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MOVIE 2022.04.24

第16回より 木曽義仲役・青木崇高さん

義仲の生き方について。

義仲を演じるにあたって、僕の男としての理想像みたいなものを結構詰め込みました。どこかピンチのときに「いよいよしんどくなってきたな」って感じでちょっと笑うじゃないですけど。義仲は理想的なリーダーの資質を兼ね備えていると思いますし、愛される人。ユーモアに富んでいるとも思いますし、すごいなと思います。
彼には、彼や彼の周りの価値観というものがあって、それが京や鎌倉などの価値観とはちょっと違うことにちょっと戸惑いはあったと思います。向こうから見たら田舎者で無作法であるように見えたかもしれない。でも、どこ吹く風じゃないですけど、いろんなところにいろんな価値観があるということすら知っていた人なんじゃないかなって思うんですよね。だから相手に対して失礼がないように生きていきたいって、人間としての根底の部分を見つめているというか。良かれと思ってやっていることが向こうから見たら空気の読めないやつみたいになってしまう感じも、どこかチャーミングに映っていたらうれしいなと思います。僕がつくっている部分もありますが、空気なんてそんなに読まなくていいんじゃないの、でも大切なものはちゃんと見つめているんだよっていう義仲の生き方には、自分自身にも刺激になっている部分はありますね。

息子・源義高への思い。

演じ終わったあとにもっとスキンシップがあってもよかったかなとか、いろいろすごく感じたんですよね。でも、の中であまり説明しすぎるのもよくないかなと。まさか「行ってこい」と人質にしたときが最後の別れになるとは思ってもいなかったし、当然のようにまた会えて一緒に生活していくと思っていたと思うので、あまりベタベタしなくてよかったのかなとも思ったり…(笑)。
義高の撮影は見たかったんですけど立ち会えなかったんです。「父を信じろ」と言って人質に出した息子なので、見ていたら結構ぐっときていたと思いますね。

「鎌倉殿の13人」で木曽義仲を演じたことについて。

誇りになりました。いわゆるメインのところに対して、味方なのか敵なのかというような存在として物語に出られたことは、すごくうれしいですね。しっかり物語をひっかき回さないといけないし、ただ奇をてらっただけのキャラクターにしてもいけないし、主人公である北条義時にしっかり苦悩してもらう存在にもならないといけない。視聴者の方にそこの部分で楽しんでいただかないといけないというところも、この役をやらせていただけたのはとても光栄ですね。
歴史というのは伝えられ方が曖昧じゃないですか。その中の一つの説が有力な説と解釈される。木曽義仲の人生は大河ドラマでもちょっと出るくらいであまり語られることはないですが、ちゃんといろんなことを調べたうえで、こういう人だったんじゃないかという自分の解釈のもと「鎌倉殿の13人」で義仲を演じられたのはすごくうれしかったです。僕個人としては、実際もこれに近かったんじゃないかなと強く信じています。

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