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2020年度 第1回
視聴者のみなさまと語る会in旭川
(2020年9月12日(土))

 

<会 合 の 概 要>

 「経営委員会による受信者意見聴取」の2020年度第1回は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、初めて、パソコン等を使ってご自宅等からオンラインで参加いただく形で開催した。
 道北地域を中心とした北海道にお住まいの方を対象に、「新型コロナウイルス感染拡大の中でNHKに期待すること」、「ネット時代のNHK」、「地域放送のあり方」をテーマに、公募による17組18人の視聴者から意見を聴取した。

 

<会 合 の 名 称>

視聴者のみなさまと語る会in旭川

 

<会 合 日 時>

2020年9月12日(土)午後2時〜3時35分

 

<出  席  者>

〔参 加 者〕

視聴者の皆さま17組18人

〔経営委員会〕

森下 俊三  (委員長)

 

井伊 雅子  (委員)

〔執 行 部〕

正籬 聡   (副会長)

 

中田 裕之  (専務理事)

 

長ア 尚人  (旭川放送局長)

〔 司 会 〕

柴田 祐規子   アナウンサー

 

<開 催 項 目>

 以下のとおり進行した。

 

1 開会あいさつ

2 経営委員による説明

   協会の基本方針、その他協会の運営に関する重要な事項について

3 意見の聴取

 (1)「新型コロナウイルス感染拡大の中でNHKに期待すること」について

 (2)「ネット時代のNHK」について

 (3)「地域放送のあり方」について ほか

4 閉会あいさつ

 

 「視聴者のみなさまと語る会」終了後、「『チコちゃんに叱られる!』の舞台裏」と題して、西ヶ谷力哉プロデューサーによる講演会を開催した。

 

<概要・反響・評価>

  • 公募の結果、ホームページを通じて21組27人から参加の申し込みがあり、全員に参加案内を送信した。

  • 当日は17組18人が参加し、「新型コロナウイルス感染拡大の中でNHKに期待すること」、「ネット時代のNHK」、「地域放送のあり方」など、NHK全般について意見や提言を募った。

  • 参加者からは、「新型コロナウイルス関連の報道について」「NHKプラス」「インターネットの活用」などについて、多岐にわたる意見や提言が寄せられた。

  • 語る会終了後に行ったアンケートには、13人から回答があった。主なアンケートの結果は次のとおり。

    <参加者の満足度>
     「大変満足」1人、「満足」9人、「普通」2人、「不満」1人、「大変不満」0人

    <経営委員会の仕事について>
     「今回のイベントに参加して、経営委員会の活動について理解が深まりましたか」との質問に対し、「理解が深まった」との回答が9人からあった。


◆協会の基本方針・重要事項の説明

(井伊委員)

 経営委員会の役割やNHKの活動について、説明いたします。はじめに、NHKの経営がどのような体制で行われているか、説明いたします。NHKの経営委員は放送法という法律に基づき、国会の同意を得て、内閣総理大臣から任命されています。さまざまな分野や地域から選ばれた12人の委員がいます。経営委員会では、中期経営計画や予算・事業計画など、経営の重要な事項について議決するほか、NHK会長の任命も行います。会長や副会長、理事などが、決められた方針にそってNHKを運営できているかどうかをチェックすることも私たちの仕事です。また経営委員の中から、監査委員が任命され、経営委員と会長をはじめ役員の職務の状況を確認しています。私たち委員は、NHKの経営にあたり、視聴者のご意見もふまえ、適切な判断や検討を行うことが求められています。これまで各地に赴き、皆さまから直接ご意見を伺う会合を開いてきましたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、皆さまにお集まりいただくことが難しい状況であることから、今回はインターネットで皆さまとつなぎ、ご意見を伺う会合を開催することになりました。
 NHKは皆さまがお支払いになる受信料で運営されています。税金でも広告収入でもなく、皆さまに公平に負担していただく受信料だからこそ、特定の利益や意向に左右されることなく、公共放送NHKとしての役割を果たすことができます。このような考えから、テレビをお持ちの方は、NHKと受信契約していただくことが法律で定められています。そして、ことし10月から地上契約、衛星契約、それぞれの受信料を2.5%値下げします。NHKでは、引き続き、受信料の公平負担の徹底に向けて、努力を続けてまいります。
 続いて、NHKの主な取り組みについて、3点お伝えします。はじめに新型コロナウイルス感染拡大防止に向けたNHKの対応についてです。新型コロナウイルスの感染拡大は、日本はもとより世界の経済・社会活動に大きな影響を及ぼし、不確かな情報の拡散は、人々の不安をかき立てています。このようなときこそNHKは、受信料で支えられている公共メディアとして、一斉に情報をお届けできる放送に加えて、いつでも、どこでも、見逃した情報もご覧いただけるインターネットの利点も生かし、6つの柱を軸に、「真に役立つ放送・サービスを届ける使命」に応えてまいります。

