいことはたくさんあると思います。宮崎の地域放送で考えれば、コロナに対して「それぞれの会社ではどうした」、「学校ではどうだった」、「地域ではどういうことをしたのか」などを共有して、今後このようなことが起きても乗り越えられるような、前向きになっていけるような放送をお願いしたいと思っています。災害は本当にいつ来るか分からず、私も数年前から備蓄していますが、ほかの人がどれぐらい備蓄しているかなどリアルな話はなかなか分からないので、具体性があればとても参考になると思います。

(松坂専務理事)
 台風10号については、確かに事前に言われていたよりも実際の被害が少なかったということがありました。前日の夜ぐらいまでは台風の特別警報が初めて出るのではないかと言われていましたが、後から考えると、その前に通った台風の影響で海水温が結構下がっていたこともあって、最大級まで発達しなかったということでした。非常に難しい面がありますが、私たちとしては最悪の事態を想定して、気象庁の見解などを伝えることが一番大事だと思っています。一方で、このようなことが繰り返されると慣れっこになったり、今回あったように避難所に人が殺到して本当に避難が必要な人の対応ができなくなったりしますので、地元の自治体などとも連携するような報道、本当に自分の周りが危険なのかを日頃からくみ取ってもらう平時の報道が大事だと思っています。より身近な地元局の報道が大事で、それぞれの方が自分事として捉えてもらうような報道を常日頃から心がけていく必要があると思っています。

【参加者】
 地域放送に期待することに関連して申し上げます。コロナの初期段階では報道の量が東京中心で、小池知事がメディアに露出する機会が非常に多く、感染者数も東京が非常に多い、関西が多いという状況でした。地方都市までまん延していない状況でも非常に皆さんが恐れているという状況が続いていたと思います。九州中心あるいは宮崎中心の報道の量はどうしても減ってしまったのですが、必要以上に恐れて、皆さんが街に出ない状況が長引いたのは残念に思っています。

【参加者】
 宮崎の番組は、ほんわかして非常に見ていて安心感があり、心が温かくなる番組・情報がたくさんあると思っています。世の中の暗いニュースばかりではなく、日本は素晴らしい、地域は素晴らしい、田舎は素晴らしい、宮崎は素晴らしいと思えるような番組をもっと放送してほしいと思います。

【参加者】
 NHKの番組が地域振興につながった事例をご紹介します。私は大河ドラマの大ファンで、毎回楽しみに見ています。特に一昨年の「西郷どん」では延岡市も舞台となりました。最終回とその前の回の2回は、西南戦争の和田越の決戦、西郷隆盛が宿陣した延岡市北川町の場面でした。宿陣地の場面では、鹿児島から妻・いとが訪ねてきて西郷と再会しました。素晴らしい家族愛と二人の永久の別れの場面が演じられました。西郷が宿陣した民家は、いまでは「西郷隆盛宿陣跡資料館」として延岡市が管理していますが、「西郷どん」放映の効果もあり、いまでは多くの西郷ファンが全国から訪れるようになりました。延岡市の大きな観光スポットになっています。宮崎県や延岡市は「古事記」や「日本書紀」に記載されている神話の本舞台でもあります。日本人のふるさとである神話をテーマにした番組も今後制作してもらえれば、さらに地域振興につながるのではないかと思っています。

(小原宮崎放送局長)
 地域を取り上げたドラマは、制作する側からしても、地域への恩返しが見えやすくなるので大きなチャンスと考えています。「西郷どん」の話がありましたが、昨年、「ひなたの佐和ちゃん、波に乗る!」という番組を日向市を中心に制作しました。女子高校生が主人公のドラマでしたが、そういった形でも地域を広くお知らせすることができました。ドラマについては、「この地域で制作してほしい」、「この人物で制作してほしい」というご要望はふだんからよくいただいており、実現に向けてできることを宮崎放送局で検討している状況です。「すぐに」というわけには、なかなかいかないかもしれませんが、ご要望は十分に受け止めさせていただいています。ほんわかする、安心できるというお話をいただきました。とてもうれしいです。その一つの例として「宮崎 ふれあわない旅」は、福岡からも好評で九州全域向けの放送でも紹介しています。宮崎の場合は、とにかく自然が豊かで人情も豊かで、いろいろな魅力のある地域がありますので、そういったところを少しでも紹介できるように、これからも取り組んでいきたいと考えています。

