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篠井英介さん 松井祐香里さんと考える石川の防災

執筆者のアイコン画像ことじろう
2022年06月15日 (水)

篠井英介さん 松井祐香里さんと考える石川の防災

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いま、石川県の「災害リスク」が増しています。
石川県珠洲市を中心に地震が相次いでいて、専門家は「2007年の能登半島地震の規模までは想定すべき」としています。また過去には2008年に浅野川が氾濫した豪雨水害も経験しています。川が増水しやすい出水期を迎えようとしているいま、水害にも警戒しなくてはなりません。

NHKでは6月24日にいしかわ令和プレミアムで石川の防災を考える「その日に備える あなたに今できること」を放送します。スタジオ収録では、金沢出身の俳優・篠井英介さん、ほくりくアイドル部のキャプテンで防災士の資格を取得している松井祐香里さんを招き、災害のリスクや避難について考えました。

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アナ :能登地方を中心に石川県で地震が増えています。ご存じだと思いますが、どのように感じますか?

篠井 英介さん
(質問:能登地方を中心に石川県で地震が増えています。どのように感じますか?)

地震が起こるたびに東京の友達が心配してメールくれるんですよ。
ご実家、大丈夫?って言ってくださるので、ありがたいなと思うんですけど、
どこかやっぱりドキドキしながらどこに起きたのかってのを調べますよね。
この番組で勉強して、金沢の実家もちゃんと備えるようにいたします。
お勉強させていただきます。

bousaishi.jpg松井祐香里さんはアイドル活動を続けながら、
去年防災士の資格をとるため受験し見事合格しました。

松井 祐香里さん
元々気象だったり災害とかニュースにすごく興味があったんですけれども、
私自身、このアイドルとして地域に密着した活動をする中で、何か自分の町に
貢献できるものはないかって考えた時に、やっぱり今、日本、異常な気象だっ
たり災害がちょっと、どんどん増えてきているので、何か役に立つんじゃない
かなと思って勉強してみました。

(質問:防災士になって災害に対する見方、考え方って何か変わりましたか?)

変わりましたね、もう全国のニュースとかをすごく気象の災害、見るように
なりましたし、どういう町になったらやっぱり災害が減るのかとか、あと、
おじいちゃんとかおばあちゃんに声掛けをしたり、自分の地域、小さいかも
しれないですけど、自分自身、そして町を守ろうっていう考えがすごく大きくなりました。

ふたりを驚かせた石川の水害リスク

石川県のハザードマップ.pnghazardmap.png(写真:水害ハザードマップ)

番組では、NHKが作成した、1000年に一度の雨を想定した水害ハザードマップを紹介しました。
それによると、浸水するエリアは特にかほく市から加賀市にかけ、川沿いを中心に広がっています。
石川県の人口の半分、50万人ほどは浸水リスクのあるエリアに居住。
またそのうち3万人ほどは3メートル以上浸水するエリアに住んでいることも分かりました。

松井 祐香里さん
わたし、かほく市におばあちゃんが住んでいるんですけど、
ひいおばあちゃんが96歳なんですよ。
避難を促されてから避難しても間に合わないかもしれない。
ちょっとやっぱり声を掛け合って、もっともっと早めに行動して
いかなきゃいけないなと思いました。


篠井さんが思い出したのは、ふるさと、金沢の市街地に
大きな被害をもたらした2008年の「浅野川水害」。
このときの浸水は最大1メートルほどでした。

篠井 英介さん
2008年の浅野川は、全国ニュースになってビックリしたんですよね。
あの浅野川が氾濫するなんていうことは、長く僕も金沢出身でおりますけれど、
この何十年もなかったことだったので、これはもうほんとに何が起こるか、
この先、わからないなって痛感させられた大きな事件でした。
何十年も前の話ですけど、石川県はいいとこやぞ、なんも災害ないねんぞって、
こうよく言ってたんですけど、
いやいや、もうそんな時代は過ぎましたよね。