  • 正確・迅速な情報で安全・安心を守る
  • 経済・社会活動への影響の軽減に貢献
  • 学びの機会を増やし、幅広い層の“教育”に貢献
  • 良質な娯楽番組や文化・芸術活動を届け、社会的不安の軽減に貢献
  • 国内の正しい情報を発信、国際社会にも貢献
  • 放送・サービス機能の維持に万全

 例えば3つめの「学びの機会を増やし、幅広い層の“教育”に貢献」では、緊急事態宣言の影響で休校となった子どもたちが自宅で学べるように、Eテレで子ども向け番組のマルチ編成を行ったほか、ウェブサイト「NHK for School」や「NHKワールドJAPAN」などで、世代別・言語別のコンテンツをお届けし、学びの機会を増やしながら新しい学習方法の開発も促しました。新型コロナウイルスとの戦いは、長期化することも予想されます。このような危機を克服するためのNHKの取り組みについて、公式ホームページなどで公開しています。
 続いてNHKプラスについてです。ことし4月1日、インターネットを利用した新たなサービス「NHKプラス」の配信を開始しました。NHKと受信契約をしている方であれば、無料で、いつでも、どこでも、何度でも、NHKの番組を楽しむことができます。「NHKプラス」は、地上放送を同時に配信する「常時同時配信」と、それらの番組を放送後に見ることができる「見逃し番組配信」の2つのサービスを実施しています。視聴者の皆さまの声も参考にしながら、「NHKプラス」を多くの人に利用してもらえるよう努めていきます。
 最後に、中期経営計画についてです。NHKでは、来年度、2021年度からの3か年の中期経営計画の策定に向けて、議論を行っています。そして、ことし8月にNHK経営計画(2021−2023年度)(案)を経営委員会は大筋で了承し、その内容を公表して、視聴者の皆さまから意見募集を行いました。そのキーコンセプトは、「新しいNHKらしさの追求」です。すべての人に「安全・安心」と「正確、良質で多様なコンテンツ」を届け、信頼される「情報の社会的基盤」としての役割を果たし続けていくために、5つのキーフレームを設定し、重点的に取り組みます。
 <公共メディア・NHK 5つのキーフレーム>
 1.安全・安心を支える
 2.新時代へのチャレンジ
 3.あまねく伝える
 4.社会への貢献
 5.「NHKらしさ」を実現するための人事制度改革
 最後に本日、皆さまからいただくご意見は、今後の経営委員会の活動の貴重な参考にさせていただきたいと思います。限られた時間ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

≪視聴者の皆さまからのご意見とNHK側からの回答≫

 

(司会)
 皆さまに事前アンケートの記入をお願いしたところ、さまざまなご意見やご要望を頂戴しました。きょうは、その内容を整理して、3つのテーマを中心に伺っていきたいと思います。

 

 

テーマ1:新型コロナウイルス感染拡大の中でNHKに期待すること

【参加者】
 公共放送ということもあり、かなり質の高い情報を提供していると思いますし、QRコードが常に出ているのもよいことだと思います。時間の制約もあると思いますが、短い時間で日本国内全体の細かい情報が分かるようにしてほしいです。

【参加者】
 新型コロナウイルスの感染拡大や異常気象などいろいろな問題が起きている中で、全国のことだけでなく地域に特化した情報も報じてほしいです。また、「NHKプラス」は、受信料を支払っていれば無料で見られるのはとてもよいことだと思います。

【参加者】
 新型コロナウイルスに関して、病院や観光業が大変だと放送されていますが、ほかにも苦労している現場はたくさんあると思います。例えば、学校や幼稚園、市役所も新しい政策ができて混乱していますし、もっとほかにも苦労している現場はたくさんあると思うので、「みんな頑張っているから、みんなで頑張ろう」という明るいニュースになればよいと思っています。

(正籬副会長)
 地域の情報をもう少し全国にも発信していけないかと考えており、数か月前から「おはよう日本」では、「地域発ニュース」というコーナーを設けて、前の日の地域の話題を4、5本お伝えしています。また、昼の地域ニュースを全国放送でも流しています。今は、10月からの番組改定に向けて検討を行っているところですが、地域で制作した30分程度の番組やニュースを全国放送でもお伝えしたいと考えています。あわせて、「NHKプラス」でも、整備に費用がかかるので時間はかかりますが、来年から地域番組の見逃し配信等ができるように、少しずつ整備を進めていきたいと考えています。

(森下委員長)
 経営委員会としては、毎年、放送番組編集の基本計画を策定する際に、東京中心で番組をつくるのではなく、できるだけ多様な地方の番組を取り上げてほしいと意見を述べ、番組編成をしていただいています。地域ごとの番組編成は、かなりできてきているのではないかと思いますが、さらに細かな地域放送に努めてほしいと考えています。

