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ツエーゲン金沢シーズン前半15位折り返し廣井友信CCが徹底解説

  • 2023年06月22日

先週、土曜日、J2リーグを15位で折り返したツエーゲン金沢。
目標とするプレーオフ圏内へ巻き返せるか!?廣井友信クラブキャプテンと深掘ります!
(アナウンサー 大村和輝)

【ツエーゲン金沢 サポーター】
目標を立てた上でこの成績なので、落ちている事実はあるのですが
サポーターはやること変わらないので

【ツエーゲン金沢 サポーター】
ここからの後半戦は勝って欲しい

廣井友信クラブキャプテン

目標とするプレーオフ圏内へ巻き返せるか!?
クラブの顔となったあのキャプテンと深掘ります!

シーズン前半戦を終了して、次の試合からシーズン後半戦に入ります。
そこで今日もこの方、ツエーゲン金沢の廣井友信クラブキャプテンに前半戦の戦いについて徹底解説してもらいます。
よろしくお願いします!

よろしくお願いします!

廣井さん、前半戦がもうあっという間に終わってしまいましたけど。

そうですね。
ついこの間、開幕したと思ったんですけど、本当に早いですね。

本当に早いですよね。そんな中でツエーゲン金沢の順位と成績が、こちら。

現在の成績が、7勝3分11敗の22チーム中15位となっています。
この成績と順位、廣井さんどう見ていますか?

そうですね。
やっぱり目指していた位置と比べると、少し低いのかなと思いますね。
選手層だったり試合内容を見ると、勝ち点を失っている試合が多かったのかなと思います。

ここで、柳下監督が監督に就任をしてから最高順位の11位を達成した4年前の2019年のシーズンの成績と、今シーズンの成績を比べてみます。
まずは「勝敗数」の成績です。2019年と言いますと、廣井さんも在籍されていましたよね?

はい、していました。

やはり、2019年のシーズンは「白い」ですよね…!

そうですね。引き分けの数が「7つ」違うところがポイントかなと思います。
だから、今年は競っている試合を落としてしまっている、という印象がありますね。引き分けっていうのは勝ち点1なんですけど、その積み重ねっていうのが大きな差になっているなと思います。

そして、「得点数」と「失点数」を比較したデータもあります。

2023年シーズン、今年は26得点をあげているんですが、失点が34。
対して、最高成績をあげた2019年シーズンは26得点で同じなんですけど、なんと失点が16という成績になっています。
これらのデータを見て、廣井さんはどう分析されますか?

やはり失点が多いなというのが率直な感想ですね。
上位進出するためには、失点数っていうのは必ず減らさなければいけないことだと思います。

今、ディフェンスの話がありましたが、前半戦浮き彫りになった「課題」というと、どこになりますか?

まず1つ目は、ディフェンスのコーチングと状況判断。
ここが1つ課題かなと思ってます。

VTRを御覧ください。

ここはダブルボランチの小野原選手、力安選手のシーンを取り上げさせて頂きました。

今、丸いマークがついている2人ですね。

押し込まれるんですけど、状況としてはツエーゲンの守備が6人。
栃木の攻撃が5人と、1人、人数的に多い、守りの有利な状況なんですね。

黄色が栃木です。

ただですね。このタイミングで2人ともマークを外してしまっている。

シュートを打った選手がフリーになってしまっていますね。

ここはですね。
どちらかの選手がつかなければいけないんですけど、
この段階ではっきり決めなきゃいけないんですよね。
ただ、ここがお互いがそれぞれ任せてしまって、こういう状況が生まれてしまっていると。

それで相手の選手がフリーになって決められてしまったんですね。

この危険なエリアでフリーにさせてしまうと、やはり失点してしまいますよね。

なぜ、こうしたことが生まれてしまうとお考えですか?

そもそもツエーゲン金沢はマンツーマンのディフェンスを採用しているので、
一人が責任を持ってマークが決まればついていくってことが必要なんですね。
ただ、これってすごく難しくて。
90分、集中力を切らさないでプレーする必要があるんですね。
これがすごい難しいのかなと思ってます。

難しい守り方をしているがゆえのことなんですね。
では、どうしたらいいんでしょう?

僕は、これは「責任感」だと思っています。
責任感があれば、自分が守るんだという気持ちを持って、
はっきりと選手に厳しくマークすることができますし。
1人では守れないので、自分が守れないエリアに対しては、
「じゃあ、このマークは見てくれよ」としっかりコーチングをするっていうことにつながってくるんじゃないかなと思ってます。

そして、他にも課題があると聞いています。

「決定力」ですね。
ここを決めていれば…っていうところで入れなかったのが、今の順位に反映されてるのかなと思います。

「決定力不足」は、なぜ起きているんでしょう?

