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MOVIE 2022.10.23

第40回より 三浦義村役・山本耕史さん

選択肢がなくなって追い込まれていく人が多い中、義村は選択肢を必ず用意しているように感じます。

持っているのもそうですが、ギリギリまで示さないというイメージです。最初に札を切らないというか、「最初にあいつがこちらの札を切った。じゃあ、俺はどちらの札を切れば得かな」というのを最後まで見極めている。でも、たまに最初の捨て札を切ったりするんです。それで「そうきたか」となったら、実はまだ手札があって、最後にそちらを切るみたいな。
見ている人が「こっちについたんだ」と思った次の瞬間、「え、こっちだったの…」というところから「でも、またこっちになりそうだ」みたいな。最後までどちらにつくかわからないし、内心何を考えているかわからないところが狙いではあるので、何枚この人は手札を持っているんだという、その先のその先を想像させるような立ち居振る舞いでお芝居できたらなと思っています。
自分でも台本を読みながら、ページをめくるたびに「さっきと言ってること違うな」みたいなことがあって。僕らも「本当にこっちなのかな」というのが最後までわからないのがおもしろいですよね。

起請文を書かされたときは、さすがの義村も追い込まれましたか。

追い込まれたと同時に、頭の中では次の手をもう練っていますね。こうなったらこう、こうなったらこうするしかないって。そういう意味では、追い込まれたところから生きる力を発揮する人なのかなという気がしています。

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