(中田専務理事)
 地域放送局は地域向けの放送も行っています。北海道でいうと、道内全域のブロック放送を平日朝は7時45分から、昼は0時15分から、夕方は6時10分から50分間ニュースを放送していますし、金曜夜7時30分からも毎週放送しています。さらに北海道は広いので、平日夕方6時50分から5分間、旭川を中心とした道北地域などに特化した情報を放送しています。地域情報の発信はこれで十分ではないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、限られた中でさまざまな情報を伝えていきたいと考えています。
 新型コロナウイルスで苦労している現場は病院、観光業だけでないとのご指摘は、本当にそのとおりだと思います。学校や幼稚園の感染防止対策は大変で、市役所や役場も業務が増えています。保健所の業務繁忙はよく取り上げていますが、そういったところも含めて、これからも目を配っていきたいと思います。「大変だ、大変だ」というだけではなく、「頑張っているので、お互い頑張りましょう」と勇気を与える放送も大事だと思っていますので、引き続き、心に留めて放送を出していきたいと思います。

【参加者】
 NHKに不満はありません。一番頼りにしている発信元だと思っていますので、このまま公正な報道を続けてもらいたいと思います。地域発信の情報がもっと欲しいという意見も多いと思いますが、北海道は広いので今ぐらいが限界ではないかと思っているところです。どこかに偏ることなく、公正な報道をしてもらえれば、それでよいと思います。

【参加者】
 新型コロナウイルスの感染拡大で、「NHKのど自慢」や連続テレビ小説、「うたコン」などが再放送になっています。知恵を出していると当初は感じていましたが、少し飽きてしまいました。突然の状況に対応するのに苦労していると思いますが、もう少しパワーを発揮してもらいたい。特に、連続テレビ小説については、直後の番組で出演者の紹介をしており、私からすれば行き過ぎではないかと思います。連続テレビ小説が終わったあとは、違う番組を放送してほしいです。

(正籬副会長)
 公正な報道を続けてほしい、地域も偏ることなく放送してほしいというのは、そのとおりだと思います。特定の考え方に偏ることなく、違うモノの見方や意見がある場合は多角的にきちんと伝えることで、本質を考えてもらう報道や番組を目指していきたいと考えています。地域的にも偏りがないようにするために、国内に54局ある放送局のネットワークを生かして、いろいろな地域の話題や課題を取り上げていきたいと考えています。
 連続テレビ小説や「うたコン」、「NHKのど自慢」が予定どおり放送できないことについては、われわれもじくじたる思いでいます。新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、ドラマの収録は1シーンごとに換気をするなど気をつかいながら進めており、制作にとても時間がかかっていますが、連続テレビ小説「エール」の放送は来週月曜日から再開します。「NHKのど自慢」は、受け入れていただく各自治体と話し合いながら、どのようにしたら再開できるか模索しているところです。皆さまにパワーを与えられるような「NHKのど自慢」や連続テレビ小説、「うたコン」をお届けできるように頑張っていきたいと思います。

 

 

テーマ2:ネット時代のNHK

【参加者】
 「NHKプラス」は、始まって間もなくしかたがない面もありますが、首都圏に特化しすぎていると感じます。そのような形から始めるのは分かりますが、地域別に切り替えて、各地域の番組を見ることができる機能があると非常に助かります。もちろん、自分たちが住んでいる地域の情報を見逃し配信で見たいこともありますが、他の地域の情報を特化して見たい場合もあります。費用がかかるとのことで急ぐことはありませんが、できればそういったサービスをしていただきたいと思います。

【参加者】
 私の家族は全国各地に分かれて住んでいますが、5月に「クローズアップ現代+」で新型コロナウイルス関連の番組を放送していた際に「あれを見た?」などと共通の会話ができたことが、ありがたかったです。そのような意味で見逃し配信の機能はありがたいと思っています。一方で、世帯数が増えてくると、各世帯で受信料を支払わなければなりませんので、例えば、下宿している大学生には、学生割引があるとうれしいと思っています。
 大学生などは、テレビを見ずにインターネットで情報を取っているので、良質なテレビ番組があれば、「ウェブでも見られるよ」と紹介して、見たりしています。一方、祖母の世代や自分の子育て時代を振り返ると、リアルタイムで情報がテレビで流れている安心感もありました。高齢者にとっての日中にほっとする番組、食事の時間帯に安心して見られる番組などは、その時間、その場で見る必要がありますし、ニーズがあります。だからこそ役に立つ番組と、自分の好きな時にアクセスしてゆっくり見ることができる番組の2つがあるととてもありがたいと思います。私たちはインターネットで情報収集しますが、高齢者にとってはNHKで放送されていたというひと言はとても安心を与えてくれるものなので、インターネットとテレビのハイブリッドで番組づくりをお願いしたいと思います。

