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TALK 2022.11.16

あたりさわりのない話 #15 時代考証/木下竜馬

NHKアート美術進行の峯岸伸行とかつてAPだった岸本麻衣が聞き手となって、制作現場で働くさまざまなスタッフに、仕事上での役割やおもしろいポイント(またはグチ)など、ドラマにまつわること&あまり関係のないことをざっくばらんにお話ししてもらうゆるやかな音声コンテンツ。

今回のゲスト:
時代考証 木下竜馬 (きのした・りょうま)

00:00〜 時代考証とは校閲兼レファレンサー

考証会議 … 脚本に書かれた出来事や登場人物の価値観に誤りがないか、時代考証の担当者が検証し、制作スタッフにフィードバックする会議。登場人物が読んでいる書物や食べているものなどは、脚本段階では「〇〇を食べている実衣」などのように空欄で書かれ、考証チームが時代や状況に合ったものを提案する。

御成敗式目ごせいばいしきもく … 貞永元年(1232)に三代執権北条泰時によって制定された武家の法典。それまで公家の法律だった律令を、武家の習慣や実態に合わせて定めた。

01:48〜 脚本家と歴史学者、それぞれが持つ歴史への視点

吾妻鏡あずまかがみ… 鎌倉幕府が自ら編纂へんさんした公式歴史書。日本中世史研究の基本的史料。本ホームページでは、史書に残るエピソードをドラマの進捗と合わせて紹介している。

石橋山いしばしやまの戦い … 治承4年(1180)8月に源頼朝大庭景親ら平家方との間で行われた戦い。三浦勢との合流に失敗した頼朝が大敗し、箱根山中へ敗走した。第5回に登場するエピソード。

04:27〜 いまの常識とは大きくかけ離れた鎌倉時代

泰時伊豆の農民の苦境を救う … 建仁元年(1201)10月、前月の台風で農作物が大きな被害を被った伊豆の農民たちに対して、泰時は米の借用書を焼き捨て帳消しにした。領民を保護するこうした政策は当時としては珍しいものだった。第29回に登場するエピソード。

勅撰和歌集ちょくせんわかしゅう … 『古今和歌集』など、天皇や上皇の命により編纂された和歌集。

富士の山にたなびく煙

06:45〜 空白となっている固有名詞を埋めていく

木簡もっかん … 細長く短冊型につくられた木製の札。紙の代わりに文字を書くものとして、古代から中世初期の日本で広く使われた。紙の普及により廃れていったが、削れば再利用できる木簡は当時としては合理的な書写材料であった。

義時の細かい性格を表すアイテムとなった木簡

寿永二年十月宣旨じゅえいにねんじゅうがつせんじ木曽義仲に手を焼いた朝廷が、寿永2年(1183)10月、源頼朝に下した文書。頼朝が公家の東国荘園における権益を保証する一方、後白河法皇頼朝の東国支配権を公認するという内容。これにより頼朝義仲追討に本格的に乗り出すことになる。本文は残っておらず、その要旨のみが『百練抄』などの史料に記されている。第14回に登場するエピソード。

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