(松崎理事)
 地域局で作られた番組やニュースを全国にお届けしようという取り組みをご紹介します。NHKでは、この10月台にの後期の番組改定で、宮崎局で制作した番組などを含め、総合テレビの午前10時から「NHK地域局発」という枠を作りました。全国各地で作られた地域の番組を全国へお届けしています。また午後1時5分から「列島ニュース」という番組を作り、地域局で制作した地域向けのニュースを全国にお届けする取り組みをスタートさせました。宮崎のほのぼのとした番組を含めて全国にお届けする取り組みとして、ご紹介します。

【参加者】
 午前10時や午後1時は見ない人が多く、働いている人は見られないので、時間帯の問題も大事ではないかと思います。NHKは、民放以上に地域活性化の一翼を担っていると思っています。小さなニュースでもトピックスでもよいので、九州域ではなく全国域に対して放送してもらいたいと思っています。これから宮崎自身を活性化するためには、インバウントも含めて全国からたくさんの人に来てもらわないとダメです。宮崎県には民放が2局しかないので、NHKの全国放送は非常に大きな力です。もっと全国に放送してもらって、宮崎自身を元気にしていきたいと思います。

【参加者】
 地域の歴史や自然、食べ物などについてドキュメンタリー的に番組をつくっていただきたいです。地域の人が自分の地域を愛せるような番組にするほか、九州の方も含め全国の方が外から見たときに「宮崎には、このようなところがあるのか」と思ってもらえるような番組制作をお願いします。コロナで閉塞(へいそく)感がある時代なので、そのような番組は大事だと思います。

【参加者】
 ニュースが政治的に偏向しています。放送法第4条では、意見の分かれるようなものについては公平に取り扱うことになっていますが、NHKのニュースを見ていると、放送法第4条違反が非常に多いと思います。具体例として、去年の愛知のトリエンナーレの問題を挙げます。多くの日本人が怒ったのは、昭和天皇の写真を燃やして踏みつけるなどしたことです。芸術の自由や表現の自由は何の関係もありません。これについてNHKは、慰安婦の少女像をメインに据えて、表現への抗議であるとして、昭和天皇のことには一言も触れませんでした。明らかにトリエンナーレ側に立った報道の仕方で、最も重要なことを隠しているわけです。そのような報道はやめていただくしかない。また安保法制の時も賛成・反対がある中、NHKは反対の意見を68%取り上げています。民放はもっとひどいですが、NHKの見識として、賛成・反対は五分五分の報道をすべきだということを強く主張したいと思います。

【参加者】
 GoToキャンペーンが始まったとはいえ、まだまだ外出を控えている、特に医療・介護関係者がいる家族は外出できなくて自宅にいる時間が長いと聞いていますので、テレビを見る時間がすごく増えています。また一定以上の年齢の人は、テレビから情報を得ること、テレビを頼りにしている人も多いので、内容の検討をしていただくのはもちろんですが、昔の名作といわれるもの、面白かったと評判のよかったものなどの再放送を検討してもらえるとよいと考えています。さらに宮崎には台風がよく来て大変ですが、来る前の方が心配なので、そのあたりの情報をもっと早めに、たくさん伝えていただけたらよいと思います。

【参加者】
 いつも楽しみに見ています。ありがとうございます。

【参加者】
 NHKの報道は公正・中立・公平な情報を流していると思っています。NHKのニュースなどを拝見すると、詳しく掘り下げて話をする人がいます。そのような人をもう一人増やして、全く違う意見を同時に聞いてみるのも面白いと思います。民放のワイドショーなどとは違って騒がしくないのがNHKのよさだと思いますので、ファクトに基づいて一次情報の正確さはもちろん担保した上で、違う意見をNHKのニュースの中で聞いてみたいと思います。