【参加者】
 高齢者には、インターネットを使っていない人や、パソコン自体を持っていない人もかなりいると思います。私自身は、新型コロナウイルス関連の特設サイトもよく見ていますが、現状として高齢者には見られていないところがあると思います。インターネットに対してテレビには「dボタン」があり、テレビを持っていれば誰でも使うことができますが、高齢者は意外と理解していないのが現状だと思うので、折々に放送で使い方を説明してほしいと思います。放送は時とともに流れてしまいますが、「dボタン」の特徴・長所はことばが止まった状態ですべて見られることですので、聞きもらしや見落としを補完できますし、新聞と違って必要に応じて情報が更新されていますので、高齢者でもパッと見ることができると思います。

【参加者】
 私は地域メディアの仕事をしています。新型コロナウイルスに関しては、地域によって欲しい情報が違うので、身の回りの手の届く情報や自治体ごとの情報をきめ細かく発信するために、インターネットをうまく活用する方法があるのではないでしょうか。また、海外に行くことができないからこそ、海外の情報をきめ細かく発信する役割もNHKにはあると思います。

(正籬副会長)
 「NHKプラス」の夕方ニュースは、首都圏の放送になっています。設備の問題で今はできていませんが、将来的には地域の放送を見られるようにしていきたいと考えています。費用も相当かかりますので、まずは見逃し配信で地域別の番組を見ることができるように、来年度からトライして、ニーズなども計りながら、地域の番組を「NHKプラス」で見やすいようにするために努力していきたいと思います。
 高齢者にとってはくつろいだ時間にリアルタイムで見られる、若い人たちにとっては後で「NHKプラス」やオンデマンドでも見られる、といったようにテレビとインターネットがよいハイブリッドになるように考えていきたいと思います。若い人たちはあまり長い動画を見ないのでショート動画を、難しい話は字にしたテキストコンテンツをというように、放送とインターネットが行ったり来たりできるようにつなげて、検索しやすいようにしていきたいと思っています。
 災害や天気予報で「dボタン」を使ってくださる高齢者の方も多くいますが、ニュース・防災アプリの使い方だけでなく、テレビのリモコンの何色のボタンを押すと、どのような情報が得られるのかなどのデータ放送の使い方についても伝えていくことが重要だと、ご意見を伺って思いました。
 新型コロナウイルスの感染拡大で、海外に対する関心が非常に高まり、衛星放送などの海外情報も非常に見られるようになりました。10月からの番組改定では、海外ニュースをまとめたものを伝える時間帯も考えてみたいと思っています。

(中田専務理事)
 同一生計で離れて暮らす家族は、受信料が半額になる家族割引という制度があります。学生や単身赴任の方が対象になっています。もしご利用されていない場合は、最寄りの放送局に連絡していただければすぐに手続きできますので、ご利用ください。
 北海道は広域の情報がどうしても多くなり、きめ細かいローカル放送の時間は1日5分しかありませんので、北海道の情報発信としてインターネットを使ったトライアルを行っています。帯広放送局では、まずインターネットで「こういうことを取材してほしい」という地域の視聴者のニーズを受け取り、それを取材してインターネットに掲載し、帯広放送局の5分のローカル枠で放送してから、全北海道で放送するといった形で、放送に結びつける取り組みを始めました。この取り組みを旭川放送局も含めて全北海道に広げていきたいと思います。これからも地域情報にインターネットを活用していきたいと考えています。

(井伊委員)
 大学で教えている学生たちと話していると、ほとんど新聞もテレビも見ておらず、ニュースはSNSで見ています。学生たちには、SNSの情報は本当に正しいのか、真実を伝えているのか、客観性があるのかといった保証がないと伝えています。その点、NHKは専門家が取材して正しい情報と判断されたものが伝えられているという信頼感があります。SNSも重要なソースだと思いますが、公共放送の利点も生かしてほしいと思っています。またSNSのデメリットの一つに、自分の関心がある情報しか入ってこない面があります。一方、公共放送のニュースは、自分の関心のある情報だけでなく、世の中で重要だと思われていること、大切なテーマを伝える役割もあります。「NHKプラス」が始まりインターネットでも公共放送のニュースを見ることができるようになったので、バランスが取れた信頼できる情報は何かを、比べて見るのもよいのではないかと思います。
 私は医療政策を専門にしていることもあり、新型コロナウイルス感染症に対する偏見や差別の問題を心配しています。日本人は健康情報に関心はあるのですが、意外とヘルス・リテラシー、健康情報を入手して理解して評価して活用するための能力が低いと言われています。識字率も教育レベルも国際的には高いのに、なぜヘルス・リテラシーが低いのかをめぐっていろいろ研究がされています。ヘルス・リテラシーを向上するという意味でも、NHKという公共放送は重要な役割を担っているのではないかと思っています。