 

「4コマチャレンジ」 ふたりの回答は 

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NHK金沢放送局では様々な人に避難について普段から考えてもらうため、
「4コマチャレンジ」を行っています。
なかなか避難しないおじいちゃんにどんな声をかければ避難してくれるか考えるものです。

ふたりの回答がこちら。
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篠井さんの回答は「川沿いの町内の方々は避難しはじめたみたいよ!」でした。
その狙いは・・・

篠井 英介さん
ひょっとしたらまだ(川沿いの町内の人も)避難していらっしゃらなくても、おじいちゃんにはそう言ったほうがいいんじゃないかなと。
なぜなら私も含めてですけど、日本人は同調する民族で、あの方がやってらっしゃるから私もやろうとかっていう心理って、とても大きいような気がするんですね。
ですから、他の方もこういうふうにしているよっていうことをおじいちゃんに言ってあげるのがいいんじゃないかなって思いました。


松井さんの回答は「今までにない災害が起こるかも知れないから一緒に逃げよう」でした。

松井 祐香里さん
一緒にっていうのがポイントですね。
やっぱり周りの人も守らなきゃいけない、自分を守るのはもちろんだけど、周りの人と一緒に逃げる。
どんどん、おじいちゃん、おばあちゃん、家族、近所の人を巻き込んでいくのが大事なんじゃないかなと思いました。

 

tanaka.jpg(写真:田中教授)

地域防災が専門の北陸学院大学田中純一教授にふたりの回答を見てもらいました。

北陸学院大学 田中 純一教授
どちらも正解だと思います。
篠井さんの回答、「近所の人がもう逃げてるよ」というのはインパクトがあって、ご高齢の方なんかは、じゃあ逃げなきゃな、というふうになる方もいると思います。
松井さんの回答、「一緒に逃げよう」というのも背中を押してくれますよね。そういう言葉を投げかけられると、おじいちゃんは「よし、わかったよ」と動かれるんじゃないかなというふうに思います。


そして、田中さんはこのチャレンジで大切なのは、
まず、身近な人が声をかけることに大きな力があるということを知ることだと話しました。

北陸学院大学 田中 純一教授
災害のとき、ほとんどの人はおそらく逃げる気がないわけではなくて、そのきっかけがない、決心がつかない場合が多いと思うんです。
その決心がつかないところを、お孫さんだとか近所の方だとかが、背中を押すようにして声を掛けることによって、避難行動が促されていくんではないかなと思っています。

    

「石川県のみなさんへ」 ふたりからのメッセージ

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篠井 英介さん
5月21日いろんなところで大変な災害が起きております。
我が事として私たちが考えなければいけないというのをこの番組を通して痛感いたしました。
まず自分はどこに避難したらいいかを確認しなきゃいけませんね。
それすらなかなか日々の生活に追われてなさってない方もいらっしゃるかもしれません、私自身もそうです。
どこへまず避難すべきかというところをまず確認すること。
それから、災害の時に携えていくものをなるべくコンパクトに用意しておくことをさっそくやらなければと思いました。
すぐ避難できるような心構えをぜひお持ちになっていただいて、共に大切な命を守っていきましょう。

 

松井 祐香里さん
やっぱり自分の生まれた、この町を守りたいと改めて感じることができました。
まずは自分自身、そして身近な人を助けたいですし、防災士として町の防災の取り組みやイベントなどにも積極的に参加したいと思いました。
防災士で習ったのが、自分の命は自分で守る、自分たちの町は自分たちで守るということ。
私も自分の町の防災士でグループがあり、そこで防災の情報を共有する場所があるんですけど、そういうところで、まずは自分の生まれた町からそういう活動をしてみたいなっていうことをすごく思いました。
今のこの素敵な町を守るために自分でできることをしっかりやって、最高な未来を作っていきましょう。

 

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