(松坂専務理事)
 放送法第4条で、報道は事実を曲げないこと、公平であること、多角的に伝えることが強く求められていますし、NHKの放送ガイドラインでも、公平・公正・正確であることを掲げています。これは報道機関として非常に重要なことだと思っていますので、しっかり踏まえて多角的に伝えていくことを心がけていきたいと思っています。複数の解説委員による意見を聞いてみたいというお声がありました。ときどき解説番組の中で複数の解説委員が違う角度から話をする番組をやっていますが、ご意見を参考にさらに取り組む必要があるのかなと思っています。名作の再放送はどうかというお話がありました。確かにNHKには受信料で築き上げた過去の豊富なコンテンツがありますので、これを有効的に活用していきたいと考えています。地域の情報を全国や国際にもっと発信すべきというお話がありました。国際放送はNHKだけが行っていることです。全国ネットもNHKの非常な強みです。来年度からの新しい経営計画では、地域情報の充実・発信も掲げていますので、地域の情報を全国、世界に発信していくことについては、さらに力を入れていきたいと思っています。

(村田委員長職務代行者)
 NHKの報道姿勢、公平・公正に関しては、政治的にはさまざまなお考えの方が全国にいらっしゃるわけです。時間的に半々に伝えれば公平だというものでも必ずしもないと思いますが、さまざまな視点から情報や分析が提供され、落ち着いた環境の中で議論されるべきだと考えています。もちろん皆さんからご意見やご不満が出るでしょうから、そのようなものをできるだけ出してもらい、NHKが検討させていただくという機会をこれからも一層持っていきたいと思います。
 私の方から皆さんに2つお伺いしたいと思います。一つは、NHKのラジオにどう接しているか、あるいはどういう期待を持っているか、お考えがあればお伺いしたい。もう一つはコロナ禍でイベントができていませんが、地元でNHKにこのようなイベントをしてほしいというご希望やご要望があれば、聞かせていただきたい。

【参加者】
 ポストコロナを考えると、だんだん観光の仕方も変わってきて、人が行かないところとか体験といった方向にいくのだと思います。産業観光という話もあり、例えば大手の旅行代理店がバーチャルリアリティーなどでやっていますが、どちらかというとガイドがいて、どなたかが説明をしながら紹介するというようなやり方で、地域密着的なスポット、例えばおいしい水が飲める湧き水の場所などを取材していただき、それをインターネットだけでもよいですが、コンテンツとして全国に発信していただくと、ポストコロナの観光対策・施策としてよいのではないかと思っています。

【参加者】
 ラジオに対する期待は一つだけで、速報性です。災害の時の速報性、速達性です。もうすぐ台風が近づいてくるとなれば、とりあえずテレビをつけて待つ方が多いと思いますし、テレビも字幕だけで分かったりするので便利ですが、ラジオの方が携帯性もあり、電源が落ちても内蔵電源で聞くことができるので、ラジオでの情報発信に期待しています。地域のイベントについては、地元の魅力を掘り起こすことに尽きると思います。高校を卒業して県外に出ていく子どもたちが、どれだけ地元のことを語れるかというときの支えとして、NHKで一緒に取り組んだ体験や番組づくりが武器になるのではないかと思います。

【参加者】
 母を介護していた際、テレビを見ていた時は言葉を発することがどんどん衰えていったのですが、ラジオに変えた途端に言葉がはっきりして物事に興味を持つようになりました。これはとても顕著な変化だったので、ラジオはよいなと思いましたが、一日聞いていると、とてもニュースが多く、悲惨な事件や事故があったときに、あまりにも回数が多かったのは辛い思い出です。これからご年配の方たちがラジオ生活に入っていくのでしょうが、時報代わりのようにニュースが入ってくるのはもったいないと思いました。