 

 

テーマ3:地域放送のあり方 ほか

【参加者】
 NHKはすばらしい番組を放送していて、特に文化や科学については本当に感心して見ています。新型コロナウイルスに関しては、事実をそのまま伝えることは非常に大事だと思いますが、もっと裏にあるところまで語ってほしいと思います。日本は教育水準が高く、PCR検査も実施しようと思えば数か月もたたないうちにできるようになると思います。ところが、検査不足と言われながら全然進んでいかないのはなぜなのかということを多くの国民が疑問に思っていますし、日本の現状がなぜそうなっているのかという背景的なことにも目を向けて、いろいろな専門家の意見を聞くところまで広げていってほしいと思います。

【参加者】
 新型コロナウイルスに関して、日本人は他の国民の生活の様子がほとんど分かっていません。例えば、私は中国の武漢に住んでいたことがありますが、そこでの生活では大変苦労をしました。中国での取材には非常に苦労があると思いますが、NHKだからこそいろいろな取材をして、国民に知らせてほしいと思います。
 NHKの放送で「北海道は」という表現がよく使われています。例えば、天気予報で「北海道は雨」と言うことがありますが、道東は降っていても道央は降っていなかったりします。東北6県より大きい北海道ですので、今後は道東や道央などの地域に区切った表現をしていただきたいと思います。
 また、アイヌ民族などが北海道の森林を守ってくれたことを、日本人は知りません。NHKは日本の歴史を教えていただくとありがたいです。

【参加者】
 北海道は大きいので、各地のことを放送してもらえると親近感を抱くことができます。できれば、自分が住んでいる地域の情報をもっと細かく教えてもらいたいです。また、私の家族は転勤族なので、旭川の情報や催しをたくさん放送してもらえるとありがたいと思います。違う地域から来た人でも、ボランティアなどの細かい情報も発信してもらえると非常にありがたいと思います。

【参加者】
 スマートフォンからも受信料が徴収されると聞きました。私は知りませんでしたが、スマートフォンやカーナビが受信料支払いの対象となっていることが国民にどの程度浸透しているのでしょうか。また、広報体制はどうなっているのか、受信料徴収の平等性についてどのように担保されているのか、教えていただきたい。あまり知られていないのであれば、市町村の広報やスマートフォン会社やカーナビ会社と連携することなどが考えられるのではないかと思います。
 新型コロナウイルスに関して、数日前、NHKの番組で、10年ぐらい前に新型感染症が流行した時に、今回と同様な問題点や対策は指摘されていたのに、ほとんどフォローされずに過去の経験が生かされなかったと伝えていて非常に驚いています。一方、韓国などでは継続的な対応をしたため、検査等で相応の成果を出しています。仮に政府が対応策を怠ったとしても、第4の権力と言われているマスコミであるNHKが、対応策をチェックして犠牲者が少なくなるような放送をすればよいのではないか思いますが、どのように考えているか教えていただきたいと思います。

(長ア旭川放送局長)
 北海道は夕方6時50分からの5分間で局ごとに各地のニュース・情報を伝えています。北海道で活躍している方々、自分の強い意志で発信しようとしている方々を丹念に取材していくことが、私たちの役割だと思っておりますので、旭川放送局も頑張っていきたいと思います。
 アイヌ民族に関しては、先月はじめに総合テレビ金曜7時30分から、北海道ブロックの番組「北海道道」で、「ウポポイ」がオープンしたことを取り上げました。アイヌ民族についてもさまざまな機会に取材したものをしっかりと発信していきたいと思います。

(正籬副会長)
 PCR検査が進まない背景にもきちんと目を向けて、事象だけでなく背景にも踏み込んだ報道をしてほしいというご指摘は、そのとおりだと受け止めています。ニュースや番組で伝えていますが、まだまだ浸透が足りない部分もあり、時間がたてば局面も変わるので、物事の本質が分かるためにはいろいろな角度から背景にも迫っていくことが重要だと考えています。
 中国での取材は、国の体制が違うので非常に難しい面もあります。そのような中でも、例えば「封鎖都市・武漢〜76日間 市民の記録〜」や「中国 武漢 ICU医師の闘い」などの番組を放送しており、できる範囲のことは伝えているつもりです。いろいろな制約がある中で、これからも武漢の様子も含めて取材していきたいと思っています。
 NHKでは、NHKスペシャル「パンデミック 激動の世界 ウイルス襲来 瀬戸際の132日」という番組で、緊急事態宣言が出るまでの132日間はどうだったのかという検証番組を2回にわたって伝えました。その中で、10年前に専門家のグループが行った提言が今に生かせていないことを事実として提示しました。毎日起こる目の前のことを伝えることはもちろんですが、節目でなぜこうなったのかを検証し、視聴者に見ていただくことで次の経験にいかせるように検証することもメディアの役割だと考えています。これからも、節目でさまざまな課題について、ニュースや番組で検証していきたいと思います。

