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夏の高校野球2023石川大会 星稜 対 遊学館 決勝直前徹底分析

  • 2023年07月26日

いよいよ明日、7月27日(木)、夏の全国高校野球 石川大会の決勝戦が行われます。
星稜と遊学館、どちらが甲子園へ行くのか?
決勝直前に、両校の勝ち上がりと戦力を徹底分析しました。
(アナウンサー 宮崎浩輔)

甲子園まであと1勝となりました。
夏の全国高校野球石川大会はいよいよ明日、星稜 対 遊学館の決勝が行われます。

46校43チームの頂点を決める試合の見どころをこの方に伺います。
去年の秋からNHK金沢の高校野球放送で解説をお願いしている大窪直二さんです。
電話がつながっています。
大窪さん、よろしくお願いします。

よろしくお願いします。

大窪さんは、輪島高校から東京学芸大学へ進み、ポジションはキャッチャーでした。
高校時代は夏の石川大会で、2年連続ベストエイト。
大学では、侍ジャパンの監督として今年のWBCで世界一になった栗山英樹さんとバッテリーを組んで、全日本大学選手権に出場されました。

大学卒業後は地元に戻って、旧町野高校や母校の輪島高校の監督を20年余り務め、指導者としても、輪島高校を夏の大会で2回のベストエイト、春の県大会では準優勝に導かれました。

今大会の勝ち上がり

では、明日の決勝に進んだ両チームの今大会の勝ち上がりです。

ともに2回戦からの登場でした。星稜は4試合中2試合がコールド勝ち。去年に続く決勝進出。
一方、遊学館は初戦は小松商業に1点差の勝利でした。6年ぶりの決勝進出を決めています。
大窪さん。昨日の準決勝は両チームとも終盤にドラマが待ってましたね。

そうですね。
星稜は、負けていた8回裏、先頭バッター4番近藤君のライト前ヒット!
遊学館は、同点の9回裏、これまた先頭バッター8番の、まさに満身創痍(まんしんそうい)と言いますか疲労困憊(ひろうこんぱい)している村松投手の意地のセンター前ヒット、それが逆転サヨナラにつながったと思いますね。

こういう勝ち方をして、明日の決勝に進むという両チームです。

チーム成績を比較

では、ここまで4試合を戦った両チームの成績を見ていきます。

チーム打率は両チーム大きな差はありません。
ホームランと盗塁は星稜が上回っています。
防御率は数字が小さいほど好成績で遊学館が上回っているんですが、
エラーの数は遊学館7つとなっています。

では、チームごとにピッチャー、バッターそれぞれの成績です。

星稜 投手陣を分析

まず星稜の投手陣です。
大会前は、一番上、去年の春夏、甲子園でも投げた武内投手が中心になると見られていたんですが、本来の力を出せていません。

3試合投げて9失点。四死球8つ。
昨日の準決勝も3回途中4失点で交代しました。
そのほか、3人のピッチャーが投げています。
大窪さん、この星稜の投手陣にどういう印象をお持ちですか。

サウスポーの佐宗君、中山君、ともに昨日のゲームで直接見ることができましたが、大変安定していると思いますね。そこに山﨑君と、まだ投げていないと思われる玉村君ですかね。

11番の選手ですね。

はい。これはやっぱり強力だと思いますね。

遊学館 打撃を分析

明日は誰が投げるか?ということなんですが、この星稜の投手陣をどう攻略するか?
遊学館の打撃を見ていきましょう。

6番を打ちます2年生の左バッター塚本選手が打率5割を超えています。
中軸の3番から5番までも3割台後半の打率を残しています。
さあ、大窪さん、この遊学館の打撃、そして星稜の投手陣にどういう対決を注目されますか?

これまで遊学館は、上位下位関係なく、むらなく打ってきたという打線でしたが、明日の決勝という舞台で、これまで通りのスイングが出来るかという点でしょうかね。

遊学館 投手陣を分析

では攻守交代。今度は遊学館のピッチャーを見ていきます。こちらです。

投球回数が多い順に5人挙げました。
やはり柱になるのはエースの村松投手です。昨日の準決勝も完投しました。
大窪さん。村松投手の印象をお聞かせいただけますか?

U18の強化合宿に選ばれただけの素質は十分に備えていると思います。

石川県からただ一人選ばれましたね。

はい。ただ今回は、少しボールが高めに浮いているような感じがしますね。
それ以上に、昨日のあの炎天下での140球を超える球数が、明日どう影響するかですね。
試合終了後の様子を見ておりますと、腰か背中が少し痛そうに私は感じました。

星稜 打撃を分析

この投手陣に対して星稜の打撃ということになるんですが、今大会活躍している選手を挙げてみました。

2番から5番まで右バッター4人がいずれも打率4割以上です。
エースの武内投手、ピッチングは本来の調子が出ていないんですが、打率は5割となっています。
星稜の打撃のポイントはどこにあると見ていらっしゃいますか?

先発メンバーはもちろん、控え選手を含めて、その素質は十分で、どの選手もスタンドに運ぶ力があるように思いますね。プレッシャーなく打ち出したら、多少力のある投手が投げても、もう止めることはできないんじゃないでしょうかね。

そうしますと、この打撃陣が、遊学館のエースの村松投手をどう攻めていくか?そして、村松投手はどう抑えるか?というところもポイントになってきそうです。

星稜と遊学館 過去の対戦成績

星稜と遊学館、夏の大会では過去4回対戦しています。こちらを見ていただきましょう。

初めて対戦したのが11年前2012年の決勝でした。遊学館が勝ちました。
翌年の決勝で対戦して、今度は星稜が雪辱を果たしています。
2019年、そして去年はいずれも準々決勝で対戦して星稜が1点差で競り勝っています。

直近ですと今年の春、県大会の準決勝、打ち合いの末、星稜が勝っているということなんですね。
では、最後に大窪さんに伺いましょう。明日の決勝、勝敗を分ける鍵は何になりそうでしょうか?

まず、ものすごい暑さの中、午後0時30分からの試合ですね。本当に何が起きるか分からないということで、やはり両チームともに総合力が問われる試合になると思います。
特に、両背番号1が、やや不安があるように思います。それを補うために、他の投手をどのように起用していくか?
また、その投手以外の選手をどのタイミングで、どのように起用するか?
そういうベンチの采配が重要になってくると思います。
そして、最後のカギは、甲子園に懸ける思いがどっちが強いかではないでしょうかね。

気持ちということになりますね。
星稜 山下監督、遊学館 中川監督、両監督の采配も注目です。
星稜が勝ちますと2年連続22回目、遊学館が勝ちますと8年ぶり7回目の夏の甲子園です。
大窪直二さんに伺いました。ありがとうございました。

ありがとうございました。

NHKでは、明日の決勝を中継で放送します。
Eテレとラジオ第1で午後0時20分からです。
明日も厳しい暑さが予想されていますが、石川県の代表を決める素晴らしいゲームを期待しています。

  • 宮崎浩輔

    NHK金沢 アナウンサー

    宮崎浩輔

    出身地 大阪府東大阪市
    いつも金沢放送局の番組を視聴していただき、ありがとうございます。
    「朝ドラ送り」では、関西弁や短歌を交えてみたり、ドラマ後の「あさイチ送り」をしたりと、毎回、試行錯誤しながら、20秒ほどのコメントに詰め込んでいます。
    今年度も、「らんまん」や「ブギウギ」へ、私にしかできない“送り方”に挑戦します。

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