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【被災地の声】輪島市河井町 坂下学さん「復興には程遠いですけど、もとに戻れるといいなと思います」

  • 2024年01月21日

     

    2024年1月1日に発生した、石川県能登半島地震。

    疲れが出て体調が悪化する人や、避難生活の中で亡くなる人も相次いでいます。

    そんな大変な状況の中で取材にこたえてくださった被災者の方たちがいます。

    輪島市河井町で民宿を経営する坂下学さんの声です。

    輪島市河井町 民宿で支援者受け入れ

    被災地では宿泊施設も大きな被害を受け、支援に入る人たちが宿泊できる施設の確保が難しい状況が続いています。

    こうした中、輪島市河井町で民宿を経営する坂下学さん(57)は、支援に入る職員などのために部屋の提供を始めています。

    民宿では建物の瓦が落ちるなどの被害が出て、営業再開のめどは立っていません。

    それでも、行政による建物の「応急危険度判定」では、基礎部分の損傷や倒壊などの危険は確認されなかったということです。

    宿を探している支援者の人から、泊まれるかとたずねられ、部屋の状況を全部確認してもらったうえで泊まってもらうことになったということです。

    「景色にがく然と…でも少しずつ」

    受け入れを始めた思いについて坂下さんは。

    坂下学さん

    「この民宿は父親の代からずっと50年以上、みなさんのおかげでここまで続けてこられたという思いがあります。みなさん困っているなかで大変な状況なんですが、支援に来ていただいている方に泊まってもらい、側面から輪島市、そして能登のためになるようにと思って受け入れています」(坂下学さん)

    断水も続き、まだまだ再開の見通しは立っていません。

    「とりあえず水ですね。水が出れば少しは前に進めるかなと思います。お風呂も自分はまだおおみそかにお風呂入ってからそれ以来入ってないです。ひげもそってないです」

    生まれ育って慣れ親しんだ地域が一変してしまった景色を見ると、気持ちが沈みます。それでも今後、本格的な再開を目指したいと考えています。

    「もうがく然とするだけですね。変わってしまった周囲をみると気持ちは沈みますけど、発災当日の夜、空を見たときに星がいつもと変わりなくきれいだったのが印象的で、瞬間的に気持ちが癒やされました。復興には程遠いですけど、もとに戻れるといいなと思います。もとに戻れるようにできることを少しずつやっていこうと思います」

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