(中田専務理事)
 ワンセグ機能が付いている携帯電話やスマートフォンは受信契約の対象になりますが、その方が自宅にテレビを持っていれば、受信契約の必要はありません。テレビをお持ちではなく、ワンセグ機能の付いたスマートフォンだけを持っている方は、受信契約をいただくことになっています。どれだけの皆さまがご存じかというと不十分かもしれませんが、NHKは受信料の公平負担の徹底に向けて、受信料について理解をいただくための広報を、テレビ等で行っています。テレビを見ない方にも、訪問要員が投かんする資料の中に受信料制度についてのパンフレットを入れたり、地元の新聞やケーブルテレビの事業者と連携して、番組案内とともに受信料に関する案内をお送りしたり、テレビ以外でも理解をいただく広報活動は行っています。引き続き、公平負担の徹底に向けて、さまざまな努力をしていきたいと考えています。

【参加者】
 NHKスペシャルなど、かなり質の高い番組をつくっていると思います。NHKオンデマンドは「特選」と「見逃し」のサービスがあり、今年度から2つのサービスが1つになり、月額990円になりました。NHKオンデマンドには、かなりの時間を費やして取材した魅力のある番組がたくさんありますが、受信料を支払った上に、さらに料金を支払うのはどうかというところがあります。
 また、地上放送や衛星放送、インターネットといろいろな媒体がありますが、衛星放送は元々、難視聴地域の対策として実施したものでしたが、方向転換しました。衛星波では専門的な番組を放送しており、専門的であるがゆえに興味深いものも多いのですが、視聴しようと思うとさらに料金がかかってしまいます。昨今のコロナ禍で番組制作もうまくいかないという状況もあると思うので、番組をサイマル放送で流し、料金も現在は二重三重に取られているので、受信料を分かりやすく一元化し、もう少し抑えていただきたいと思います。
 また、質のよい番組をアーカイブスにもっと残していただき、気軽に見ることができるシステムをつくってほしいです。その中には、例えば北海道の地域性の高いもの、アイヌの方々の歴史など、踏み込んだ番組を残していけば、接する機会も増えてより理解が深まるのではないかと思います。

【参加者】
 この会に参加したことで、大変収穫がありました。「NHKプラス」や「dボタン」、ワンセグ機能のあるスマートフォンの受信料のことなどが分かり、企画自体を身近に感じました。
 ニュースはどのチャンネルを見てもほぼ同じことを繰り返していますが、NHKの独自性は文化番組や科学番組にあると思います。ほかのチャンネルでは見ることができないので、いま以上に力を入れてほしいです。海外の子どもたちの実情は、ユニセフの機関紙などを見るとかなり詳しく報道されていますが、なぜ日本では報道されないのかと感じています。NHKだから知りえる海外の子どもの事情、飢餓の状態、紛争の中で苦しむ状態などを放送してもらえると、多くの国民の意識は変わってくるのではないかと感じています。NHKが持っているよさを発揮してほしいと思います。
 テレビ・ラジオの放送だけでなく、放送局そのものもとても身近に感じています。旭川放送局には、ハートプラザギャラリーに絵の展示を見に行ったり、今は休んでいますがNHK放送合唱団が練習したり、放送局そのものが地域文化の中心になっていくという面も、充実させていただきたいと思います。

(正籬副会長)
 NHKの独自性を追求すべきとのご意見は、そのとおりだと受け止めています。次の中期経営計画案でも「新しいNHKらしさの追求」として、他の民放とまた違った、よいコンテンツを追求していきたいと考えています。なかなか視聴率に反映しないような伝統芸能の番組なども含めて、きちんと伝えていくことはNHKの役割です。また、自然番組や科学番組は経費もかかりますが、貴重な受信料を使ってよい番組を届けていきたいと考えています。海外の情報を伝える番組は、10月からの番組改定で、さらに力を入れていきます。
 放送局が地域文化の中心になってほしいというご指摘に関しては、視聴者とのコミュニケーションをどうやって深めていくか、地域の放送局が視聴者との結びつきをいろいろな形で深めて、視聴者の少しでも役に立てる放送局を目指したいと考えています。

(中田専務理事)
 NHKオンデマンドについて、受信料でつくった番組を見るのにどうして追加の料金が必要なのかというご意見がありましたが、今の日本の法制度では、インターネットで配信する番組は放送権料が別に必要なほか、放送を出す設備とインターネットで配信する設備も別のものが必要で、維持する費用もかかります。番組の制作費としていただいているというより、インターネットにかかる費用を負担していただいているという考え方です。ただ、そういったご意見も多く、衛星放送も含めて一元化してはどうかという提案もいただいていますので、今後の研究材料とさせてください。

