【被災地の声】珠洲市野々江町 鹿間節子さん「怖いのを我慢してここに」
- 2024年01月18日
2024年1月1日に発生した、石川県能登半島地震。
疲れが出て体調が悪化する人や、避難生活の中で亡くなる人も相次いでいます。
そんな大変な状況の中で取材にこたえてくださった被災者の方たちがいます。
珠洲市野々江町の鹿間節子さんの声です。
珠洲市 「在宅避難」続ける人も
石川県珠洲市野々江町の鹿間秀雄さん(89)と妻の節子さん(85)も、やむをえず自宅で生活しています。
2人とも足が不自由な上、節子さんは寝起きに介助が必要なことから避難所での生活は難しいということです。
「私ら2人とも障害者なんですよ。私の場合は足腰が痛くてどこも行かれんし、座ることもできないし、転んだらもう起きることもできない。そういう状態だから避難所行っても寝起きできないし、この人(夫の秀雄さん)もそうなんです」(節子さん)
「2人でこんな状態だから行ってもみなさんに迷惑かかると思って、住み慣れたところがいいかなと思ってここに住んどるわけなんです」(節子さん)
「怖いのを我慢してここにいようと」
それでも、今も余震が続く中「地震が一番怖い」と話しています。
「もちろん怖いです。みなさんと避難所に行って話していれば気分も紛れるかもしれない、そういう気持ちもあるが、行っても自分がトイレに行くのも不自由だと思って、ちょっと危険やなとは思っていますが、怖いのを我慢してここにいようと思っています」(節子さん)