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MOVIE 2022.10.02

第38回より 北条義時役・小栗旬さん

政子から父・時政の命乞いをされたときは、義時としてどのようなお気持ちでしたか。

義時は、身内だからといって甘やかすわけにはいかないという状況に常にいて、たぶん本当に首を取るつもりだったんだと思います。そうじゃないと示しがつかないというか…。時政のしてきたことをひっくるめて、ある程度の恩赦があってもいいんじゃないかというのはわかるんですが、それをしてしまうと敵をつくってしまう瞬間が必ずくる。本当に難しいところですが、幕府内にいる義時としては先々の未来のことを考えた。
ただ、やはり息子としては「父親を殺したい」なんて思わないじゃないですか。特にこの時政義時の関係性でいったら、義時が父を殺したいなんて思うことはたぶんないんですよね。でもそれをしなければいけないというのはすごい決断だし、本当に首を取ることになったら、義時は自分でやろうとしたんじゃないかなという気もするんですよね…わからないけれど。もしも自分で父親の首を取るという作業をしたなら、たぶんほかの御家人たちも義時のことを許さざるを得ないというか、「そこまでするんだ、この人」となるのではと、若干は考えていたんじゃないかなと思うんですよね。息子としては、そういうことをしなくてもよかったと安堵あんどしている部分ももちろんあるんですが、複雑すぎます(笑)。

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