【参加者】
 私は、何人かの若い人から、本当にNHKは正しい情報を伝えているのだろうか、という話を聞きました。例えば数年前、NHKの経営陣の方が「政権が右と言えば左と言うことはできない」と述べたり、経営委員が、「今回のつくり方に極めて問題があると思う」などと前会長に発言し、それに関する文書の情報開示も拒否したりしています。受信者であるわれわれの意向を無視して経営委員が情報公開を拒否することについて、どのように考えているのでしょうか。

(正籬副会長)
 われわれは事実を丹念に追いかけ、伝える努力を積み重ねて、いまのNHKがあると思っています。一つのモノを見るときに、できるだけ多くの角度から事実を提示し、視聴者に見ていただく。モノの見方は視聴者の方々それぞれあると思いますが、その判断なり見方が深まるような事実を提示することで、公平・公正で多角的に物事を伝えていくことを徹底しているつもりです。これからも追求していきたいと考えています。情報公開については、経営委員会が判断されたことと受け止めています。

(森下委員長)
 経営委員会の議事録は基本的にすべて公開しています。ただし、個人情報や利害が絡む内容など、第三者に影響が出るようなことは、例外的に非公表にするという規定があり、それに従って今回は非公表という扱いになりました。しかし、会長に注意したことは非常に大事なことなので、どのような議論があり、結論を出したかを整理して、状況が分かるような議事録を公表しました。十分にご理解していただけなかったことについては、もっときちんと説明すべきだったと反省しています。

【参加者】
 「道内の放送局から」という番組をつくってはどうか、またあまりネタがないのであれば、「今週の北海道」という番組名で土曜日に放送すればよいのではないかと思います。ことし「ウポポイ」がオープンしましたので、「今週のウポポイ情報」として、ひと月ぐらい続けたらどうかと思います。道内各地にあるアイヌ居住地の方がリポーターになってくれれば、なおよい番組になると思いますし、ひと月ぐらい続けると、全国の方の認識が強くなるのではないかと思います。

(長ア旭川放送局長)
 すぐに実現するかどうかは別として、話し合ってできるところから始める可能性は十分にあると思います。貴重なご意見として、受け止めています。

(司会)
 本日は、皆さまのご協力でさまざまなご意見を伺うことができました。長時間お付き合いいただき、ありがとうございました。最後に経営委員から全体を通してひと言申し上げます。

(森下委員長)
 きょうは本当にたくさん貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。放送の内容については、正籬副会長と中田専務理事からいろいろ話がありましたが、経営委員会は、年間の放送計画、番組編成計画をつくるときに、「このような姿勢であってほしい」という考えを示しています。その中には、できるだけ海外のいろいろな情報を届け、あるいは海外に発信してほしいという考えを伝えていますし、特に地域放送をもっと充実してほしいということを常々申し上げています。現在の経営計画でも多様な地域社会への貢献を重点項目にしており、できるだけ地域放送を充実させていこうとしています。12人の経営委員は各地域から選出されており、地域の視点に立って発言をしていますし、これからも執行部に対して伝えていきたいと思います。きょうは、たくさんのご意見をいただき、本当にありがとうございました。

(井伊委員)
 旭川放送局が地域文化の中心の一つになっていると聞き、今回放送局に伺えずに本当に残念だと思いました。貴重なご意見は経営委員会でも共有します。皆さまの視野がとても広く、知識も豊富なので、大変感心しました。NHKのホームページにご意見をお送りいただくコーナーもあるので、今後とも貴重なご意見・アドバイスなどを聞かせてください。私たちもさらに努力していきたいと思います。本日は、本当にありがとうございました。

 

 

<視聴者のみなさまと語る会in旭川>参加者事後アンケート

※全表の単位はすべて人数

質問1:性別

男 性 女 性 その他 無回答
11 2 0 0

質問2:年齢

〜10代 20代 30代 40代 50代 60代 70代以上
0 0 0 4 1 3 5

質問3:今回のイベントに参加していかがでしたか

大変満足 満足 普通 不満 大変不満
1 9 2 1 0

質問4:NHK経営委員会の仕事を知っていましたか

よく知っていた 知っていた 知らなかった その他
0 6 6 1

質問5:今回のイベントに参加して、NHK経営委員会の活動について理解が深まりましたか

深まった 変わらない わからない その他
9 3 0 1

 

 

<実施後のアンケートで寄せられたご意見>

 

