家庭ですぐできる!節電術
(ニュースディレクター)結川弥生
2023年01月06日 (金)

暖房などを使う機会も増え、気になる電気料金。 賢く、お得に、家庭で電気を使うための方法をお伝えします。

お話を伺うのは、県の地球温暖化防止活動推進員の米山立子さん。
省エネ対策に詳しい米山さん、4人家族・1か月の電気料金は、なんと3000円台‼
節電の達人です。
「簡単に楽しみながらできると思います。
面倒くさいというよりは、これはうまくいった!とか、これ結構節電になるな!とかがおもしろいし、楽しくなってきます」
エアコン
この時期、1番使うエアコン・暖房が1番電力を消費すると言われおり、エアコンが節電のポイントになります。
エアコンの設定温度は20度に

20度は、環境省が推奨している暖房の設定温度です。 環境省によると、冬に暖房の設定温度を1度低くすると、およそ10%の消費電力が削減できるそうです。

せっかく省エネ性能の高い製品も使用していても、ほこりや汚れがついていると台無しになってしまいます。

暖かい空気は上に行くため、高いところに洗濯物を干します。また、濡れた洗濯物を干すことで、部屋の湿度が上がり、湿度があると暖かく感じるため、加湿器の代わりにもなるのです。

洗濯乾燥機
洗濯物を部屋干しにすると使わなくなるのが乾燥機能です、これも大きな節約になります。
乾燥機は仕上げに使う

使用する場合は、洗濯乾燥機はできるだけぬれた状態から使うことを避け、自然乾燥したあとに仕上げに使うようにしましょう。
「自分がもし、節電を何もやってなくて、何をするとしたらこの乾燥機と部屋干しです。 これを1か月やるだけでだいぶ違うと思う」
冷蔵庫
設定温度は「強」→「中」
冬は室温が低いので「中」で十分です。 場合によっては、「弱」にしてもいいそうですよ。

また、氷を使わなようであれば、自動製氷機のスイッチを切りましょう。 無駄な電力を省けます。
トイレ
トイレのフタを閉める
寒い時期は、便座を温かくしていると思うので、フタをするだけでかなり節約になります。加えて便座の温度を下げることも有効です。 また洗浄時の水の温度を下げてもよいでしょう。 あまり目が届かないところですが、一度、確認してみてください。
電気ポット
6時間以上使わなければプラグを抜く
6時間以上使わないときは、いったんスイッチを切って、プラグも抜いてください。 保温しておくよりももう一度沸騰させた方がお得なんだそうです。
米山さんは、自分ができそうな節電を楽しみながらすることが長く続けられる秘けつだと教えてくれました。

「節電や節約とかとなると、我慢・不便というイメージがついているけど、我慢してまでやると、できるかもしれないけれど続かない。 これをしてみたらどうだろう?あれを変えてみたらどうだろう?とワイワイ言いながら、楽しみながらやるのが一番いいと思う」
対策のまとめ
エアコン
➡設定温度は20度に
洗濯乾燥機
➡部屋干しをして仕上げだけにする
冷蔵庫
➡設定温度は「強」→「中」
トイレ
➡ふたをして、洗浄水・便座の温度を1段階下げる
電気ポット
➡6時間以上使わないときはプラグを抜く
➡設定温度は20度に
洗濯乾燥機
➡部屋干しをして仕上げだけにする
冷蔵庫
➡設定温度は「強」→「中」
トイレ
➡ふたをして、洗浄水・便座の温度を1段階下げる
電気ポット
➡6時間以上使わないときはプラグを抜く
ご紹介したほかにも、
▼冷蔵庫の中に物を詰め込みすぎない
▼お風呂には間隔をあけずに入る
など、ちょっとした心がけが節電につながります。
携帯電話の料金のように、電気料金もプランの見直しで料金が下がることもあるので、一度確認してみることも大切です。