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1日でも早い復興へ向けて 被災地の寺では|石川・珠洲

  • 2023年06月23日

震度6強の地震 寺では・・・

2023年5月の地震で震度6強を観測した石川県珠洲市正院町にある「本住寺」です。

境内にある鐘楼は一気に崩れてしまいました。

地震発生から1か月以上が経った6月19日。
寺を訪ねてみると、鐘楼は片付けられ、鐘にはブルーシートがかぶせられていました。

被害は他にも・・・

本住寺 大句哲正(だいく てっしょう)住職

本住寺の大句哲正住職は、鐘楼の他にも様々な被害があったと明かしました。

「お墓も半分以上が倒れてしまいました。
 本堂も建物全体が傾いて、柱が斜めになっているし、
 扉なども動かなくなってしまったところがあって」

さらに・・・

本堂に祀られていたおよそ100の位はい。
地震の揺れでそのほとんどが倒れ、半数近くは衝撃で壊れてしまいました。

「全部手作業で直しています。
 簡単なものは半日もあれば直せますが、
 パーツが分からなくなってしまっているものもあって、1日ひとつ直すのがやっとです」

寺は少しずつ修復作業を進めていますが、元通りにはまだまだほど遠い状況だと言います。

寺の修復へ向けて

今、住職が最も頭を悩ませているのが、修復にかかる費用の問題です。
住宅とは異なり、行政からの支援はほぼ望めないため、
檀家の力を借りたいところですが、簡単なことではありません。

「全てを元通りに修復しようと思ったら、費用は数億円になります。
 檀家の皆さんも被災されているので、
 まずはやっぱり自分の家の修復から考えてもらわないと。お寺はその後ですね」

それでも、大句住職は寺にお参りに来る人たちのためにも、
何とか修復の手だてを考えたいと前を向いています。

「何とか元通りにしたいです。
 檀家さんの心の拠り所でもありますし、心配事の相談を受けたりもしますので。 
 不安などを取り除く場所ですから、まずはここを直したいです」
「一歩一歩ですね。時間はかかるなって。
 全部元通りになるのは来年、再来年になるかなっていう感じですね」

  • 山﨑里菜

    NHK金沢 記者

    山﨑里菜

    2022年入局
    名古屋放送局での勤務を経て今年から金沢放送局で事件・事故の取材を担当

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