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MOVIE 2022.10.23

第40回より 源実朝役・柿澤勇人さん

和田と北条の間で戦が起ころうとしている状態を、実朝としてどのように感じていましたか。

僕の演じている実朝は、そもそも戦や血を流す争いに反対しているというか、「そういうことなしで鎌倉がいい方向に向かうことはできないのか」と、幼少のときから父や兄の姿を見たり聞いたりしてどこかで思っているので、とにかく止めたいという一心だと思います。

義盛とのシーンでは実朝の笑顔が多い印象を受けますが、演じられていていかがですか。

実朝は基本的に自信もないですし、兄や、何より父親と比べられているということをわかってはいるけれど、自分には力がないからそこに追いつくこともできない。それだけではないのですが、自分の人間的なところも含めて常に悩んでいるんですよね。基本的に下を向いているというか、悲しい顔、思い悩んでいる顔をしている。考えている表情が登場シーンのほとんどを占めている感じがするのですが、義盛といるときは心がすごく楽しいので、すごくそのままです。僕としてもすごく楽しいし、僕と(横田)栄司さんとの関係にすごく似ているというか、栄司さんとお酒を飲んだり芝居の話をしているときは本当におもしろいし、勉強になるし、そういったところがリアルに反映されていると思います。そこがすごく楽しければ楽しいほど、戦に向かっていく義盛を、そして北条を止めたいなと思いますし、今後の見どころなのではないかなと思います。

和田義盛に戦をやめるよう伝えるシーンでは女装姿の義盛と対面することになりますが、いかがですか。

僕としては笑いをこらえるのに必死ですが、実朝くんはきっとそういうのも認めて、笑うとか「その格好は違うだろ」というツッコミもなく(笑)。とにかく「戦をやめてくれ」「兵をあげるのをやめてくれ」と心の底から止めたいのではないかなと思うんです。
(小池)栄子さん演じる政子さんに「もうあの手しかないわよね」と言われて「え、何?」と思ったらあの女装ですからね(笑)。僕も客観的に見ていたら、たぶん笑っちゃうんでしょうけれど…僕の役目は真に芝居をすること、耐えることじゃないでしょうか。

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