まず、そもそもゴールを奪うっていうのは本当に1番難しくて、1番価値のあるところなんですけど。
本当に最後の、ゴール前での、もう1つ冷静になっていればっていうところと、相手チームのビッグセーブも多かったのかなと思います。

今後はどうしていったらいいですか?

チャンスは本当に作れているので。
ただ1回のチャンスで決めきれないのであれば、そのチャンスの数を増やしていく。3回、4回、5回と増やせば、ゴールが決まる確率っていうのも上がってくるのかなと思います。

ありがとうございます。
ただ、こうして今、課題の話をしていただきましたが、前半戦、課題ばかりではなくていい形は作れていました。
廣井さんに、前半戦のベストゴールを選んでいただきました。
まずは杉浦選手のゴールからです。

これはいわき戦なんですが、
チームとして相手の弱点をつけた素晴らしいゴールだったと思います。
背後ですね。逆サイドの背後が弱点と言われていて、そこをうまくつけたと思います。

また、このトラップもうまかったですしね(クロスを上げた大石選手)。
相手が分かっていても間に合わない。チームとして完全に崩しきった素晴らしいゴールだったと思います。

“チームとしての”ベストゴール!

続いては、加藤選手のゴールです。

これはですね。ゴール前のルーズボールから生まれたゴールなんですが、
非常にテクニカルなシュートですよ。

これのポイントとしては、このボール打つ前に1回相手にぶつけてるんですよ。

ぶつけてますね。ここですね。

ここで、自分のシュートのプレーエリアを確保してると。
これがかなり巧みだったなと思います。

また、このボールをしっかり当てた。
この技術も非常に素晴らしかったなと思いますね。

ミートも素晴らしいですね。

そして、最後は奥田選手のゴールです。

これもチームとして非常に良かったと思います。
このヘディングのそらしから、一気に形勢を逆転してチャンスになってますよね。

そして、DFの間にうまく潜り込んでインサイドで当てると。
これは簡単そうに見えるんですけど、非常に当てる「当て勘」っていうのが絶妙で、非常にテクニカルなシュートだなと思いますね。

簡単そうには見えないです(笑)。いやぁうまいですよ。

うまいですね笑

こうしてゴールが増えていくと、もっと順位が上がっていくということですが、先日の水戸戦後、柳下監督がこんな言葉を残していました。

「もっともっと上へいくと思う」
というふうに言っていたんですね。
この言葉を廣井さんはどう聞きますか?

これはですね。先ほども述べたように、例年より選手層が厚いっていうところと試合内容を鑑みて発言されたものではないかなと思いますね。

最近どうですか?選手たちの雰囲気だったり。

昨日練習を見に行きまして、
非常に雰囲気も良かったですし、
激しい厳しいトレーニングを積んでたので、
状態は上向いているのかなと思います。

今週末からシーズン後半戦に突入します。
「プレーオフ進出」を達成するためのポイントはどこになりますか?

4選手をあげさせて頂きたいんです。
まず右の3人の、豊田選手、大谷選手、大石選手のオフェンス陣の控えの選手に活躍を期待したいなと思ってます。

それはなぜなんでしょう?

夏場っていうのは非常に暑いので、前線の選手運動が量多いんですけど、
90分戦うってのは非常に厳しいんですね、コンディション的に。
そこで、途中から出てくる選手たちが、より高いエネルギーをチームに注入してくれて、勝負を決めきると。ここは非常に重要になってくると思います。
なおかつ出場した選手が活躍をしてくれると、彼ら自身の出場時間ってのはどんどん伸びてきますから。
そうすると先に出てきた選手と、後から出てくる選手の出場時間というのがうまく分散されて、選手のコンディションを崩さずに夏場を乗り切ることができると思っています。

そして、もう1つあるそうですね。

やはり「失点数」が多かったので、その減少というところで、
センターバックの庄司選手の奮起に期待したいなと。
やはり、守りきるには、ディフェンスリーダーというものが必要なので、
彼がディフェンスのリーダーシップを取ってもらって。
自分のプレーを律すると共に、先程言ったコーチングだったりっていうのを他の選手にしてもらうと。そうすることによって、チーム全体が引き締まりますので。そうすれば失点数が減ってくるのかなと思いますね。

後半戦はこの4選手の活躍にも、是非、注目してみてください!

  • 大村和輝

    NHK金沢 アナウンサー

    大村和輝

    出身地 埼玉県狭山市
    石川に来て、あっという間に3年目です。
    取材の度、親身になってお話しをして下さり、心から感謝しています。
    地域のお役に少しでも立てるよう、力を尽くします!

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