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【被災地の声】輪島市門前町道下 神崎浩二さんと智子さん 母親と娘2人を亡くす「夢であればいいのに」

  • 2024年02月06日

2024年1月1日に発生した、石川県能登半島地震。

2月1日午後2時の時点で、石川県内で「災害関連死」の疑いを含め、240人の死亡が確認されています。

母親と娘2人を亡くした、輪島市の神崎浩二さんと智子さんの声です。

10数年ぶりに家族全員が

地震で自宅が倒壊し80代の母親と帰省していた40代の娘2人を亡くした輪島市の夫婦、輪島市門前町道下の神崎浩二さん(70)と智子さん(66)は、地震から1か月となった2月1日、倒壊した自宅を訪れていました。

2人は、地震の発生時刻に静かに手を合わせました。

この家では、同居する智子さんの母親の美智子さん(87)と、帰省していた長女の希美さん(43)、次女の麻衣子さん(40)の3人が家屋の倒壊で亡くなりました。

正月に家族全員が集まったのは10数年ぶりのことで、くつろいでいたところだったということです。

美智子さんはゲートボールや韓国ドラマが好きで、畑作業に熱心だったということです。

明るい性格の希美さんと物静かな性格の麻衣子さんの姉妹は仲がよく、東京と金沢市にある互いの家を行き来したり、趣味のプロ野球観戦を一緒に楽しんだりしていたということです。

「たとえ動かなくなっても」

浩二さんは娘たちから還暦祝いにプレゼントされた時計をがれきの中から探し出し、形見として大切に保管しています。

神崎浩二さん
「助けてあげられなくて申し訳ないと思う一方で、1か月がたってもまだ全然実感がわかないというのが素直な気持ちです。残された人たちで一生懸命生きていくことが亡くなった家族たちのためになると思います。時計はたとえ動かなくなっても大事にします」

智子さんは涙を流しながら、こう話していました。

智子さん
「1か月がたっても現実に起きたことなのかとまだ信じられません。夢であればいいのにと思います。東京や金沢にまだ娘たちがいるのではないかと思うことも、助けてあげられなかったことを後悔することもあります。心の整理がつきません」

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