【参加者】
 ラジオには携帯性があるので災害時の重要性をすごく感じています。宮崎では外国人の方たちがどんどん増えてきています。避難所がどこにあるかは分かっても、いっぱいになって入れなかったりすることがあるので、ラジオの速報性を生かして多言語対応もしていただけると、外国人の方にも役立つツールになると思います。

【参加者】
 ラジオで音楽をかけるときに当然最初には曲名を紹介しますが、エンディングで紹介しません。最初しか紹介しないので、たまたまスイッチをつけて音楽が流れていて、よい曲だからCDでも買おうかと思っても、曲名を言わないから全く分かりません。昔はこんなことはありませんでした。一つのサービスとして徹底してもらえると嬉しいと思います。

(司会)
 私事になりますが、「ラジオ深夜便」という番組を担当していて、音楽を紹介するときは、いつも最初に曲名を言い、終わってからも曲名を言うように心がけてはいます。ときどき時間が足りなくなって音楽が終わってから曲名を言わないことがあります。今後放送するときは、きょういただいたご意見を思い出して、できるだけ最後に紹介するようにします。

(長谷川委員)
 素晴らしいご意見をいただきました。来年度からの中期経営計画のスローガンの一つが「新しいNHKらしさの追求」なのですが、NHKらしい、けんかではないよい議論をというのは、公平・公正な番組を作るためにも非常に大事なことなので、会長にもお知らせしたいと思って伺っていました。ありがとうございました。

(司会)
 本日は、皆さまのご協力でさまざまなご意見を伺うことができました。長時間おつきあいいただき、ありがとうございました。最後に経営委員から全体を通してひと言申し上げます。

(村田委員長職務代行者)
 皆さんに多岐にわたるテーマについて、そして私どもがややもすると気づかないようなことについても気づきを促してもらいました。本当にありがとうございました。皆さんにお話いただいたことは、ただ伺うだけではなく、何らかの形でNHKの中でよい材料にして生かしていきたいと思いますので、今後ともご支援をよろしくお願いいたします。

(長谷川委員)
 オンラインでの語る会は初体験でハラハラ、ドキドキしていましたが、皆さんのおかげで、とてもよい具合にいきました。ありがとうございました。お礼申し上げます。

(小原宮崎放送局長)
 お忙しいところご参加いただき、誠にありがとうございました。宮崎放送局は、宮崎の視聴者の皆さんに一番近いところにある放送局です。地域の皆さんの暮らし、活動を丁寧に紹介していきたいと思っています。きょう参加された方の中にも、地域の暮らしをよくするために、いろいろと取り組まれている方がいて、私どもも取材させていただきました。そのほかにも、いろいろなご提言をいただきました。ほんわかするような情報をというのもいただきましたし、台風が来てからではなくて、その前の情報を厚めに伝えてほしいといったご意見もいただきました。確かに用意するため、構えるための情報は大切です。そのようなことも、しっかりやっていかなければなりません。地域放送局、宮崎放送局の大きな役割の一つとして、宮崎のいろいろな魅力を全国に向けて発信することは非常に大きいと思います。これからもわれわれはそうした取り組みを進めていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

<視聴者のみなさまと語る会in宮崎> 参加者事後アンケート

※全表の単位はすべて人数

質問1:性別

男 性 女 性 その他 無回答
11 4 0 0

質問2:年齢

〜10代 20代 30代 40代 50代 60代 70代以上
1 2 2 2 4 2 2

質問3:今回のイベントに参加していかがでしたか

大変満足 満足 普通 不満 大変不満
3 7 5 0 0

質問4:NHK経営委員会の仕事を知っていましたか

よく知っていた 知っていた 知らなかった その他
0 3 12 0

質問5:今回のイベントに参加して、NHK経営委員会の活動について理解が深まりましたか

深まった 変わらない わからない その他
14 1 0 0

 

 