内容全般について

  • NHKが視聴者と意見を交わすことはとても大事なことだと思った。
  • 経営委員長をはじめ理事の方々とじかに話せたことは光栄だった。
  • 個別の番組作成の元になる中長期的な計画や方針が検討されていることがよく理解できた。また、このようなイベントが重ねて行われることを希望する。
  • 中学生の娘と2人で参加予定だったが、部活からの下校が間に合わず1人での参加となった。短い時間だったが、真剣に耳を傾けていただき、きちんと視聴者の意見を取り入れようという姿勢が感じられて好感を持った。
  • 受信料の世帯割引について説明があったが、調べてみると同一生計で同じ口座からの引き落としのものとのこと。大学生に、本人名義の口座から支払うことで家計管理を身につけてほしいと思っているので、「学生割引」の制度があればよいと思う。若者が受信料の支払義務を果たしてまで見たいと思う番組づくりにもつながると思うので検討いただきたい。
  • インターネットを使えない人にも正しい情報を伝えることが公共放送の役目だと思う。特に医療、福祉、健康等について、これからも正しい情報発信をお願いしたい。疾患や自殺等の問題を発信するときは、必ず各都道府県にある相談窓口や、相談できるところの検索のしかたをセットで流してほしい。
  • 高齢者世代にとっては、NHKで放送したことの安心感は絶大。安心して信じられるよい番組を放送し、このような人々を支えるチャンネルになってほしい。
  • 公平・中立を維持しつつ番組を深掘りする要望に応えるのは大変な苦労があると実感したが、日本の知の一角を担っているNHKには大いに期待している。
  • 見たい時に見たい番組を得られるAmazonプライムビデオ、Netflix、huluなどのサブスクリプションが便利で多用しているが、NHKは、緊急事態宣言下での良質なコロナ関連番組などのように、時勢を取り入れた旬の上質な情報番組があるのがなによりのポイント。新聞もなくテレビもつけないとなるとインプットする情報をかなり取捨選択していることになるので、「流しておいてもうるさくない番組」、「なんとなく暇だからNHKをつける」という放送となることも、NHKの魅力になるかもしれない。
  • Eテレの子ども番組は、成長したあとも残る、心の原風景になるものだ。これからも安心感のある子ども番組をお願いしたい。
  • オーディオ・ビジュアルが好きで、おととし4Kチューナー内蔵のテレビを購入して紅白歌合戦を4K放送で視聴したが、期待していたほどきれいには見えなかった。また、機材の関係だと思うがカメラワークが悪くつまらなかったので、今後改善してほしい。
  • NHKの調査力はかなり高いので、社会経済的な事で国民をごまかしウソをついているような事項については、国民の疑問に答える調査報道をして真実を明らかにしてほしい。

 

オンライン開催、運営について

  • オンラインだから参加する敷居が低くなったと思う。会場での開催だったら、コロナの密を避けるといったこととは関係なく、申し込まなかった。
  • オンライン会議も初めてで貴重な経験をさせていただいた。司会者は、大変ご苦労さまだった。関係者の皆さまに心より感謝する。
  • オンラインは楽で、とても有意義な時間を過ごさせていただいた。映像が若干不安定だったのが残念だが、それ以外はスムーズだった。
  • 本番直前で回線が途絶えて、結局参加できず、残念だった。
  • オンラインでの開催だったが、これを総合テレビでも放送してほしかった。
  • 今回の方法をさらにバージョンアップすれば、受信料を使ってNHK執行部や経営委員が現地に出向く必要がなく語る会を開催できる。委員等が参加者の意見は参考になり経営に生かせると発言していたが、インターネットを利用していない人にも意見を言う機会を設けるために、NHKの各地方局や公民館とオンラインで結んだ会を開催してはどうか。
  • 通常の開催では参加できないが、オンラインだったので参加でき、視野を広めることができた。もっと提案したいことがあったが時間が短かった。参加者同士の議論ができれば、さらに話題が進み、内容も豊かになったと思う。一部の回答で紋切り型の発言があったが、もっと具体的に親切に説明いただきたい。
  • 参加人数と開催時間からするといたしかたないと思うが、質問と回答が一方通行で、「語る会」というからには意見をキャッチボールできればよいと感じた。例えば、参加者を半数程度にして、時間を2時間程度に延ばせば、議論という形に近づき、単なる質疑応答だけではなく深みが出ると思う。
  • 時間に制約があるので短く発言する事に重点をおいたが、ほかの方はテーマと異なる発言が多かったので、特に細かいテーマは設けない方がよいと思う。
  • 最初に進行の全体像の説明があればよかった。視聴者から出たキーワードについてほかの視聴者から意見を出してもらうなどすると、議論を深めることができたと思う。大人数でのオンラインはやはり難しいと思った。多くても8人程度のグループで行う、世代別にグルーピングするなど工夫したら、もっとよいものになると思う。
  • 視聴者同士の意見交換がなく、それぞれが話をするのであれば、個別インタビューの形も取れるのではないかと思う。直接質問したり、話したことにさらに質問をいただいたりすることで、よりきたんのない意見を言えると思う。参加者の拘束時間が短くなるメリットもある。
  • 1時間半があっという間だった。また機会があれば参加させていただきたい。