鉄道150年オープニング動画 車両特定クイズ 解答編
(記者)松葉翼
2022年10月19日 (水)

鉄道150年オープニング動画を見て謎解きを試みた、
金沢局勤務経験もあるNHK鉄道研究会の先輩職員と、
出題者である金沢局の鉄分高め記者2号・松葉翼記者による解答編です。
いったいどんな映像か、特定しようとしたんですが、激ムズでした。
映像が5カット出てきます。登場順に考察をしてみましたが、どうなんでしょうか...
1問目
最初のカットのSL。
どこでしょう。
単線でSLが走ってた石川県内の路線となると、候補は能登線か七尾線でしょうか...
C56形蒸気機関車です。撮影場所は七尾線かと思われます。
2問目
2カット目の特急車両は、485系か489系でしょうか...。いや、481系ってことはないか...?
左側のホームに「4」とあるから、入線は3番ホーム、ということになるでしょうか。それだけ大きい駅は、金沢...?
赴任した時代の金沢駅は、既に高架化してたんですが...地上時代は東口に近い方から1番線、2番線となっていたんでしたっけ?
となると、3番線ホームに、線路に向かって右側から入線してくるということは富山方向から入ってきた特急ってことですよね...?
となると列車は...?はくたか?白山?いや、金沢運転所から回送されてきたり、富山から来た雷鳥とかしらさぎの可能性もある...?
うーん...、?が多いですね...
ヘッドマークが雪で隠れて、列車名が分からないですね...
おっしゃるとおり、
この当時3番線は富山方面から来る列車のホームでした。
後に1番線・2番線は、0A・0Bと名前が変わり、
3番線は、1番線に変更になりました。
3問目
3カット目の単行の列車。
色は北陸鉄道の色っぽいですけど...電車かディーゼルか、これだけだといまいち判別がつかないですよね...
意外と電車で金名線だったりするんでしょうか...金名線の加賀一の宮を過ぎて手取川の対岸に渡ったら、こんな景色が広がっていてもおかしくなさそうな気もします...
金沢局時代、金名線の映像は見た記憶がありますが、他の線は...?
惜しいです!正解は北陸鉄道能美線です。
この車両は金名線も走っていたので、このカットだけでは判別は難しいですね。
今回金沢局から能美線や小松線、片山津線などの映像が見つかりましたが、金石線がどうしても出てきません。
取材した形跡はあるので、どこからか発掘されることを祈っています。
4問目
4カット目の運転席。
前面がここまで丸みを帯びた車体ってなんだろう...ちょっと思いつかないけど...北鉄で、全面が丸い車両って...思いつかない...
尾小屋鉄道も前面がここまで丸いのってないですよね?
と思ってちょっと調べてみたんですが、前面が丸い車両、国鉄のキハ07があるじゃないですか。しかも、北鉄能登線を走っていた車両があったとか...それがこの映像の車両では?と思いました...
北鉄能登線といえば、羽咋駅の近くだったか、廃線跡と思しき鉄橋とかありましたよね...今も残ってるのかな...
正解です!おっしゃるとおり元キハ07のキハ5251です。
このあと関東鉄道に譲渡されて、丸い前面がカットされてしまうんですよね...
5問目
最後のディーゼルカー。
これは能登線か七尾線か、と思いますが、雰囲気が能登線っぽいですね。なんとなくですが...。キハ58でしょうか?
能登線は間違いありません!
ただこの映像だけだと正直キハ58かキハ28か判別できませんね。
ふつうは渡り板に形式が書いてあるはずですが、汚れていて全く見えません...
手がかりが少ない割に、だいたい合っていたと言っていいなと、自分をほめてあげます!
お疲れ様でした!
10月14日鉄道の日は過ぎましたが、金沢局では今月いっぱい、鉄道に関する懐かしの写真・動画を発掘して、放送やWebでご紹介していきます。
引き続き、みなさんに楽しんでいただければと思います。