<実施後のアンケートで寄せられたご意見>

 

内容全般について

  • さまざまなご意見を聞くことができて、大変勉強になった。
  • 参加したことでNHKの番組への関心が高まり、いろいろな方の意見が聞けたことで、視野が広がる貴重な体験だった。
  • 今まで漠然と見ていたが、NHKをとても頼りにしていることも自覚した。これからも弱者に情報を届けていただきたい。
  • 宮崎県の良さを九州、全国、世界に発信できる番組づくりをお願いする。
  • 最近クラシックや懐メロをアトランダムに聞くことができるFMがおもしろく、運転時に聞いている。来年宮崎でイベントがあると聞いて楽しみだ。
  • ニュースで使用するテロップで、交ぜ書きを使用することをやめてほしい。例えば、テロップで「ふかん的」と書いてあるが、「俯瞰」と書かないと意味が分からないのではないか。難しい字であるなら、読み仮名を振ればよい。中高生などにも勉強になる。
  • 「ラジオ深夜便」で行われるインタビューの人選が非常に偏っていると思う。いわゆる“右側”の人はなかなか呼ばれない。
  • 皇室報道などでの敬語の使い方が不適当だ。文化の破壊はやめて欲しい。
  • 若者のテレビ離れについて、個人で考えても答えがでないので、NHKで分析していただきたい。
  • おのおのの好みに合わせて視聴する時代になったのかもしれないが、インターネットと違って検索せずにすぐに情報を得ることができるテレビの良さが伝わっていないと感じる。
  • 今後は、Webをどれだけ活用できるかが鍵ではないか。
  • NHKには他局を圧倒する過去の番組資産があり、国内だけでなく海外でも基調は資料になると思うので、海外への展開も図ってはどうか。

 

オンライン開催、運営について

  • オンラインだったので、車いすを使っている自分でも参加しやすかった。皆さんの活発な意見を聞き、これからはよく考えながらテレビを見ようと思った。
  • オンラインでの開催は、遠方の方も参加しやすかったのではないか。技術的な面をクリアする必要はあるが、オンラインの強みを生かして、幅広い地域と世代から意見が聴けるとよい。
  • オンライン開催ならではのハプニングもあったが、オンラインならではの工夫もあると、新しい時代に即した「視聴者のみなさまと語る会」になるのではないか。
  • 自宅からの参加は、有意義でオンライン開催は非常に有効だと感じた。
  • 通信トラブルはあったが全くつながらないことはなく、許容範囲だったと思う。
  • オンライン開催で、ネットワークの接続が悪い時もありましたが、特に問題はなかった。
  • 参加者のインターネット環境がさまざまなので、スムーズな運営が難しかったのではないか。
  • 経営委員が視聴者の意見に対して、真摯(しんし)に向き合っており、とてもありがたい。オンラインではあったが、直接声を届けることができた貴重な機会だった。
  • 視聴者からの質問・要望に対するNHKの対応は素晴らしいものだった。
  • 女性の参加者が少ないと思った。
  • 司会者が一人ずつ、全員から意見を聴いていたため、時間がかかる印象だった。
  • 楽しく参加したが、発言の機会が少なかった。テーマを絞り込んで、すべての参加者から意見を聞き、時には討論する場を持ってもよいかと思う。
  • 参加者数の割に時間が短く、発言の機会が少なかった。
  • 司会から発言者を指名するやり方では、広範囲に意見を聞くことは難しいのではないかと思った。最後に自由に意見を述べる時間を設ければ、より建設的で多様な意見や提言が出ていたに違いない。
  • 司会者が発言者を指名していたので発言の機会は限られていたが、最後に自由に発言できる時間があったので、問題はない。
  • 冒頭にNHKの概要や登壇者たちの自己紹介があり、90分では短過ぎたと思った。最後の講演会の時間も議論に充ててほしかった。
  • 事前アンケートをもっと活用してほしかった。
  • このような状況下でも、開催できたことは非常に良かったと思う。